【海軍】局地戦闘機雷電その4 [無断転載禁止]©2ch.net
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第二次大戦中局地戦闘機雷電の機体・戦技・戦術・戦歴を語るスレです。出典明記が必須です。
前スレ
【海軍】局地戦闘機雷電その3
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/army/1421351747/ 上空から敵機に一撃かけるなら速度は出せる方がいいけど対地攻撃は低速で急降下できる方がいいのよね >>82
どうやって?飛行機にブレーキは付いていないよ?
そもそも500km/h出している状況がどういうものなのか理解した方が良い。 回転絞ればプロペラ自体もブレーキになるのだが
ほっとけば700キロ越えちまうような急降下爆撃ならダイブブレーキも必要だけどな 恒速ぺラってスロットル絞ったら回転が落ちるんじゃなくてピッチが低くなるだけだろう
ブレーキにするならエンジン止めるか逆ピッチにしないとダメじゃね? 定速ペラだとピッチの変更は自動なんでピッチコントロールレバーを動かして変えるのはぺラの回転数
飛んでる時に逆ピッチにできるのは見た事無いんだけど
航空レシプロエンジンで今の車のエンジンみたいに高回転で回るようにできてないんで回転の変更も
出力を上げる時はまずピッチコントロールレバーをフルフォワードにしてからスロットルを開く
出力を下げる時はまずスロットルを絞ってからピッチレバーを引く
逆にしたらエンジンが壊れちゃうくらいだから飛んでる時にぺラをブレーキ代わりに使うとか無理と思う 戦闘機の恒速ぺラってピッチ固定とかできるような話を見たんだけど
形式も色々あったんで操作方法も機体で違ってるんじゃね? /^l
,―-y'"'~"~"~゙´ | >85-86 飛行中にピッチを下げると、条件によっては
ヽ ;: 「プロペラがエンジンを廻す」状況になるもさ。
ミ: ´-――- ` ミ そんなときにはオーバーレブしないようにスロットルを絞るもさね。
゙, づ⌒/⌒と ミ
彡 .: : :⌒'⌒: : : ミ 自動車やバイクで高速走行中にギアを下げたときと同じもさよ。
'; (⌒):::::::::::::::: ⌒)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
自動車が走行中にリバースギアに入れる操作はあまり考えられないもさが、シフトダウンするだけでも
「エンジンと動力伝達系統を」ブレーキとして使うことは出来るもさね。
同じように、飛行機も飛行中に逆ピッチに入れることは普通はできないもさ。
しかしそんなことしなくてもピッチを下げることでプロペラとエンジンをブレーキとして使うことは可能もさ。
もちろん自動車のエンジンブレーキ操作がエンジンと動力伝達系統を壊す危険性があるのと同じく、
飛行機でもこの操作をウカツに行うとエンジンとプロペラを壊す危険性があるもさ。
機体によってはこの操作を禁止しているものもあるもさ。
また、機体によってはピッチを一杯まで上げていてもパワーダイブ時にはエンジンブレーキ状態に陥ることがあるもさ。 ああ…これは説明が難しい(笑
特殊なのは分からないんだけど一般的な定速ペラならレバー操作で任意のピッチにするのはできないのよ
スロットル操作でエンジンのトルクが変動したり大気速度の変化で自動的に回転数を維持できるピッチになるだけ
車で言うとアクセルを緩めるとタイヤの回転が下がらないように勝手にシフトアップするようなもん
だからブレーキとして期待はできないし操縦でもプロペラピッチを変更して減速なんてレクチャーは無い 「速度出しちゃったらあとはスロットル絞ろうが何しようが速度は変わらない」とゆー不思議な事態にはならないはずなのだが、
空気抵抗を打ち消すだけの推力が出せない場合はどうなるのか /^l
,―-y'"'~"~"~゙´ | >90 空気抵抗>プロペラ推力 となればもちろん減速することになるもさ。
ヽ ;:
ミ: ´-――- ` ミ
゙, づ⌒/⌒と ミ
彡 .: : :⌒'⌒: : : ミ
'; (⌒):::::::::::::::: ⌒)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ >>91
