海・航空・陸上戦考察スレ 軍事戦略・作戦・戦術 24 [無断転載禁止]©2ch.net
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陸上戦闘は如何に戦われるのか? 海戦は? 航空戦は? 史上のあの戦いにおいて、勝利する方策は? 近現代の陸上戦闘・海戦・航空戦について真剣に考察しましょう。 初心者から本職まで、幅広く参加者募集。 煽動者は黙殺、勘違いには罵倒ではなく善導で。 現職・元職は保全に注意しつつ、広い心でご参加を。 ※軍事戦略(Military Strategy)、戦域(Theater)、作戦(Operation)、戦術(Tactics)、技術(Technical) について主に扱うスレッドです。 世界観・展望(Vision)、政策(Policy)、国家戦略・大戦略(Grand Strategy)の言及は控えて下さい。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 前スレ 海・航空・陸上戦考察スレ 軍事戦略・作戦・戦術 23 http://echo.2ch.net/test/read.cgi/army/1487234784/ VIPQ2_EXTDAT: default:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured >>613 例を挙がれば、私見だけど、仮に第二次朝鮮戦争が起こるの場合、今の米軍と韓国+日本の連合軍、仮に将軍様を殺すことや朝鮮人民軍を撃滅することをできるでも、北朝鮮の国家その物を制圧する能力はない。 何せ国家と共産党のイデオロギーを制圧する政治作戦理論と戦力はない。 逆に北の将軍様を無闇に殺した場合、朝鮮民主主義人民共和国を公式降伏される手段を失う、イラク戦争の失敗を繰り返す。 その場合、特に韓国と日本はデラーズ・フリート……間違った、抵抗し続ける北朝鮮残党の核報復テロを食らうの可能性が高い。 同時に持つ中国とロシアはその局面を利用して、秘密裏で北朝鮮残党を支援し、第二第三の北朝鮮政権を作り出すだろう。 北朝鮮を制圧するの最善策は、将軍様を生け捕り、将軍様の口から敗北宣言を引き出すことだ。 現在進行式ISISも宗教総力戦を実行していると言える、彼らはネットに通じて敵国内に信者を作って、信者による自殺テロを報復兵器代わりに利用している。 しかも宗教聖戦は何らかの中央機関に統制されていない、ナチ党や共産党よりたちが悪い。 ISISが滅んでも神は滅びない、ISISを倒してもいずれ第二第三のISISが現れるだろう。 そのような姿が見えないの亡霊を対抗するために、破れた敵のイデオロギー上手く抑え、現地で協力者と共に新しい国家と政府を作り出すの政治作戦と民事作戦の能力が必要だ。 ソ連ロシアはこれに関してすでに理論を纏めた、軍事作戦はあくまで政治行動の一部に過ぎないの概念を徹底している。 しかし、民主主義国家で思想弾圧、言論統制、人権侵害を含めるの政治作戦理論研究が困難だ。 >>613 > 無人兵器と秘密警察 空に飛ぶカメラは人々の動きを監視できるでも、人々の心まで覗かない。 しかし東ドイツであなたの親が国家保安省シュタージの非公式協力者になるため、あなたが漏れた心の声や黒歴史ノートは知らないうちにシュタージに提出される。 そしてシュタージはあなたの心を改造して、あなたが新しい協力者になる。 話を戻せば、政治作戦を専門にする政治将校システムは軍内部の秘密警察としても機能する。 台湾軍の政治将校は心理戦の訓練を受ける、副次効果に部隊の心理カウンセラー任務を担当するが、秘密警察の側面と心理戦専門家のことが周知される故にあまり信用されていないが、意思が弱いや政治思想をあまり持っていない人の心を動かす能力は確かにある 冷戦時代、政治将校たちが兵士達の内で「協力者」を作ることが未だに悪名高いの理由の一つだ。 実際少し前まで思想弾圧、言論統制、人権侵害の独裁政権に統治された私から言えば、政治作戦は有効だけど、あれはフォースのダークサイドだ。 人を殺すではなく人の心を操るため、伝統軍事作戦より現代戦の暗黒面と言える。 ちなみに中華民国軍政治将校システムの創始者は蒋経国、彼はソ連に留学した。 >>614 Gガンは日本ロボットアニメの一つの到達点だ。 東方不敗暁に死すのシーンを数十回見た。 欝対策と暗黒面に堕ちないためにそのシーンを見ることは実に有効だ。 人を殺すではなく人の心を操るっていうのはソ連/ロシアの戦略や作戦術にも通用するものがありそうだな 敵戦力の殲滅よりも敵の意思決定システムを支配して交戦意志を破砕するということか 日本では難しいだろうな。taiwanの人は日本のメディアの記事をよく読むらしいからご存知だろうが、日本では無政府主義者から沖縄独立論者に至るまで絶賛放置状態だし クラウゼヴィッツより孫子読む方がいいのかなぁ。 孫子でいい書籍ないかな? 銀英伝はみなかったですか? >615 >ソ連ロシアはこれに関してすでに理論を纏めた、軍事作戦はあくまで政治行動の一部に過ぎないの概念を徹底している。 もともとの国是が世界革命ですしw 革命≒新国家体制の成立 立ち上がれ!全世界の労農者よ! (WW2前には武装蜂起のマニュアルまで地下組織向けに独で発行の体裁で地下配布w) >617 >人を殺すではなく人の心を操るっていうのは それ、マニューバーの本質 なぜ政治用語にマニューバーがあるのかというw マニューバーは本来、計略を伴う移動や行動のことです。 単なる火力発揮の為の移動じゃないのです。 ナポレオンの言う所の位置取りの戦争っすよ。 (マハンもよく言ってる) >>619 1970年代ソ連全盛期の赤色テロが実際ヤバイだな。 アメリカがベトナムと中南米から、欧州諸国が植民地から敗退した時期でもあるので、民族主義と上手くミックスした共産主義の脅威が最高潮になった。 日本で赤軍テロが発生したもこの時期だな。個人的には日本警察があさま山荘事件での生き捕まり方針を高く評価している、犠牲者出たが、犯人たちを生き捕まったこそ、赤軍の実態を突きとめた。 幾つの共産党系ゲリラマニュアルと指南書を入手したが、それは実に理論と戦術をよく纏めた。 例えばこれは良くも悪くも読むべき本だ。