大戦末期の烈風は、当初、細胴と太胴の二種試案された
Fw190など絞り込んだ胴をみて迷いがあったとみられる

風洞試験ではわずかに細胴は揚力が低下すると指摘された
そりゃまぁ胴体もデカイほうが僅かに揚力も発生するが

これはあくまで風洞模型の話でありプロペラ後流が収縮する実機では
Fw190など絞り込んだほそい胴がよいのだ
両方作って飛ばしてみれば良いのであり、クルトタンクには良くわかった
堀越がパイロットでないため・・・
大戦末期まで着て、どういう胴体が良いのかそれすら結論できなかった

結果的に雷電の経験を踏まえ、まぁ性能は良いだろうと烈風は太い胴体で
落ち着くが巨大な現物が出来上がると「これは爆撃機ではないか」とうわさされた

テスパイの志賀がさっそくかみついた
「こんな大きな胴体では敵の弾をよけることはできないぞ」
堀越は「烈風は空戦フラップで運動性がサイコーですね・・」
志賀「いや運動性がいいのと機体が大きいのはまた別の話である」
堀越「ですから空戦フラップで・・」と全く話が噛み合わない