あれっ、まだ居た
相変わらずの簡潔な説明、勉強になるわ 話がズレて行ってるけど推進力が下がって速度が落ちるのをブレーキとは言わんでしょ
車みたいにエンジンの出力落としたらブレーキ効果が生まれるわけじゃないって話 着陸後の滑走距離を減らすために逆ピッチを使おうとしたのは疾風だっけ?上手くいかなかったけど >>91
スロットルを絞ると機首が下がる。そのまま降下すると速度が上がり機首
上げとなる。
放っておくと失速
この解釈でOK? 通常の水平飛行ならほぼアップトリムで飛んでるのでスロットルを開くと高度が上がり絞ると下がるだけ
推進力が全然足りないと大気迎角がストール域になって失速してポーポイズ現象を起す
その状態が言ってる状態やね /^l
,―-y'"'~"~"~゙´ | >96 スロットルを絞った後に手放ししたら最終的にどうなるかは、
ヽ ;:
ミ: ´-――- ` ミ まず機体によって違うもさ。
゙, づ⌒/⌒と ミ
彡 .: : :⌒'⌒: : : ミ そして同じ機体でも、等速水平飛行に必要な推力に対して
'; (⌒):::::::::::::::: ⌒) どれだけ絞ったかによって違うもさ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ただ一般的にはスロットルを絞って推力<空気抵抗 となったとき、
縦静安定がプラスの飛行機は位置エネルギーを運動エネルギーに転換して
スロットルを絞る前よりも低い高度での水平飛行に移行しようとするもさね。
推力<空気抵抗となるように操作し、ハンズオフ
すると、飛行機はこんな風に振舞うもさ。上下運動を始めるもさ。
減速する→機首が下がる→降下を開始する→速度が上がる→機首が上がる→降下率が減少する(改行)
→降下率がプラスに転じて高度が上がる→減速する→機首が下がる(以下略)
縦の動的安定がプラスであるなら、この上下運動の幅は時間経過と共に減少してゆき、やがて新たな飛行高度での等速水平飛行に移行するもさ。
無事に新たな高度での等速水平飛行に移行できるか、その前に墜落するかどうかは状況次第もさ。
細かいことを言うと、等速水平飛行しているように見え、乗っている人にも等速水平飛行していると感じられるときでも
この「高度の増減と加減速」は小さな振幅で常に生じているもさ。どの程度の振幅になるかは機体によって違うもさ。
長いタイムスパンで見るとき、飛行機はスラストの制御によって高度を制御するもさね。
短いタイムスパンで見ると推力の制御で速力を制御するもさ。
>95
キ44だったと思うもさ。滑走路の砂埃を吹き上げてしまって視界を塞ぐことが判り、死人が出ないうちに止めにしたもさね。 /^l
,―-y'"'~"~"~゙´ | おまけ:通常の水平飛行なら操縦桿は押し舵か、「トリムタブはダウンに入り、機体全体で見るとアップトリム」もさ。
ヽ ;:
ミ: ´-――- ` ミ 飛行機が水平飛行しているとき、主翼の吹き降ろしが水平尾翼に当たって
゙, づ⌒/⌒と ミ 水平尾翼はダウンフォースを発生するもさね。
彡 .: : :⌒'⌒: : : ミ
'; (⌒):::::::::::::::: ⌒) 勝手に機首を上げるのを防ぐために操縦桿を押すもさが、それをずっと続けるのは疲れるもさ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
仮に疲れ知らずの操縦者だとしても、他にも仕事がたくさんあるもさ。
だからトリムタブをダウンに入れて水平尾翼ダウンフォースを適正な値に調整するもさ。 >>98
説明感謝します。
私の知識は「パイロットになろう!」と全油圧系がロストした123便が行った
エンジン推力によるピッチコントロールの記録からでした。
>>99
一式陸攻の飛行中の動画を見ると水平飛行のはずなのに軽く機首上げ
しているように見えます。 /^l
,―-y'"'~"~"~゙´ | >100 水平飛行=機体軸線も水平
ヽ ;:
ミ: ´-――- ` ミ と言うことではないもさね。
゙, づ⌒/⌒と ミ
彡 .: : :⌒'⌒: : : ミ 普通、飛行機の主翼と胴体は固定されているもさ。
'; (⌒):::::::::::::::: ⌒)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
