ずいぶん前に書いたネタだが>>852の続き。

カナダ領に入ったおれ、うろうろしていたんだが、
滝から少し離れたところは文字通り田舎町、目に入ったのは小さな警察署。
受付には制服を着てないおじさんがおり、
受付の奥にはデスクの前で、事務椅子にもたれて大いびきかいて寝てるおまわりさんが見えた。

おれ「日本から来た観光客なんだ、カナダの警察官にぜひ、お話をお伺いしたいんだが」
おじさん「ちょっと待ってくれ!」

出てきたのはくだんの、大いびきかいて寝てたおまわりさん。
「サージャント・xxだ、どんなことを訊きたいんだい?さあ、オフィスにどうぞ」

ヒマ・・・いや、サービス精神旺盛なおまわりさん、
「大変な仕事なんだけど、治安の維持って大事なことだからね、日本でもそうじゃないかい?」
「おれのバッジの下の記章を見てくれ、シャープシューターといってね、拳銃射撃のエキスパートさ」
「あ、カメラ持ってるのか、せっかく来たんだから一緒に記念写真撮ろうぜ、制帽貸してあげるから。
おーい、〇〇(受付のおじさん)シャッター押してくれないか?」

じゃ、またカナダに来てくれよ、と、微笑むおまわりさんと握手して警察署を出たんだが、
おまわりさんがシャープシューターの腕に物言わせるときが来ないどころか、
居眠りできるぐらいヒマなのは、ある意味いいことなんだよな・・・と、思ったもんだった。