>>188
石橋孝夫氏の「図解〜」をざっと調べたけど、金剛型に関しては、缶が大型化したので缶数の
変化の印象ほどスペースは空かなかったようだが、艦橋後方部分の当該部は、
船底に近い部分はやはり重油タンクで、その上部に電信室、その前部が高角砲
弾薬庫。この新設は各艦共通。
三番砲塔に隣接する旧缶室部はわずかに数mスペースが開いた程度で、缶操縦室
が新設されてる。これの新設も共通。

扶桑型は艦橋後部から3番砲塔にかけてがだいぶ開いたが、やはり重油タンクと予備重油
タンクが下方の大半を占め、上部は飛行科など各科倉庫や予備糧食庫など、倉庫に使われてる
ところが多い。
伊勢型も似たようなものだが、同部に水中探信儀室や電話交換室があるのが目を引く。
また、両艦に共通するようだが、缶室のまわりにあった石炭庫が廃止され、比較的上方の下甲板
レベルの同部とかにディーゼル発電機や変圧機室など、増強された動力系設備が新設。

長門型も、二次電池室などが示されてる以外は同じ傾向。

この本では艦内区画が記号と番号で示されてて、それが何を意味するかは説明ページ
と見比べたうえで特定していかなきゃいけないので、けっこう面倒。
なので細かいところはカンベン。扶桑に関しては、やはりシコルスキー氏の図面集が
一番わかりやすい。