さて水平飛行を行うためにはトータル揚力=機体総重量でないといけないもさ。
揚力は対気速力の二乗に比例し揚力係数に比例もさ。
だから、水平飛行を行う速力に応じて揚力係数を調整するもさが普通は機体全体の姿勢で調整するもさ。
機首を大きく上げての低速水平飛行もあれば、機首を僅かに下げての高速水平飛行もありもさ。
このスレの主役である雷電の場合、「離陸直後に急上昇」する映像が多く残っているもさ、たいていは機首を大きく上げている映像もさ。
しかし「そのときに機首が向いている角度で上昇する」と考えてはいけないもさね。
飛行機の機体軸線と飛行方向は一致していることの方が少ないもさ。 軍板じゃ珍しく航空機の飛び方を理解してる人で良かった(笑 >>101
水平飛行=機体軸線も水平
普通にそう見がちにはなりますね >>76
試乗した米軍パイロットも急旋回したら前兆なく失速するのを問題視しているよね。 一般的な話だと旋回時は水平飛行時よりロードファクターが増加するんでバンク角に応じて失速速度も上がる
ようするに水平飛行時の失速速度よりバンクしてる時の失速速度の方が速いんでロール早い方が前兆を感じる
イミニエントストールからフルストールになるまでの猶予が短かいって事になる またややこしい話になってるなw
>>99の通常の水平飛行なら操縦桿は押し舵か、「トリムタブはダウンに入り、機体全体で見るとアップトリム
ってどういう事だよ?
操縦桿押したら機首が下がるんだろ?なに言ってんのか分からんw 半層流翼が翼根失速を招いてよくなかったんじゃないかとゆー話も…いやまてあれは雷電じゃなかったっけか? 日本で言う半層流翼は翼の付根付近が層流翼断面で翼端が通常断面になってて
翼端失速し難い工夫のはずだが >>106
戦闘機みたいに速度が出る機体なら最高速近くでダウントリムで機首下げて水平飛行する場合もあるって事
文章区切ってあるだろう
通常はアップトリムで機首をやや上げた状態で飛んでるのが普通でその時は昇降舵がタブで押し下げられて
上げ舵状態になってる
尾翼の上下モーメントでピッチのコントロールしてるんで前後のウエイトバランスはとても重要
機体ごとにウェイトvsCGエンビロップグラフが用意されてるんで積載物のバランスと重量割り出してグラフの
許容範囲に収まるようにセッティングする
割り出した値がユーティリティーカテゴリーに収まってるとアクロバット可
範囲外だと運行制限が付く >>109
いや、そのつもりだったのだが、NACAあたりのレポート見ると実はむしろ宜しくないのかも、という話が >>111
な…なんだってーAA
半層流翼って日本独特の形式で他に採用してた国は無いんだと思ってたが?
>>110…君の説明はもっと分かり難いw >>112
え?と思って読み返したらアップトリムとダウントリムの説明を書いたら長すぎたんで
削ったら説明がごっちゃになってたスマンonz~
通常飛行時はアップトリムで昇降舵がタブに押し上げられて尾翼が下がり機首上げ状態
高速飛行時はダウントリムで昇降舵がタブに押し下げられて尾翼が上がり機首下げ状態
昇降舵の向きと反対向きのキャンパーが大きくなって尾翼が上下する
タブは昇降舵の向きと反対に動く
ピッチコントローラーで見てるだけならアップトリムダウントリムてだけなんで分かり易いんだが
説明してるとこっちが混乱する(笑 >>113
自分が混乱するような説明で他人が理解できると思う方が間違ってるだろw
旧日本軍のマニュアルの分かり難さは技術屋に書かせてたからだって話だが
こんなアホな文章だったら大抵の奴は分からんだろ >106
「判らないので質問する」なら対応しようもありますが、「判らないから嘲笑を浴びせる」には対応できません。
さようなら。 まあ重要な説明でも理解できるように伝えなければ何の意味も無いのは分かる
緊急マニュアルのトップに酸素マスク着用が書かれてなかったせいで乗員全員死亡の
墜落事故を起した機もある…
分かり易いと言われてるジェプセンのフライトマニュアルは分かり難いけどコスモのは
分かり易いのは自分の頭が悪いせいだと思うけど(爆 >>115
頓珍漢な説明しかできないのは他人の書き込み見てググってるだけだから自分が理解してないんだろ
軍板で博識ぶってる馬鹿はそんなのばっかりだがw コイツただ単に煽りが大好きなだけで、内容が何であれ理解出来ないって言いたいだけなんじゃね?