これを読めばあなたも一人前のナチスレイヤーになれるぞ! https://www.amazon.co.jp/dp/4562048433 赤軍ゲリラ・マニュアル 共産党系マニュアル本の欠点は政治指導説教が長い。名将ヴォー・グエン・ザップの本も例外じゃない。 https://www.amazon.co.jp/dp/4122060265/ 人民の戦争・人民の軍隊 - ヴェトナム人民軍の戦略・戦術 しかしその長い政治指導が機能したのも事実だ。共産党系の軍隊では部隊の士気と忠誠心を高めるため、暇があったら、政治将校の指導下でグループを作って政治教育と議論を行う。 台湾軍ではそのシステムを取り入れ、現在でも週一回で軍の政策を伝達するための番組を視聴する必要がある。(内容が昔より政治指導の意味が薄くなった) ちなみに冷戦時代の台湾であの手の赤軍本を持ったら間違いなく共産党スパイとして逮捕される。w >>617 民主主義国家は政府に都合が悪い政治活動でもある程度放置しなければならない、それは弱みでもあり強みでもある。敵の政治工作をを受けやすいが、自浄作用も期待できる。 冷戦時代の台湾で台湾独立論者は逮捕や暗殺される。最悪のケースは入獄中で家族が謎の暗殺者によって皆殺された、未だに犯人が分からない。 しかし現在の台湾で五星紅旗を揚げる政治団体さえある。 台湾は現在でも中国から思想弾圧と政治工作を受けている、冗談抜き、ネットで中国からの思想工作員が活動している。すでに戒厳を解除したため、言論統制でそれを取り締まることはできない、うそはうそであると見抜ける能力を鍛えるしかない。 中国国内ネットは厳しく統制されている、政府に都合悪い事件が発生したら、工作員が情報を捻って、言論を誘導する。ネット工作マニュアルは実在だ。 >>619 1970-80年代ソ連全盛期の赤色テロが実際ヤバイ、イタリアの元首相とNATO指揮官さえ誘拐された。 アメリカがベトナムと中南米から、欧州諸国が植民地から敗退した時期でもあるので、民族主義と上手くミックスした共産主義の脅威が最高潮になった。 日本で赤軍テロが発生したもこの時期だな。個人的には日本警察があさま山荘事件での生き捕まり方針を高く評価している。 幾つの共産党系ゲリラマニュアルと指南書を入手したが、それは実に理論と戦術をよく纏めた。 例えばこれは良くも悪くも読むべき本だ。これを読めばあなたも一人前のナチスレイヤーになれるぞ! https://www.amazon.co.jp/dp/4562048433 赤軍ゲリラ・マニュアル 共産党系マニュアル本の欠点は政治指導説教が長い。名将ヴォー・グエン・ザップの本も例外じゃない。 https://www.amazon.co.jp/dp/4122060265/ 人民の戦争・人民の軍隊 - ヴェトナム人民軍の戦略・戦術 しかしその長い政治指導が機能したのも事実だ。共産党系の軍隊では部隊の士気と忠誠心を高めるため、暇があったら、政治将校の指導下でグループを作って政治教育と議論を行う。 台湾軍ではそのシステムを取り入れ、現在でも週一回で軍の政策を伝達するための番組を視聴する必要がある。(内容が昔より政治指導の意味が薄くなった) 冷戦時代の台湾であの手の赤軍本を持ったら間違いなく共産党スパイとして逮捕される。w >>617 民主主義国家は政府に都合が悪い政治活動でもある程度放置しなければならない、それは弱みでもあり強みでもある。敵から政治工作を受けやすいが、自浄作用も期待できる。 冷戦時代の台湾で台湾独立論者は逮捕や暗殺される。最悪のケースは入獄中で家族が謎の暗殺者によって皆殺された、未だに犯人が分からない。 しかし現在の台湾で五星紅旗を揚げる政治団体さえある。 台湾は現在でも中国から思想弾圧と政治工作を受けている、冗談抜き、ネットで中国からの思想工作員が活動している。すでに戒厳を解除したため、言論統制でそれを取り締まることはできない、うそはうそであると見抜ける能力を鍛えるしかない。 その一方、中国国内ネットは公開ではあるが厳しく統制されている、政府に都合悪い事件が発生したら、工作員が情報を捻って、言論を誘導する。ネット工作マニュアルの実在が確認された。 回線状態が悪いので連投済まない。 最近2chの無料海外投稿規制が厳しくなった、これからは投稿を減って、ある程度ROM専に戻るつまりだ。 >>618 知り合いが銀英伝を「政治の入門教科書」として評価したことがある、あれは実にいい小説だ、アニメの出来も素晴らしい。 お勧めの本に、全体主義の言論統制を解説する古典、ジョージ・オーウェルの小説『動物農場』と『1984年』は未だに読むべき傑作だ。 オーウェルはスペイン内戦の人民戦線帰還兵で、共産主義に失望した分で、その手口を実によく分析した。 共産主義の政治と軍事理論研究の前提は狂信的だけど、神を信じないの分に、合理主義的な部分が多く、参考価値が高い。 しかし個人の価値と判断を無視し、自分たちの組織を過信するなど全体主義的な欠点もあるため、組織が機能しないと戦力が失う。この小部隊同士と準軍事組織の戦いが主流になる時代で、「組織頼り」の特性に制限される、作戦を立てないと動かない。 ソ連が開発した組織的浸透攻撃と心理戦工作を対抗するために、各部隊の自主判断能力と連携能力を上がるのは正解だ。しかし統制されていない自発行動がどうやって連携を取る、さらに暴走を抑えるのが難点だ。 戦術教育を徹底し、オンラインFPSやRTSのような熟練度を高めて無言の連携を達成し、あとやはりイデオロギーと愛国心、忠誠心など抽象的精神主義で仲間を纏めるしかない。ヤン艦隊のような自発的な「伊達と酔狂」で戦争する気迫が必要だ。 小部隊同士の戦いで優位に立つ、敵の浸透と工作を食い止めば、後に続く大攻勢を事前に防ぐ。 軍事面の話に戻ると、浸透攻撃対策として、朝鮮戦争初期での連合軍敗走、ベトナム戦争でテト攻勢に対する反撃が参考になる。 当時で大規模浸透攻撃が許され、守備側がパニックが起きる、混乱に陥ったが、攻撃側の継戦力不足もあるが、幾つの部隊と将校の死に物狂いの行動が局地で攻勢を食い止め、反撃の狼煙を上げた、士気を再建した。 私にとってディーン将軍のT-34撃破戦と白善Yの師団長突撃は涙なしでは読めない。 しかし物理的制限あるので、実戦で圧倒的なソ連式集中攻撃を食い止めることは「勇気を持つ優勢火力」しかできない。 「Stand and Fight」の精神と支援火力召喚術が必要だ。 いつの間にか銀英伝スレに。 