C-2/P-1スレから来ました。


兵站・補給の一関連分野ではあるのだが、是非とも陸海空自衛隊の施設部隊を機動化統合化した「統合機動施設団カッコカリ」を提唱してみる。
現在、陸海空自衛隊は各個に航空隊・基地施設隊を保有し、また陸自は進路啓開の為に施設科部隊が編制されている。
だが、被害空港が基地施設隊ごと損壊し、更に空港にアクセスする道路まで一挙に損壊してしまうと、陸自施設科部隊が道路啓開しないと空港復旧が開始できない。
しかも、最初から国内外の空港まで機動的に展開して修繕復旧する能力を持つ部隊は、目下海自の機動施設隊が唯一の部隊である。
「統合機動施設団カッコカリ」は、機動施設隊の機能を中核に、陸上においても施設能力を発揮しうる部隊を編制し、以て空港復旧の機動化迅速化を目指す構想である。
加えて、目下陸海空自衛隊には存在しない能力である「船舶港湾の復旧あるいは仮設港湾の設営」も、構想の一環として任務付与する。
これにより、陸海空如何なる交通展開手段の損壊または不足不備に対しても一元的に復旧あるいは新規啓開の能力を獲得し、
以て26大綱に掲げる「統合機動防衛力」の発揮に資することを目的とする。
編制については常備統合部隊とし、大臣直轄部隊として統合幕僚監部の監督の下で大臣の指揮により活動する。
中核に団司令部を据え、隷下部隊は4個機動施設隊を目標とするが、現有の海自機動施設隊をそのまま編入する他、陸自を母体とする隊を2個、
空自基地施設隊から拠出された部隊を母体とする隊を1個編成、その上で全機動施設隊の編制は等分となるように再編される。
現有海自機動施設隊が4個分隊80名の小部隊であることから、統合機動施設団の規模は発足時点で400名前後の小規模部隊となる。