>>117の単芝君ははスルーした方がいいかも >>112
半層流翼じゃないが、層流翼の翼厚や翼弦を変えて比較したのを見ると、
「…これ内翼に使って低速で大迎角にしたらアカンやつやん…」って思ったことはある >>118
いやいやwそんな事言うならお前は上の説明で理解できるんだろうな?w
素人目で見ても書き方可笑しいだろw 進んで理解する気がなければどんな説明をしても理解できないんだから >>120
説明が下手糞なのは自覚してるが理解してなくてデタラメ書いてるわけじゃないぞ
正確に言えば操縦教官でも理屈は勘違いしてる場合はある(笑 うまく説明できないのはその理屈が怪しいんじゃねって事だろ
前の方の恒速プロペラの説明してる奴二人の話が違ってて怪しいし
>>99も主翼の吹き卸が尾翼に当たってダウンフォースだとか言ってるし
T尾翼の機体だったらどうなるんだよ!?w
相手も知らんだろと思って適当な事書いてるだろw なんかワザとやってるんじゃないかっつう位無知だな
T尾翼は主翼の吹き降ろしを利用しないから面積が大きくて
重量、構造的には不利だが主翼の空気の流れの影響を受けずに済む
水平尾翼を主翼の吹き降ろしに入れるのは航空機がプロペラ推進で
速度が遅く吹き降ろしの変化が限定的だった頃のトレンド たぶん機体のダウンピッチと尾翼に発生するダウンフォースを混同してる
主翼に発生するダウンウォッシュは主に機首上げの大きい低速で尾翼を押し下げて
機首を上げる効果を起して失速を誘発し易い
機種によっては高速域で同じような現象が起きる可能性があってそんな機体は
マニュアルにも警告が書いてあるはず お前ら何でそんな珍説吹いて口裏合わせてるんだよ気持ち悪いんだよw
主翼の後流に当たると気流が乱れて安定しないから尾翼の位置を上下にズラして設計してるのに
なんでワザワザ当たる位置にしてるなんて勘違いしたんだよw
しかもトレンドwだとか滑稽すぎて吹くわw ああ…そういう意味か
いや基本的にウェークタービュランスに入る位置は避けるんだけど迎角によっては
どうしても入る
T尾翼なんかむしろ高迎角でコントロール不能になる危険が大きいくらい
それで主翼より尾翼を下に持って行ったりF-16みたいにいっそ同じ高さにして
水平飛行時に自動制御で安定させる機もある
だから設計段階で主翼のダウンウォッシュ効果を計算に入れて当たる位置に尾翼を
付けてる機もあるって事になる なんかスレと関係ない話ばっか進んでる気がするんだが 日本は戦争中彼らの航空機の品質を改善し、航空機エンジンの推力を多いに増加して、最終的に火力で
アメリカ戦闘機を上回り、終戦時、設計と実験段階で第一級の航空機を持っていた。しかしながら、航続距離、
性能、耐久性を増した信頼できる航空機の大量生産でアメリカに匹敵する広範囲な技術と工業的熟練に欠けていた。
The Japanese improved the quality of their planes during the war, greatly increased the power of their aircraft engines,
ultimately exceeded United States fighters in fire power and had first-class aircraft in the design and experimental
stage at the end of the war. They lacked, however, the widespread technical and industrial skill to match the United
States in quantity production of reliable planes with increased range, performance and durability.