ファンタジーとしては面白いが、ラグナロク思想は迷惑。 あんなのはベルリンで拳銃自殺したチョビ髭でたくさん。 伝説どころか、歴史も終わってるというのがヘーゲル右派(つまり現代軍事思想)の思想です。 言論の自由の隙をついて浸透するのは本来何らかのアクションを起こす際の必要条件だろうけれど あまりにも長く同様の言論が三面記事に載るような状況が続けば誰一人真に受けようとしなくなる 日本の駅前の共産党も右翼も大道芸人も路上ライブも大して変わらないどころか 大道芸人や路上ライブのほうが人が集まってコミュニケーションが生じる始末 ただのルーチンに陥ってありふれた日常の一コマに落ち込んでいく そうなってしまえばだれも話など聞かなくなっていく その一方で街中で活動すれば当然に公安は尻尾を捕まえてしまう 一瞬だけ盛り上がったのは原発事故のときだったけれど 結局東電の聞き分けの良さというか金払いの良さで 仲間のはずの被災者相手に渡された金の分け前巡って争う始末 果ては普段は隠れていたはずの一派まで穴倉から出てきて公安にお縄になった 平和が長ければ長いほど民主主義勢力は浸透を浄化せずとも無効化していくのが実際に起こっていることかと 韓国人の親北勢力ですら南側の国力が北に劣ると思っている奴は居ない 偉大なる南側の俺が北の支配となれば重用されるに違いないという幻想の類を抱えているに過ぎない 言論の自由市場に異質なものを流し込んでもエントロピー増大則の前では 放置した後に都合よくエネルギーを取り出すなど無理 クラウゼヴィッツを殲滅戦思想と結びつけるのも卒業しよう。 殲滅戦は、プロイセンでは本流のフリードリヒ大王のように理性絶体の啓蒙主義の思想。 戦争を全てコンロールできるから機動に次ぐ各個撃破で殲滅可能とする。 クラウゼヴィッツは、前衛、後衛、斥候、襲撃で活躍した猟兵部隊(イェーガー)の出身。 出自怪しげな、なんちゃって「フォン」。 戦争が不確実性と摩擦の塊なのを体現してる人なんで、殲滅戦なんて発想として出てこない。 ただし「戦争論」は、フリードリヒ大王に媚びざるを得ない(一応、ホーレンツォルレン家家の臣下だし)ので、内心は批判的な行間を読む楽しさがある。 冷戦ネタに一つ、詳しいことが分からない噂だけど、冷戦時代で台湾の政治作戦学校はCIAとの関係が深く、友好国に反共政治作戦の訓練を提供した。 マヌエル・ノリエガ、サッダーム・フセイン、ムアンマル・カッザーフィーなどかつてアメリカに協力した有名な独裁者は一青年将校時代で台湾に来てその訓練を受けたと言われている。 しかし出入りが多い、機密のために記録が少なく、確証はない。 その政治作戦学校を設立した人は他ならない、ソ連に留学した蒋経国だ。 ソ連が始まった政治作戦研究の有効性が高い。しかし軍人による政治作戦研究は文民統制の原則を侵害するのは難点だ。上の人達が実際に軍事クーデターを起こした。 一党独裁政権に置いて、多くの場合は、軍人も文官も独裁政党に入れ、独裁政党によって統制されることでこの問題を解決する。(それで政党に参加しない幹部は高く昇進できない) ソ連でフルシチョフとブレジネフなど最高指導者は政治将校出身者だ。 >>625 あなたが言った通り、人々が心の余裕あり、不自由なく暮らしているの言論自由社会で、外来的な心理と政治工作、世論操作は資源が足りないと効果が薄く、最終的には無力化されることが多い。 しかしその一方、豊富な資源に支持され、上手く社会に浸透した心理政治工作が物理武力脅威と結合すれば、革命や叛乱を引き起こすことは可能だ。 冷戦時代から今に至るまで数々の叛乱と代理戦争がそれを証明した。 冷戦時代では赤軍テロと共産党主導な叛乱、最近ではイスラム過激派団体の蜂起。 歴史を見れば、特に経済が悪く、天災が相次ぎ、人の心が不安に満ちた時代で、経文のような繰り返されたイデオロギーと宗教の言葉は実際に魔力があるだから困る。 イデオロギー同士の戦争でイデオロギーを制御できない限り、戦争が終わらない。 実際勢力が極めて弱くなったが、ナチの亡霊さえ生き続けている。 フリーリヒ大王の時代の戦争こそ"殲滅戦"とは程遠い戦争でしょ ロイテンの戦いとかは派手だけど実際の7年戦争の殆どが相手の後方連絡線を叩いて敵軍を離散させることに終始してる (選抜徴兵が始まってるといえ補給が切れるとすぐいなくなる傭兵が兵隊の主力だしね) そもそもフリーリヒ大王は自らの思想やノウハウを他国に真似されないようにわざと間違えて複雑かつ教条的に著書に遺してて それに大王死後のプロイセン軍が自家中毒起こしてグダグダになった経緯があるんで 大王の思想とナポレオンにボコボコにされたプロイセン軍の軍事思想は違うものだし >>631 >超限戦 超限戦はどちらというと「ISISの手口+サイバー攻撃」的な思想、本来は以弱抗強(弱くでも強い敵と対抗できる)の発想で、ゲリラ戦や人民戦争の思想に近い。大国のイメージに相応しくないので、2000年代後半すでに中国の研究論文から消えた。 ソ連ロシア式の侵攻戦略で、浸透攻撃と心理工作はあくまで大攻勢の先導、浸透攻撃も正規軍によって支援されている。その目的は敵国の麻痺と無力化。政府機関、交通施設、テレビ局など発信施設、警察局など治安機関、を最優先に占領する。 意外かもしれないが、敵の軍隊は最優先攻撃目標ではない、無力化や足止めできれば、暫く無視してもかまわない。2014年クリミア侵攻はその好例だ。 ゲリラコマンドとサイバー攻撃の戦術パートは確かに超限戦と似てるが、より計画的、大規模、かつ戦略目標の指向性は明確だ。 ソ連ロシア本家以外、ベトナム戦争のテト攻勢が一番の好例だ。テト攻勢の作戦自体はベトコン勢の戦力不足とアメリカ軍はチートなどの原因で失敗に終わったが、戦略レベルでの影響が高い。 テト攻勢は一時的にも奇襲によりアメリカ大使館を占領した。特にフエで計画的に南ベトナム政府関係者を大量逮捕処刑した事件は、ソ連系侵攻作戦理論の特徴と言える。軍事作戦の政治目標は非常に明白だ。 ソ連本家で、1978年ソ連アフガン侵攻で大統領暗殺が最優先目標のも、この特徴をよく表現した。 しかしアフガン政府の瓦解と再現を成功したが、流石に当時で機械化戦争を重視するソ連軍は、厳しいで有名のアフガン全土を制圧するに歩兵の戦力が足りない。 アメリカ軍では政治作戦、民事作戦の研究は、SOCOM系、CIAなどの部門に分散され、さらに文民統制により強く制約された。