>>120/続き)
さて、ここで問題なのは神戸製鋼の改竄が、どの段階でどの程度の「検査証明書のデータの書き換え等」が行われたか、ということ。
例えば、100あるべき強度が95しかなかった場合、P-X/C-Xの構造強度は設計値の95/100しかない事になる。
ところが、仮にそうであった場合でも、P-X/C-Xは静強度試験・疲労強度試験で所要の強度を有することが実証されている。
ここだけ見ると、防衛省の言う「直ちに運用に影響はない」という弁に合理性はある。
それでも問題なのは、#01、#02号機以外の飛行試験機及び量産機で、95/100ではなく、50/100の部材があった場合。
この場合は飛行安全に関わる大問題となる(そこまで極端な品質のバラツキは、4Mから考えても想定しにくいけどね)。