>>572
> いやだからね、インド人に組んでもらうソフトの設計をしているのはアメリカの会社でしょ。
>
> ましてや、軍用の機器はハードソフト共にトライアンドエラーを繰り返して時間をかけて積み重ねるものだから、前身となるものをインドが研究も開発もしてない以上インドがいきなり最先端の技術を持ってるなんて絵空事でしかないでしょ。

AdaでもCでも良いがプログラミング言語で書かれたプログラムコードはハードでは製品に相当するのでなく詳細な設計図なのだよ
ソフトウェアでインド人がやっている業務を「プログラムを組んでいる」と言うがそれはハード製品での製品組み立てとは全く違う
ハード製品の指定された部品を使用しての製品組み立て(アセンブル)作業では重要なノウハウは部品やその材質にあるケースが多いが
プログラムコードを組ませるということはソフトウェアについての具体的なノウハウの多くの部分はコードを書いているインド企業が握るのだ

君の最初の1文のアメリカの会社がやってる「設計」はソフトウェアの仕様策定やら概略設計までであってハードで言う全ての設計図に
相当する設計作業をアメリカの会社がやっているわけじゃない
むしろ煩雑で膨大な設計作業のほとんどはインド人に委ねているのだ
だからソフトウェアの外注は恐ろしいのだ
本当に重要なノウハウのほとんどは外注先に握られてしまうからね

日本がソフトウェアで没落した原因は正にその点にある
かつてメインフレーマーと呼ばれたF, H, Nの3社(の大型計算機向けソフトウェア開発部門)を頂点とする日本の計算機業界では
ソフトを組むのを下請けに丸投げしてふんぞり返る仕組み、つまり現在で言うところのIT土方業界の実態を作り上げた

その結果、ソフトのノウハウを実際に持っている下請けの開発者は金銭的にも社会的にも全く報われない仕組みが出来上がり
ソフトウェア業界に優秀な人材がこなくなり、例えば東京大学の場合ならば、悪名高い進学振り分け制度の下で
情報系学部への進学志望者は激減し情報系学部へ進学する学生は一部を除き各学年の理系入学者で底辺レベルになってしまった