正規軍の一般部隊は政治と民事作戦のノウハウが少ない。 2003年イラク侵攻のように、軍事作戦を立てる時に政治目標も当然あるが、それより敵正規軍の撃滅を重視する。イラク政府とその残党の無力化が遅く、さらにイラク政府の再建が計画的ではない、これは後で長く苦戦した原因だ。 例えば、2003年イラク侵攻がソ連式で行くなら、サッダーム・フセインは作戦初日で死亡あるいは逮捕される。 当時で笑いネタされたムハンマド・サッハーフ情報相もテレビに映ることはないだろう、なにせテレビ局はアメリカ特殊部隊によって占領あるいは破壊される。かわりに降伏勧告や「イラク軍総崩れしたぞ!」などの偽ニュースが流れる。 日本がそのような攻撃を受けたら、まず謎の民間警備員たちがテレ東を占拠する、銃でスタッフを脅して、アニメ放送を打ち切り、ニセ特番を流す。これによって「日本オワタぞ、あまえら降伏しろ!」の雰囲気を作り出す。 いや、当然、半分はジョークだけど、とにかくこのような発想がソ連式だ。 武力蜂起の手法そのままですけどねw ただ、最近の事例は勢力を相手に明確に判らせないことで、相手側となにより世界の政治混乱を誘発 周辺域からの武力介入の判断や決定を遅らせ、周囲が事実確認に手間取る間に既成事実化をもくろみます。 なお、軍事面でもソ連式の流れで進化 ソ連はもともと相手より機動性を重視し、完全機械化されつつも小型化された編制を「多数」保有することにより行動の柔軟性を得てきました。 (総体としては相手を圧倒する大部隊ですが、作戦単位の師団や旅団は相手より小型) (IDFでも過去に戦術的な柔軟性を追求し、戦車部隊は同数戦車を保有していても、少数の大型小隊(5輌小隊)より、小型小隊(3輌小隊)にして全体の小隊数を増やし中隊自体を増やす方が良いと結論) ウクライナではついに「大隊」が作戦の基本単位となり、独立した多数の大隊を滲透させた模様 (つまり大隊規模の機械化された浸透戦術) しかも、各大隊には強力な火力支援が行われ、抵抗拠点には容赦なくロケットが降り注いだ模様 (TOS-1とかも投入。大隊規模の抵抗拠点は瞬時に制圧されたそうです) なお、スペツナズなどの特殊部隊はグルジア同様に本格的な侵攻開始前に滲透し、いつものように敵をかき回してます。 (これもいつもの事で、実は北朝鮮の特殊部隊重用の起源は、旧ソ連軍だったりします) このあたりが>598 の記事の背景です。 既存概念の「民事・心理戦」でカテゴライズして良いのでは。 幕僚系列にも専門のスタッフがいて(J-9)、普通に駆け引きしてると。 未熟な軍が喰われるだけで。 戦車小隊は、やっぱ古典的4両編成が「正義」。 空軍の戦闘機が2機のロッテ(米だとエレメント)を組み合わせて、4機のシュバルムを構成するのと同様。 2つに割って敵の側面を狙えるしな。 政府をどさくさに挿げ替え・設立 行政・報道機関の特殊部隊による乗っ取り 混乱で従属先が浮動化した軍の各部隊を個別に降伏、可能なら自陣営に編入 住民を相互監視により支配 ここらへんをNATO側とロシア双方が実行したのが最近だとウクライナだよね >>637 それとは主導権の意味が違う、ソ連式では政治将校と国家保安機関が立てる政治と民事作戦の優位性が明白で、軍事作戦はそれに従う。(なぜなら党が主導権を握る) アメリカ軍人のイラク戦争回想録をいくつを見た感想は、アメリカ軍人は不慣れな民事作戦任務への心理抵抗があると感じる、正々堂々なガンファイトして、敵を撃滅したい気持ちが強い。(劣勢になると敵が持ったない支援火力を要請して敵を圧倒するだが) なぜなら、イラク戦争以前でそのような教育訓練しか受けていない。 SOCOM系部隊ならCIA主導の作戦に慣れているが、一般部隊はやはり政治性の意味ある作戦になれていない。 >>639 の文面考えてたら先に書かれちゃったww ウクライナは支配地域の推移の見たらきれいに縦深戦術理論が極まった感あったけど 細分化による柔軟性がキーだったんだね 情報通信技術の発展が実現したのかな あと電波妨害とかの電子的なC4ISRへの攻撃が深刻だったって聞くけど そこら辺って情報出てる? >>641 流石に通信技術問題の詳細は専門職しか分からない。 しかしサイバー攻撃以外にここで私が知っていることを一つ、通信技術専門職はスパイ活動の最優先目標だ。通信界隈では「ソーシャル・エンジニアリング」と呼ばれる、広義的ハッキング手段でもある。 チェルシー・マニング機密漏洩事件のように、通信システム自体に侵入できる技術なくでも、権限ある人を利用すれば、通信システム内部に侵入できる。 >>642 前にtaiwanさんが言ってたけど台湾軍ではC4I化はあまり進んでないらしいね こういったアナログな軍隊の方が却って強力だったりするんだろうか >>643 C4ISRが日本アメリカほど先進ではないの話だ。詳細分からないが海軍と空軍は当然陸軍より先進だ。 しかし海外の犯罪組織は警察の監視をよけるためにあえて旧式携帯電話を使う話が実在している、その考えは一理がある。 あとサイバー攻撃に関して、軍隊に限った話ではないが、台湾は中国の網軍と長年に渡って死闘している。 台湾がサイバー攻撃された回数が日本より上回る、2016年全世界のサイバー攻撃の20%が台湾に集中したと報道された。 台湾は一応通信産業の発展が早く、民間でのサイバー防御はかなり進んでる。 1998年で100万台のPCを破壊したチェルノブイリコンピュータウイルスは台湾製だな。犯人は改心した後サイバーセキュリティ産業に注力している。 普通にMETT-TC(民事)の問題として状況判断するだけで、新規性があるとは。 サイバー以前に軍用通信ネットワーク自体の限界が見えてるんだよね。 軍がプロバイダーを運営できるかと言えば、費用対効果上それは無理。 一件のオーダーが年間数千億円規模だし。 今後も、常に不完全な通信ネットワークの中で戦うことになる。 サイバーも不完全さを助長する外乱の一種で。 真に革新的なのは自律制御でしょ。(本も出てるが(パックボット)) これは、完全にポスト・クラウゼヴィッツだと思う。 重心もへったくれも無くなるし。 ただし、知性の本質が解明された段階で、まだ「戦争」というものが起こりえるかという。 これが不完全な内は、まだまだ戦争は続く。 >サイバー戦 上で上げたグルジア侵攻の論文では、単純なDDOS攻撃でも十分に効果を上げたとあります。 