まず疾風は上反角がきつすぎるように思う

これは中島がもつ設計思想、射撃安定のすわりを重視した流れだろう
また安定が高く、イコール初心者向けで操縦しやすい
したがって安定を崩す戦闘機動やロールではFw190に大きく劣ると判定され
加速やツッコミでも良いところがないとされた
これはBf109との比較でキ44があらゆる面で勝るされたのと好対照だ

ひとつにはキ84はあまり時間余裕が無いままグダグダと改設計を続けた
軍の定見のなさによる。だから剛性を落とすなど迷走した

三式飛燕はダイムラーエンジンこそ駄作だったものの大戦前の余裕で開発時間は長く
舵のできの良さは零戦を凌ぐとされ海軍に褒められた
さらに機体は異様に頑強であり突っ込み優れる

これに金星を積んだ五式戦闘機キ一〇〇(シャアの金ピカのモビルスーツ百式の由来)
の成功につながり、明野戦闘機学校の連中は
至高のキ100を正式とし、もはや不要の駄作四式戦は不要、とねじ込んだ
これは却下されたが一部容れられ
帝都防衛隊の三式戦はすべて五式に変え、余った三式を不要とし沖縄の特攻に転用した