http://www.anesi.com/ussbs01.htm 雷電の失速が分かり難いって話から脱線したはず
ホンダの特許出願見ると失速の前兆で一番分かり易いのは主翼から剥離した乱流が
水平尾翼に当たって起すバフェッティングらしい
いつ頃から取り入れられてる発想なのか知らんけどようするに主翼が失速起す
大気迎角と水平尾翼の位置が適切なら失速直前に操縦桿がガクガク揺れて分かる
つまり失速の分かり難い雷電やP-51はそうなってないって事になるな
ちなみに先進翼にすると翼端じゃなく翼の付け根で先に失速が起きるんで適切な高さに
水平尾翼を付けると翼全体が失速する前にバフェッティングが起きて失速予防が的確になる
ってのが特許内容だった 今どきの機体はFBWで失速はセンサー警報とスティックシェイカーだから意味の無い特許やなw >>128
苦労してそうに見えるのはF-4ファントムやな
水平尾翼に下反角、主翼は翼端だけ上反角、お前どんだけ水平きらいなのかとw
(翼端は主翼全体を再設計する余裕がなかったせいらしいが) >>132
最新の機体だと民間機でもハプティクス機能付き操縦桿になっててアクティブフィードバックで
舵の重さや振動が再現されるらしい
操縦機構の単純な軽飛行機でもパイパーの新型はオールフライングテールで水平尾翼全体が動く
だから昇降舵の重さが感じ難くて操舵量が過大になるのを防ぐために舵を切った方に動くタブが
付いてて大きく切るほど重くなるように設計してあるって話 もしも、14試陸上戦闘機の「コンセプト」のお手本がコイツだったら…
http://img.valka.cz/attachments/217/thumbs/anf_190.gif
ミューロー190C1
昭和12年7月の日本での紹介記事
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsass1934/4/27/4_27_828/_pdf
固定脚
全備重量 1290s (固定脚だけあって軽い)
主翼面積 10u
エンジン サムルソン12Vars, 444 hp
最高速 450km/h@21325ft
武装 20oモーターカノンx1+7.7mm x2
1速全開1100ps級のエンジンと組み合わせれば、500Km/h後半〜600弱は目指せるだろうな…
まぁ、高翼面荷重の軽戦闘機に仕上がるだろうが、
当時の日本の発動機開発事情から見て、最適の高速機に仕上がったかも?
三菱が、フランス系の技術動向に明るければ、史実とは異なる14試局戦が誕生してたかもね?
勿論、川西が、紫雲や強風の参考にしたとすれば、それはそれで興味深いけれど。 こういう低馬力高速のレーサー機のような性質の飛行機はスペック上の最高速は高いけど
パワー不足のため上昇力や加速が悪くて使い物にならなかったよね。 空戦で重要な加速や上昇力もカタログスペックの数値とは違うんだけどね しかし堀越が最初に試算した液冷十四試局戦、翼面荷重が小さすぎ・推定速度が大きすぎのような
1200馬力液冷であんな速度になるかいな 1200馬力で調子の良い疾風レベルの速度出すYak-3みたいのもあるし
色々割り切れば不可能ではないかも 実際の戦闘で出せる水平速度はカタログとかなり違うし機動によるロスを減らすのに
腐心した日本の設計方針はかなり適確だったと思う
米軍機は推進力で有利なのに旋回繰り返してるとどんどん不利になるから一過攻撃に
偏重するしかなかったわけでヨーロッパの空じゃ両軍共地面這い回るような高度で
格闘してたけど日本機には通用しない戦い方だった >>139
いやあれはすんごい小さいもん
日本の考えた機体規模で翼面荷重あれだけ小さくして、って考えるとものすごい無理を感じる いやYak-3は実戦で加速の良さからカタログでは最大速度で追いつけないLa-7より実質的には”速い”なんて評価されてるし
ドッグファイトでも鈍重なドイツ機相手とは言え敵なし状態だったから
色々諦めるっていうのは航続距離とか翼内武装とか高高度性能かね
武装は最終的に機首に20mm三門とかやってるけど全備重量2.7t弱で燃料300kgも積めない、全開高度3000m以下でまあ日本で使い道が無いのはわかる P-39みたいに零戦相手じゃ無理でも低空番長としてソ連で活躍みたいな例もあるし Warbirdの新しい層流翼の議論だと