単純なDDOS攻撃であってもターゲットを評定できれば過大な通信負荷を与えられます。 攻撃を受けた側は回線遮断などで簡単にシステムを防護することができますが、 それは自らのシステムからの情報発信が出来なくなることを意味しますので 砲兵による制圧ににたような、一時的なシステムの制圧に近い効果を得ることができます。 まあ、こんなのは以前の韓国ネット民と、2ChVIP民との民間えせサイバー紛争でも観測された事にすぎませんがwwww >347 >真に革新的なのは自律制御でしょ。 任務を自己の判断で行う。 任務指揮と何が違うのですかw なお、その任務を出す最終的な軍事指導部や政治指指導部という重心は無くなる事はありませんので・・・ もし、そこさえも「自立制御」させるという事は、人類すべてが人口知能の意思決定に従うという事でありますので その前にその可否を問う人類間の争いが起きますな。 なに、その人類終末的ターミネータースカイネットディストピア >>644 そういえばSECCONなどのハッカーコンテストでは台湾強いよな 先日東京で開催された大会では韓国、中国、台湾がトップだった 日本人のチームは守りは強いけど攻めになると弱いという傾向があるらしい 電脳世界でも専守防衛なのかよ(苦笑) Fourth-generation warfare https://en.m.wikipedia.org/wiki/Fourth-generation_warfare maneuver warfareの提唱者の一人、ウィリアム・リンドによれば、 第一世代戦争:横隊・縱隊戦術 第二世代戦争:線型の火力と機動の戦術(火力戦) 第三世代戦争:迂回等による滲透(機動戦) ときて、第四世代戦争は、「政府の枠組を越えた闘争」という救いの無い戦争観を描く。 "線形の火力と機動"ってどういう意味なんですかね? ただし、「歴史の終わり」(フランシス・フクヤマ)が示すように、時代を追うごとに、自由主義・民主主義・市場経済の優位性が明白になり、自由・民主主義諸国間での戦争が漸減携行にあることも確か。 戦争が起きるのは、その外部の非民主主義の国と。 作戦・戦術的には、戦争の意思決定の中枢が下へ下へと拡散し、戦略的には自由・民進主義諸国間の集団安全保障に優位性がある。 長いスパンで見れば。 だから、国家戦略や軍事戦略・ドクトリンは、当然、これを基軸に置くべき。 (さっさと集団安全保障に向けて改憲しろと。) >>651 "tactics of linear fire and movement, with reliance on indirect fire. This type of warfare can be seen in the early stages of World War I where there was still strict adherence to drill and discipline of formation and uniform. " そんなに英語達者でないけど、戦闘力で戦闘力を潰す消耗戦のイメージなんでないか。 ソ連が崩壊して冷戦が終了した段階で、対象脅威の低下に合わせて、日本の自身まで「武装解除」するみたいな阿呆な戦略とっちまったんだよな。 本当は、そこでNATO拡大のように、集団安全保障体制を構築、拡大して、残存する独裁国家を追い詰めるべきだった。 それを怠ったから、今、朝鮮問題や中国問題で、苦しんでいるわけで。 >>654 ロシアと中国が民主化するという幻想を抱いてしまったのが敗因だ。民主化なんて ハードルが色々あって、先進国以外では起きない現象だった。 >853 直線的な直接射撃と移動の連携に間接射撃の組みあわせた戦術、WW1の初期段階で形成され厳格な規律と統一的な訓練を守っていた。 というような意味 リンドの第四世代の認識は世代的にNAM戦のようなゲリラ戦略などを指すと思われます。 現代はさらに進み、リンドの世代感覚でいえば第5〜第6世代になると思われ。 正直にいえば、もうリンドも十分に古い。 というか実はリンドの機動は範囲が狭いと思う。 時代は政治的用語のマニューバを含む広義で捉える機動(機略)の時代だと思う つまり、これもマニューバウォーフェアとも呼べますが、 リンドの範囲には収まらない、もっと拡張されたマニューバウォーフェアとして捉えないと、 ロシアなどが行う戦争形式は理解できないし、追いつけないと思う。 (そして追いつけなければ振り回されるだけ) >654 >自身まで「武装解除」するみたいな阿呆な戦略とっちまったんだよ それはNATOも同じ だから今になって、独軍と仏軍は大慌てで部隊改編して機甲師団作ってるんじゃん。 (ロシアも同様だがなー) >ALL なおロシアも師団をまた作ったからといって、 ロシアが大隊を作戦単位にするのは別の話なので混同注意 ちなみに、機動戦と言い張るエアランドバトルですが 旧ソ連などと比べると、機動戦というよりも運動戦に機動要素を加えた程度 ※この場合の旧ソ連とは西側が誤解してきた旧ソ連ではなく、旧ソ連が本来目指し準備していたものを言います。 なお、エアランドバトルが実は機動戦に振り切れていなかったというのは 当の米軍自身の論文にも出てきます。 (エアランドバトルフューチャーの議論において出てきます) という事で、冷戦期におけるソ連と米軍の誤解を理解しておかないと 現代のドクトリンや作戦術を理解できないのではないかと思う、今日この頃みなさん如何おすごしでしょうか、僕は元気です。まる。 X-47が出て来たことで、戦闘機の無人化が進みそうだ 変態的機動をしそう 空母に着艦する命令にAIが反逆したX-47君は開発中止されたやん OICWの流れを引き継いだXM25といいズムウォルト君といい90年代から2000年代初頭の"未来兵器計画"がどんどん中止・縮小されてゆく 途上国の独裁体制壊しても軍閥が湧いてと内戦とテロが多発するだけなんだけどな そしてその終息は再び独裁体制が建つことで一周する ソ連は集合体が崩壊しただけで軍事力は残ったしNATOが膨張政策とったら 対抗の同盟がまた作られるだけでしょ。