>953
そあたりは上手く書けば、大本営と現場の乖離で1冊かけるレベル
なお、このあたりについては 「沖縄作戦の統帥」(大田嘉弘)相模書房が各残存参謀への直インタビューも含めかなり詳しく突っ込んでいます。

>ALL注
ただし、本書は、あくまでも当時の日本軍側の統率意図を考察するものであり、当時の陸海軍の誤認なども、そのまま「事実(日本軍にとっての」として扱っています。
すなわち意図や企図の解説や考察を目的としていますので、それ以外の客観的事実関係の確認資料としてはいけません。
正しく取り扱いすれば極めて有用、使い方を間違えれば、事実誤認に繋がるという、まさに劇薬なので注意!

(記事に、沖縄を作戦面から見たものは少ないとありますが、まさしくコレがその少数例にあたります。)
(なお戦史叢書では書けなかった部分や、神参謀や八原参謀といった残存参謀からの直接聴取した回想や、さらにそれらを突き合わせての考察を行うなど非情に突っ込んだ本です)

あと、戦史叢書以外でこの方面の本と言えば「陸戦史集9 沖縄作戦」も良いですが、戦史叢書に寄った公式感は強いです(まあ当然w)