世界史全体の流れとして
議会制民主主義・統合市場経済に到達した先進国同士では、
もう、ほとんど戦争は起きんということです。
先進国が戦争するのは、部族制、封建社会、重商主義傭兵制、
特定民族主義の段階に止まっている未開社会との間で起きる。
よって、変な弱肉強食のリアリズムに安易に流されずに、
価値観外交に基づく集団安全保障体制を辛抱強く構築することです。
これがポストモダンな安全保障であり、クラウゼヴィッツは、古典ながら近似した世界観を描いている。