翼根で胴体と干渉したり、引き込み脚の板の継ぎ目、武装や点検のパネルがあって
乱流ができやすく、翼弦が長くてレイノルズ数高めな場所では層流翼は意味なし
翼端でこそ層流翼にすべき
という意見
日本の半層流翼の話と逆なのね 高レイノルズ数だと、翼面の細かい凹凸で乱流に遷移してもが領域が狭ければ泡のようにその下流で層流に戻るから
大丈夫、という説も見たことがあるが そもそも、雷電が半層流翼にしたのは層流翼が高迎角での失速特性が相対的に良くないから
翼端失速防止に、と記憶してるが
まあ、あとでWarbirdにいこう 翼端だろうが当時の戦場の取り扱いで効果のある状態を維持できたか疑わしいんで
層流翼を使わない方が良かったで終わる話じゃないかね… >>149
そう言われてたし、実際そう考えてたのかもしれないんだけど、NACAあたりのデータを見ると
「高迎角だと確かに悪くなるけど、そんな言われるほど失速特性悪いか?」だったり
つまり層流翼について言われてたことがウソとは言わんにしてもなんか感じ違うくね? みたいな議論がされてたな >>150-151
はーん……まあ紡錘形しかり、風洞実験で組んだ理論が現実に次々敗退した時代だからなぁ 雷電の問題は
失速の前兆が分かりにくくて
操縦桿を引くと突然に高速失速するのが問題じゃね? 断面積を抑えれば面積低下、重量減少は誘導抵抗低下、ペラ後流への抵抗が減る
前下方視界の改善と良いことばかりなのは
後知恵だしなあ 紡錘型は零戦で成功してたからエンジンを大きくしてもそれだけ太くすれば何とか
て思ったのは分からなくもない… >>154
けど燃料は断面積がデカい方が積めそうな気がする P-36に先端を絞ったカウリングを付けた、カーチスXP-42というアメリカの雷電みたいな飛行機があります。
この飛行機に関する詳細な報告書NACAレポート771というのをNASAのサイトからダウンロードして、
そこから雷電やら烈風やらに関わる話を某ツイッター上で繰り広げておりました。
コメント頂いたなかにはかなり航空力学に詳しいとおぼしき御仁もおり、
あちこち話題を転々としながら会話を楽しんでいたのですが、話が「層流翼(彩雲の中島K翼型)」に触れたとたんまさに
「逆鱗に触れた」がごとき状態となりました。
「層流翼は層流が実現できなくても抵抗係数そのものが低い、ただし揚力係数も低い」
「紫電改の表面デコボコな層流翼でも従来翼型より抵抗係数が低かった」
「このような翼を一般的に低抵抗翼型と呼ぶ。層流翼という名前じたいが誤解の源」
などなど。
すみません、ちょっと言ってる意味がわからないんですが。 揚力を生むのは翼の最厚部から後ろにできる乱流で最厚部自体が後ろにあって
揚力を発生する面積が狭い方が同じ翼厚翼平面でも揚力も抵抗も小さくなる
だから層流翼型は層流を実現できなくても抵抗も揚力も小さい
それを層流翼と呼ばずに低抵抗翼型と呼ぶのは個人の勝手
そもそも乱流が全部ダメって発想が間違いとしか… 中島のKシリーズみたいに翼の線図の二次微分が不連続にならないようして
乱流の発生を抑制する手法は有りかも >>153
アメリカ軍パイロットからもそれは問題視されててよね。
急旋回したら前兆なく失速しやすいことが。 失速がわかり難い時は捻り下げの不足が原因ならストールストリップ付ければいい
水平尾翼の高さが不適切ならテールの再設計が要るけど 失速前に操縦桿がガクガク震えるのは主翼の大気迎え角が失速域に近づくと
主翼の乱流の中に尾翼が入ってバフェッティング起すように設計してるから
主翼の前縁付け根にストールストリップを付けると乱流の発生時期と強さを
変えられるんで失速の前兆を感じやすくできる
水平尾翼の取り付け位置が適切な範囲から外れてると再設計しないと望ましい
迎え角でバフェッティングを起せない場合もある むしろ当時はそれが上手くできなくてF4Uやポンバルディアの飛行艇とか後から
ストールストリップ付けてるし練習機なんかの軽飛行機には今でも付けられてる
FBWになってる機体だとスティックシェイカーって言う失速域に近づくと操縦桿を
ブルブル震わせて警告するフィードバック機能をワザワザ付けてるくらい >>158
ツィッターで「層流翼」「XP42」で検索してみましたが、それらしいやりとりが見つかりません。
何か検索のヒントをいただけないでしょうか? F4Uやカナディアの飛行艇に追加されたストールストリップは