NATOやASEANが東側に対抗してできたように あと一つ誤解があるようだけどソ連と中国はなんだかんだ民主的だ 民意の反映は意識的と行われてたし、汚職・怠慢・無能etcのリコールも散々やってた 共産党がより多くの国民個人を政治に参加させるために四苦八苦してたり 選挙については投票権が全員に保証できるようかなりの便宜が図られてたりもした ただ、情報統制を露骨にするし執政党が変えられないだけで 「ソ連という実験: 国家が管理する民主主義は可能か 著・松戸清裕」 これとか見るとイメージのソ連像と実態がだいぶ違うのがわかる 民主主義だから勝ったというのは一概に言えない さらに言うと冷戦はあくまで国家に認可された市場経済の勝利で自由主義の勝利ではないと思う 中国とかアジアの開発独裁の成功見ると市場経済だけあれば自由主義がなくても発展した スレチ気味だがソ連像や社会主義国家の内政像を偏見で見ると内政に依存する軍事の理解・考察に不具合があるので >>664 政治な話は本来スレチだけど、孫文の三民主義は、軍政>訓政>憲政の民主化三階段論を発表した。 軍政:革命の混乱から軍事政府により秩序回復時期。 訓政:民主化のために人民を訓練する時期、選挙の導入、学校教育と教科書の見直し。 憲政:正式な憲法を基本にする民主政治。 しかし、これを実行するには孫文が想定した数年より十倍以上の時間が必要だ。そのほか、軍政時期から訓政、憲政への転換は極めて困難、かつ軍事政府の中の人の良心に依存する。権力を手放しする人は少数だからな。 軍事独裁からの民主化を成功したケースはチリ、スペイン、台湾、韓国などがある。それは軍事政府の指導者の一人が民主化したい奇人だからな。(台湾の場合は李登輝) 最初の大統領はすでに聖人のために民主化を容易く成功したケースはボツワナとアメリカ。 実は侵略者を対抗するゲリラ戦理論最大の難点はまさに戦後秩序の再建とその後の民主化だな。金も必要なので、経済再建も必要だ。 トロピコシリーズを遊べばあなたも台湾時代の?介石と蒋経国気分を体験できる。戦後の台湾も元々バナナ共和国の一つにすぎない。 一応トロピコ低スコアプレイ=私腹を肥やしていない独裁リーダーも実在した、シンガポールのリー・クアンユーだ。 リー・クアンユーは蒋経国と同類のエリート政治主義信者、愚民の自由創造の力を信用しない。 http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%94%E3%82%B3 トロピコ 軍事の話をすると、秩序回復≒対叛乱作戦の良ケースも台湾にあった。 個人的には後藤新平の警察主体政策を高く評価している。台湾での日本警察が本土より権力が高く、政策伝達や調整役なでの任務も行う。(当然、後藤の民生と経済政策が凄いのも成功した要因だ) 軍隊でこれを行くなら、フランス式国家憲兵が適任だ。 >>663 最近はドローンに編隊飛行をさせる技術が完成したらしいし、今後は無人機が台頭すると思うけどなぁ ドローン103機の編隊飛行、米国防総省による試験が成功。各機自律飛行しつつ指令に従い協調動作 http://www.excite.co.jp/News/it_g/20170111/Engadget_103.html さて、激烈な電子サイバー戦争下でドローンはどこまでがんばれるのでしょうか? 自立制御?その状態では自己の情報収集能力外の状況変化情報は入手できないので 古い情報で自立制御された場合、最悪、無能な働きの物と化す危険もあるのではないですかな? つまりのところ、自立制御であっても外部情報の入手がカギになるわけです。 ジャミング化での戦闘は生身の兵士でも同じだから、無人機との優劣を判断する材料にはならないけどね 無人機の利点は量産出来る事の1点に尽きる 特にパイロットを代替出来たら、あらゆる意味でのコスト面ですさまじい恩恵になるだろう そしてパイロットの仕事は目標判断と撃つ以外にはほぼ無いから、実は民間における料理人を代替とかよりもよっぽど実現しやすい 固定目標への攻撃と防空なら多分今世紀内に置き換わりそう >669 >固定目標への攻撃と防空 それは知性化ミサイルで十分、無人機で行うべきはもっと他にあるでしょ。 天測しながら一定地域内の30度〜40度の動くものと人型のもの全てに攻撃を加えるシステムならいけるはず >671 人類抹殺ターミネーターのスカイネットかお前は 無人機ってもパイロットがいるのもあるからな あんまり自律誘導型にこだわる必然性もない >>672 どちらかといえばガンダムF91のバグ的な 誰の良心も咎めずにただスイッチ入れるだけできれいになるいい方法 既にパックボット、ドローンは一般化してるからな。 今さら抜きの戦場は無い。 ネットワーク普及度よりも、自律制御型の各種ロボットの方が安価で普及度が高い。 これは、推測でなくて現実。 さらに、現場の歩兵分隊の兵士の支持が高い。<アフガン、イラク ネットワークで集権化されるというのは誤りで、戦況の高速化に対応するため、益々、Auftragstactikの優位性が強まる。 ロボット化やデータリンクは、そのレバレッジになる。 作戦術から見ると、下部組織の戦闘での自律性を最大限発揮させるため、前提(想定する敵情、期待する戦闘の地位他)の明確化や、リソースの確保やデータリンクのアドホック構築が作戦レベルの仕事になる。 >>660 >旧ソ連などと比べると、機動戦というよりも運動戦に機動要素を加えた程度 ランスの言う運動戦の広義の意味の中に機動戦は含まれるんだが「加える」ってのでは論理がおかしいな いや揚げ足取りだとはわかってるから無視して結構だが、某幻の東部戦線ブログの人みたいにソ連の「機動戦」の成熟度を軽視する人に勘違いされるのではないかとね… 話はそれるが防衛大学校紀要に斎藤某が寄港してるのでたまに検索にひっかかるが maneuver warfare=詭動戦 という訳を当てるのを防衛大学の人の話でたまに見る 機動のキ、詭道のキ、奇襲のキの意味を合わせついでに近代以前の騎兵のmaneuver戦を表すのにも使える便利さがある ただし奇(詭)に重点を置いてるように感じたな http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I023746004-00 防衛大学出た人のブログにもあるってことはこの使いかた最近防衛大で広がってるのかな http://ameblo.jp/ryotaro3110/entry-12194908419.html 斎藤某は「戦争を見る第三の視点:『作戦術』と『戦争の作戦次元』」戦略研究学会『戦略研究12』を寄港した人だから知っている人いるか では、もう少し判り易く書こうか? 