>>384
ニミッツ級が大旋回できるのはわかったうえで言ってるのよ。ただ直進でも旋回でも、同じ
運動を続けてる限りは、どれほどの速度でも予測点を外す事にはならないって事。

問題は、例えば左に大旋回してる最中のニミッツが面舵一杯に切り始めたとして、取り舵
一杯から面舵一杯に切るのに、あの大きさの船だと30秒近くは掛かるわけで。(自動車の
ハンドルを切るように、短時間でガチャン!とは舵を切れない)

舵を切り終えても空母の巨大な船体は一瞬で逆旋回には入れないし。しばらくは左旋回を
続けてから徐々に船尾を左に振り、右に傾いた船体を起こしつつ直進方向に向きを変えて
…以下略。と続くわけだ。

左旋回から右旋回へ一気に変えれるようなら遠心力で傾いた船体も一気に反対方向へひっくり返る。
慣性の法則からは有り得ないが、もし仮にそんな事態が起きたら艦載機なんか空飛ぶぞ?

>運行効率を極大化するために巨大なだけが取り柄の巨大タンカーと仮にも戦闘を前提として建造されている軍艦とでは運動性は全く違う
船でも飛行機でも自動車でも、直進性を上げれば旋回性は落ちる。(旋回性を上げれば直進性は落ちる)
タンカーと比べれば運動性も高いだろうが、空母は発着時の安定性の為に直進性命の船体構造。
運動性能はとても低いです。(その代わりに、直進安定性は非常に高い)