片翼にしか無いからこれはウィングドロップ等の対策であって
失速の予兆を与える目的のものでは無い >>169
ストールストリップ自体にウイングドロップを抑える効果は無いよ
あくまで一定大気迎角で取り付け部に乱流を発生させバフェッティングを起すだけ
片方しかストールストリップが付いてない機体は片方だけバフェッティングが起きる
タイミングが遅いか分かり難いんで付けてある
それ以外の目的が無い空力デバイスなんで付けずに済むなら付けないのよ 胴体と翼根の前縁の間に斜めにストレーキを付加すると
ストールストリップのついでに大迎え角で強い渦を作って揚力増大効果とか期待できまつか? F/A-18みたいなストレーキは大迎角で意図的に大きな渦を作って主翼の気流剥離を遅らせる
工夫で似たような目的の前縁スラットより高速域で有利だとか
ただストレーキがストールスリップと同様のバフェッティングを起こすには意図的に適切な
迎角になった時に乱流を発生するように設計しないといけない 理屈としては「うまくできていれば」渦流によって失速を遅らせることはできるハズ 翼の付け根で失速を遅らせると旋回半径が小さくなるけどその分翼端で失速が起きるまでの
余裕が減るんで一気にストールして姿勢を崩す可能性が高くなる
むしろ付け根で徐々に失速が起きるのは危険じゃなくて翼端失速でエルロンが効かなくなって
コントロール不能になるのを避けるために主翼の捻り下げが付いてる >>170
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Stall_strips
ttp://www.boldmethod.com/learn-to-fly/aircraft-systems/stall-strips/
ttp://ntrs.nasa.gov/archive/nasa/casi.ntrs.nasa.gov/19930091906.pdf >>176
>>170で書いてあるストールストリップの説明と同じなんだけど何か疑問でもあったかな? 「日本は私たちを忘れなかった」台湾の元少年工に勲章伝達
【政治】 2013/06/17 19:19
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201306170007.aspx
http://img5.cna.com.tw/Japan/Photos/JpnNews/201306/20130625162520.jpg
(台北 17日 中央社)日本政府の今年春の叙勲で旭日小綬章を受章した台湾高座台日交流協会の李雪峰理事長(86、左5)への伝達式が17日、日本の出先機関である交流協会台北事務所であり、樽井澄夫代表(大使に相当)から勲記と勲章が伝達された。
戦中に台湾少年工として日本の海軍工場で働いた李さんは「日本は私たちを忘れなかった、とれも嬉しい」と挨拶し、当時製造した戦闘機「雷電」をモチーフにしたネクタイで笑顔を見せた。
台湾高座会は、台湾の元少年工らの同窓組織。第二次世界大戦末期の1943年、台湾から8000人以上の少年が工場要員として“内地”入りし、神奈川県の高座海軍工場で訓練を受け、各地で戦闘機の生産に従事した。
リーダーだった李雪峰さんは帰台後も日本との交流を願い、結社が禁じられていた戦後の台湾で仲間たちと連絡を取り合い、戒厳令解除翌年の1988年に高座会を立ち上げた。定期的に日本で大会を開き、また日本各地の民間団体と交流し台日の友情を育んできた。
「日本統治下の台湾で厳しくも愛にあふれた教育を受けた、日本人であることを誇りに思っていた」という李さんの自慢は、有能な少年工として雷電の製造に奮闘した日々。
メンバーは高齢化し、設立当初は3000人を超えた会員数も今では1000人以下になってしまったが、この日、会場には20人以上の仲間がそろいのネクタイで駆けつけた。
空をイメージする上品な濃紺に、銀色の雷電が光るネクタイに話を向けると、緊張気味だった李さんはようやく顔をほころばせ、日本語でこう語った。
「2000年に記念品として作りました。雷電は私たちの誇りであり、最高の想い出。何の約束もしていませんが、今日はこのネクタイの日だとみな分かっているんです」。
(高野華恵)
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