第一世代:運動戦、部隊の移動により敵の包囲や撃滅を狙う。作戦目的も戦術次元の行動も敵の撃破が中心。WW1シェリーフェン計画などが代表。 第二世代:機動戦、作戦目標としては包囲撃滅等の敵撃滅を狙うが、戦術次元に於いてはマニューバを重視し滲透や立体的迂回や攻撃などを行う。代表例はWW2期の電撃戦←要素的には湾岸戦争もここ 第三世代:機動戦(機略戦/詭動戦/マニューバウォーフェア)、作戦目標として機略的に敵の麻痺を狙い、戦術次元においてもマニューバを重視し滲透などを行う。ソ連80年代OMGやイラク戦争、米海兵隊など 湾岸戦争の地上戦の目標は大統領警護隊 確かに敵重心であり、そこを狙うという「作戦術」としては機能していますが、マニューバウォーフェアとしては戦術次元の範囲内であり、第二世代に分類すべきと思う。 (戦術次元ではマニューバウォーフェアではあるが、作戦次元ではマニューバウォーフェアではない) あえて言っても2.5世代 >詭動戦 残念ですが定着はあまり進んでない模様 文章としては良いのですが、会話や議論においては「機動」も「詭動」も「きどう」であり結局区別が出来ずに人によって理解が変わるというのは変わらないので… 現在は機動派、機略派、詭動派で絶賛混戦中 なお、旧ソ連脳としては、戦略次元、作戦次元、戦術次元、さらにはその連接する重複領域によって機動、機略、消耗などを使い分け組み合わせます。 なので縦深攻撃はあっても、機動戦(マニューバウォーフェア)という固定的な作戦概念は薄いと思うのです。 (それこそが作戦術) これがまた形式的に分類理解したがる日本脳にとっては理解を難しくする一因ではないかと。 各戦争次元と重複領域への、それぞれに対する固定化されない適切な戦法の応用 そして、それぞれを有機的に連携させるのが作戦術 こう考えるとグルジアやウクライナなども理解しやすくなりませんか。と 適切に作戦術が機能している場合、機動戦と消耗戦と運動戦などが全て混在してても良いのです。 (というかその個々の作戦や行動を連携させるのが作戦術) (このあたり西側はロシアにまだまだ追いついてないと思うのです) (だから西側はすぐにロシア/ソ連式を誤解するし、すぐに類別や形式分類に拘る日本脳はさらに理解できずに誤解する) でもある程度は切り分けないと、途中でわけわかんなくなったりしないのかね 市街での消耗戦に敵主力のみならず敵司令部の注意を惹きつけといて、うんと溜めといた主力で一気に運動戦を噛まして、 可能ならさらなる戦果拡張までを図ったのが、スターリングラードにおける作戦術の運用、とかですか、判り易いとこで。 ランカスターが太平洋戦争に参加していない理由は何か。ちなみにB-24はビルマの空を飛び回った。 >683 >でもある程度は切り分けないと、途中でわけわかんなくなったりしないのかね だから、戦略次元/作戦次元/戦術次元の切り分けが最優先、再重要になるんですよ。 機動戦や消耗戦という概念は、そもそも戦争次元の切り分けが曖昧でしょ。 このような戦法は、まず次元を切り分けた後に、個々の次元やその重複領域に対し適用していかなくては。 ALB等の機動戦の議論の多くは、実はこの次元の切り分けがあまりなされていないモノが多いように思います。 (日本においては切り分けさえされてないしw) >684 確かに赤軍における作戦術復活の予兆だと思います。 (戦前の大粛正で赤軍の作戦術は実行不能な形式だけのものに一時期下落してましたから) 成功とは言い難いですが、さらにその前後もありましたよねw (火星とか、小土星とか、土星とか) 作戦の場所が遠すぎたり、戦力が中途半端だたりして大失敗したのもありますが、それなりには機能し始めています。 これらの経験が赤軍の作戦術を完成(というか実行できるように)に近付けていったのです。 (つまり完成への実験過渡期) >可能ならさらなる戦果拡張までを図った、 …あたりで、可能ではなかったわけでw 復活未だし。 しかし、大粛清からの短期間で(実戦経験を考えても)立ち直れたのは、正に粛清された連中が策定した野外教令でトコロテン式に将校を生産できたからというか、 逆にこの教令で将校生産の目処が立ったから粛清が出来た(というか、これがあればトップの挿げ替えもいとも簡単なことにトップが恐怖した)というか。 更には、野外教令の応用で戦後東欧各国軍の赤軍への短期間での再編をなせた(&北朝鮮軍を建軍できた)のではないか、 そもそも、行く先々での徴兵を短期間に戦力化する野外教令の思想自体、世界革命の過程において戦う意志はあれど戦う術を知らない労農大衆をいろんな意味で援助するイデオロギーから派生してるのでは…と。 (この辺、>>611 あたりからの現在の話ともダイレクトに繋がるわけですが) 論文書いているし、斎藤大介とはっきり書いても問題ないと思うが。 >ウィリアム・リンドの機動戦 米海兵隊の"Warfighting"の最終章は、ほぼウィリアムリンドの機動戦そのもの。 >機動戦 せっかく、ボイドがOODAループという極めて単純な形(考え出すと奥は深いが)で定式化して、その相対的なサイクル速度差だと喝破したのに、また迷宮に逆戻りしてやせんか? <詭動、策戦 「機動戦」は、新品少尉の頃からOODAループを回して責任を取る「獅子」として育て(ミッションコマンド)、さらにその「獅子の群れ」を全体の戦略に寄与せる方法論(作戦術)の元で成り立つ。 政治将校に従順な「羊」であり、時間管理されて牧羊犬に追われる「羊の群」の哲学とは、根本的に別物。 >機動戦と消耗戦 ルトワックが言い出したんやないの。 よくわかんないけど赤軍的機動の話がしたけりゃ今後ロシア語で機動に当たることばを使えば良いんじゃねーの? なにも無理して日本語と英語だけでどうにかしなきゃいけない取り決めなんてないんだし ランスは間接アプローチや近代以前は専門外なのはわかるがせめてWW2以降のは本持ってんだから読み直すべき 運動戦の解釈全くとんちんかんだし機動戦も電撃戦が殲滅だなんてボイドが泣いてしまう解釈してる おまけにソ連の殲滅を重視するの思想を理解してない >690/691 貴官の機動戦の理解には一つ大きな致命的欠落があります。 機略/計略といった部分です。 