>>779
その1兆円をビッグサイエンスでない地道な分野、つまり材料科学(化学、物性物理、冶金、その他の素材工学)や生命科学、情報関係に投入すれば
遥かに日本国民だけでなく人類の生活を豊かにし、日本の産業の将来を支える新たな飯の種を幾つも発見でき、また直接的・間接的にも国防に貢献できる

私が言いたいのは、国民の税金を1兆円も投入し毎年の運転・維持コストも何百億円も税金を使って100年以内に人類の暮らしに貢献できるものは出ない
(これら最先端の高エネルギー加速器が調べる素粒子反応のエネルギーはTeVのスケールで普通の化学反応のエネルギースケールである
eVの1兆倍、核融合のエネルギースケールであるMeVの百万倍だが、そのMeVのエネルギースケールの反応の核融合ですら人類はまだ50年以上は
自在にコントロールして実用的なエネルギー生産には使えるようにならない、つまりMeVスケールの反応の実用化まであと半世紀以上は必要なのだ
その更に百万倍のエネルギースケールを役に立つ目的に使える日が仮に来るとしても、何世紀も先の話だしそんな日が来ること自体が極めて疑わしい

だったら国防に使えば大きく戦力強化できるほどの額の1兆円という大変な巨額を使って1兆円の税金を納めてくれた国民にその加速器や物理学者は何を返せるのだ? 
国民を喜ばせ国民が誇りとして共有できるような目に見える賞ぐらいしかないではないか


>>780
> 科学研究目的は、ノーベル賞なんかじゃないし、加速器は、有ると無いとでは、国家としての科学技術力は大違いだよ。

ビッグサイエンスに幻想を抱くのはいい加減にしたまえ、それこそ基礎科学の各分野やそこで使用される技術がどう産業や国防に具体的にリンクしているか
全くj知らずイメージだけでビッグサイエンスを理解した気になっている素人の発想だ

> 予算の減少と少子化の影響でこの20年間で日本の科学技術の開発力が大幅に落ちている事を憂うべき。

1兆円は極端な例にしてもビッグサイエンスの1テーマに何千億、何百億と投じるぐらいなら上に書いてあるように材料科学、生命科学、情報技術に研究予算を投じ
終身雇用の研究者の数を増やし安定して研究費が得られるようにして、それら実用にも繋がるし10年、20年単位の長期的な地道な研究開発も必要な分野を強化するのが先決