http://idrw.org/govt-shelves-10-b-single-engine-fighter-jet-deal-to-push-for-tejas/#more-163527
インド政府は、財源不足や国内メーカーへの仕事割り振り、外国兵器への依存を減らすなどの意図から
単発エンジン戦闘機調達計画に替わるプランとしてテジャスMk2を120〜150機程度調達することをもく
ろんでいるとのこと

テジャスへの一本化は、昨年空軍が拒否しており外国の単発エンジン戦闘機を採用してライセンス生産
を目指していたが、技術移転に関する交渉が長引いたこと、国内産業や政府の国防政策転換で方針が一
変した。空軍は外国企業だけを候補にする事を政府に訴えていたが、国防相はテジャスMk2を含むすべて
の候補を検討対象にして仕切りなおしを行うことを決定。


インド政府はどうやら本気でテジャスへの一本化を目指している模様……
しかも、一時は開発中止になったはずのテジャスMk2を採用させたいとしている

空軍がどれだけ抵抗できるのか、まさに正念場

今後の見通し
http://idrw.org/why-india-should-not-delay-its-fighter-jet-procurement/#more-163551
財政上の問題と調達コストがネックになっているので双発エンジン戦闘機を候補に復活させるという決定は
あまり意味を持たない。空軍の戦闘機不足は深刻な段階に達している。空軍では2032年までに320機以上の戦
闘機を必要としているが、そのうち200機が今回調達見直しとなった単発エンジン戦闘機になるはずだった

来年は総選挙があるので戦闘機調達決定は次の政府の仕事になる。仕切りなおしのコンペが順調に選考が進
んでも契約締結には4〜5年は要すると見られ、最初の戦闘機納入は2028年以降になるだろう

記事では周辺国の空軍近代化に対抗するには、第5世代戦闘機であるF-35の調達が望ましいと提言している


なおインド空軍はF-35調達に関心を示しているとの報道を否定。アメリカに公式にブリーフィングを要求したこ
とは無いと発言
http://idrw.org/no-request-made-to-us-for-f-35-fighter-jet-says-iaf-chief-b-s-dhanoa/#more-163583