これのない機動戦など、速度戦と変わらない。 >694 それは貴官が戦争次元における個々の適用を理解できてないだけ あとソ連については、貴官はその変遷を理解していない (特に70年代後半以降を) そういやブルシロフ攻勢って参加兵力に騎兵数個師団いるし突撃破砕歩兵と別に騎兵にによる後方襲撃も行われたんだよね? ブルシロフ攻勢とそれを真似てドイツが行ったカポレットの戦いとか1918年春季攻勢との違いを探していけば色々面白そうだなあとか >696 それが走りとなって、戦略騎兵に発展、さらに ⇒騎兵機動グループ(CMG) ⇒機動グループ(MG) ⇒前方派遣隊(Exploitation Force) ⇒作戦機動グループ(OMG) 内戦期 戦略騎兵 ↓ WW2期(40年代): 騎兵機動グループ(CMG) ↓ WW2後冷戦初期(朝鮮戦争前後:50年代) 機動グループ(MG) ↓ 冷戦核優先期(核戦争想定:60〜70年代中期) 前方派遣隊(Exploitation Force) ↓ 冷戦通常戦期(通常戦想定:70年代後期〜90年代) 作戦機動グループ(OMG) これらは一貫して敵部隊の撃破よりも、敵組織を混乱させる事を重視しています。 (使用される次元は時期、個々の作戦により様々) これに対し、同時に別途、ソ連には梯団攻撃の概念が根付いており、 こちらは敵の撃破や殲滅を目的にしています。 この2種類の伝統的な系統は、時期や作戦により、お互い様々な形に組み合わされてきました (ここが作戦術の役目) >>695 「機略」「計略」なるものは、現代の軍事学的に定義できんでしょ。 "warfighting"の定義では、「機動戦」は「急速、集中、予期せぬ行動により、敵が想定していない状況を作り出すことによって、敵の選択を破綻させせる」ことを追求する「哲学(philosophy)」である、としてる。 戦争の階層(level of war)は縱に貫いていて、特定の階層の話じゃない。 ただし、ルトワックになると作戦術が扱う対象として「機動戦」と「消耗戦」を対比させてる。 (コリングレイも「戦略の窓」の切り口として参照) と、欧米の研究はこんなとこではないか。 「機動戦」の断片は、「パターン・オブ・コンフリクト」やら「勝敗論」やらで論じているように紀元前からあるわけで。 旧ソ連軍の事象も、「カウンター・ブリッツ(対電撃戦)」の事例として分析対象になってる。当然、機動戦の断片は包含してるだろ。 ただし、現代の「機動戦」論で有為なのは、明らかにアメリカ陸軍と海兵隊のそれで、その視点から眺めていくのが一番手堅く、発展性もあると思うが。 湾岸戦争は、「機動戦」の一つの到達点だろう。 全軍の「重心」である「共和国防衛隊」をほぼ外科手術的壊滅させ、有効な対抗手段をとらせず犠牲者も極少だったしな。 「今後」の「諸問題」を「解決」する上であやかりたいのは当然。 マクマスターも補佐官やってるし。 敵を無力化したい。金も掛けず、時間も掛けず、損害無しで(謎 一切のコストを支払わずに「敵」を消滅させられるとすれば 抑止力が機能しない先手必勝の世界になるんだろうなと つまりサーバールームの掃除のおばちゃんが・・・いや、言うまい >>704-705 そこまで博打性ないと戦争と呼べるものじゃなさそう 抵抗が無駄なのではなく不可能な状況はそもそも交戦すら起きない イメージとしては竹取物語のかぐや姫が月に帰るシーンみたいなのがそれだよね もしくは時間を遡って過去を改ざんして相手を無かったことにするとかもその定義にあてはまる 現実的に向こう100年はなさそうな戦争形態 >>706 調べたら怖すぎて凍った おばちゃんに対してA2D2戦略をとらなかったツケやな サーバールームが聖域になってないのはマズい >>708 戦略防衛構想とかそれだよね >701 >「急速、集中、予期せぬ行動により、敵が想定していない状況を作り出すことによって、敵の選択を破綻させせる」ことを追求する ならば、正面攻撃で敵を拘束し、側面迂回で後方打撃という 【教科書的な作戦】 が、敵の意表をつく作戦だとでもいうのですか? 湾岸で機動戦が機能したのは戦術次元でしょ。 それで >703 >湾岸戦争は、「機動戦」の一つの到達点だろう。 到達点なのですか?戦術的な機動戦が出来れば、機動戦ですか? 貴官の上げた文章のもっと前に【戦争のスタイル】という章があるはずです。 そこで【敵の物理的な破壊を目的とする殲滅戦】とありますよね? では、米軍の左フックが狙ったのは何ですか?それは敵の強点である共和国防衛隊であり、その物的撃破が目的でしたよね? 重心は指向していますが、それは敵の弱点ではなく、敵の強点ですよね? これは明らかに作戦次元において組織破壊という機動戦を指向していません。 【砂漠の剣】作戦の目的はイラク軍の撃破。すなわち殲滅戦ではないのですか? ちなみに… >全軍の「重心」である「共和国防衛隊」をほぼ外科手術的壊滅させ 一部を撃破しただけで主力は撃破してませんが? だからイラク戦争をもう1回やる羽目になったんでしょうに。 政治との調整に失敗して共和国防衛隊の大部分は逃げちゃったんだよねぇ 戦術次元では押し捲るだけじゃなく敵を引き寄せるエサが必要だったんだよねぇ >>710 戦果については、共和国防衛隊の2個師団は喰った。 最低限、「クウェートに再侵攻」する意欲は完全に喪失させた。 他を取り逃がしたのは100時間停戦が原因だろ。政治戦略優先で政軍関係としては正しい。 アプローチとしては、海兵の擬騙上陸と、2MEFの障害未構築ラインからの迂回急襲、第18と第7軍団の行動選択肢の多岐、各種航空阻止、近接航空支援で、ほぼイラク側の対応行動は麻痺。 第7軍団の90度ターンで第二梯団かつ督戦部隊かつ政権基盤でもある共和国防衛隊が直撃され半壊、敗走。 アメリカ陸軍の作戦術の成果であり、エアランドバトル、機動戦の成果である、と。 これは、さすがに定説では? (米軍戦史に準拠しているから当たり前ではあるが。) この直後にソ連は崩壊するが、湾岸戦争で骨の髄までソ連式の編成装備が時代遅れなのを見せつけたのは大きかろう。 唯一の拠り所がこれで。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
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