>>285
> フォードの次から元に戻そうって言ったら就役遅れるし、そうなると噂に聞くトルーマンの早期退役案にも影響及ぼすし、
> 当然他のニミッツ級のSLEPにも。
>
> 問題は「元の路線に戻すのがいいか、このままフォードを生贄として突き進むか」で、さてそれを誰が決めるんかなと…

就役が遅れるのは仕方がない、戻せるなら戻したほうが、そうなると建造単価がべらぼうに高いフォード級じゃなくてニミッツ級増備で
良いじゃないか、という話が議会筋でも出るのは確実だ、空母としての能力はさほど違わないのだから

フォード級はニミッツ級に比べてエレベータ配置の変更に伴う飛行甲板や格納庫甲板の動線の合理化・効率化が為されたと
海軍は主張しているが、その両甲板での航空機の動線の改善が生み出す戦力としてのメリット(例えば1日にこなせるソーティ数の増大)が
半端ない建造費上昇に本当に見合うのか、というニミッツ級終了とフォード級建造の根本的なポイントを議会側は海軍に対して
徹底的に質してくるだろうな

いずれにしても、現実問題として、トルーマンの早期退役なんて馬鹿馬鹿しい無駄は有り得ない
数千億円を掛けて建造し燃料交換すれば現在どころか今後数十年間に亘り空母としてトップレベルの能力を維持できる船を設計寿命の半分で
捨てる(まあ一応はモスボールにして保存するのは確実だろうが、再就役させなければ結局は捨てることと同じ、しかもモスボール化と
モスボール状態での維持コストも別途発生する)なんてのは海軍の身勝手にも程があると誰でも考えるからね
実際、議会は与野党共に早期退役に反対だし

この件に関しては、電磁カタパルトEMALSは少なくとも既に船として完成させてしまったフォードについては現実的に換装しようがないから
EMALSの技術的な問題点をフォードで徹底的に洗い出し、ある意味ではフォードという本物の空母を試験艦の如く使ってEMALSを
技術的に完成させる以外に道はないだろうね、実際、EMALSが完成すれば蒸気カタパルトに比べてメリットは非常に大きい

EMALSより更に未熟な着艦拘束装置は元に戻すしかないだろう、そしてフォードのEMALSが技術的に成熟・完成するまでフォード級後続艦の
建造は遅延させるしかない