14日モスクワで行われた露中韓の三国による国際会議「東アジアにおける安全保障と協力」で演説
にたった中国外務省付属国際問題研究所の郭?? (ゴ・シャンガン)副所長は、こうした考えを明らかにした。
郭氏は、日本は近隣諸国との領土問題の先鋭化に意識的に対応し、第2次世界大戦の結果を認めない
ことを見せ付けたと強調している。郭氏は対日同盟を組んでいた米国、ソ連、英国、中国が採択した一連の
国際的な宣言では、第2次世界大戦後、敗戦国日本の領土は北海道、本州、四国、九州4島に限定されており、
こうした理由で日本は南クリル諸島、トクト(竹島)、釣魚諸島(尖閣諸島)のみならず、沖縄をも要求して
はならないとの考えを示した。
こう述べる郭氏は、中国、ロシア、韓国による反日統一共同戦線の創設を提案している。日本に第2次
世界大戦の結果を認めさせ、近隣諸国への領土要求を退ける必要性を認識させるために、この戦線には
米国も引き入れねばならない。一方で郭氏は、領土要求を法的に退けることについては、日本と新たな
講和条約を結び、そのなかに書き入れられねばならないとしている。郭氏は、51年にソ連と中国の承認
なしに締結されたサンフランシスコ講和条約は内容が古くなっているとの見方を示し、それにかわるものと
して新たな講和条約が結ばれなければならないと語った。
http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2012_11_15/94728921/f