・どのみち正面投影面性が増えないことが主眼なら胴体の前に置くことが最善で
それがダメなら当然、胴体から生えてる翼前縁にオイルクーラーを置けばよい

・わざわざ胴体下面とかに「ラジエーターを生やし」抵抗源を作ることはない

といい切ってしまえば簡単ですが確かにP51の妊婦ボテ腹は冒険に見えます
またマッキも飛燕もP51も冷却不足に悩まされたので
マッキは機首移設をもくろみ、飛燕はニューギニアで「お湯沸かし」で飛べなくなり
P51もラジエーターまえに車輪カバーがさがってるとオーバーヒートするので
地上では引き上げておく、ややこしい機構を付けました

また主翼付け根はツアギの提言のごとく最善ではありますが言うは易しで
もっとも強度が必要とされた主翼付け根の分厚いメイン桁材をどうやってよけて
風を通すのか?巧みに作れたとして構造が凝ったものになる(コルセアのように)
また車輪を置きたい、武装を置きたいなど優先順位もあります

日本軍は内側折りたたみ式しか出来ませんでしたがこれも車輪が妨害し
根本の主桁などよけたりして主翼構造が複雑に弱くなりますので
主翼つけねのラジエーターは思いもよらぬことになります

できればコルセアやスカイレーダーのように後畳みにしたいと日本陸軍は思っており
また離陸時に空気抵抗で勝手にひっこむので出撃トラブルは減る
とはいえ車輪を起こす強力なモーターが必要で大戦末期にようやく試作段階でした