塩野七生の「ギリシア人の物語」を読んでいると、作中ではスパルタの監督官(エフォロス)制度に対してかなり批判的ですが、
その批判の中で「一兵士としての経験は豊富でも、総司令官の経験は皆無な人間が選ばれる」と言う点から質問です。

ポリス(都市国家)時代のギリシア軍では、総司令官と兵卒の間に位置する部隊長
(イメージとしては、ローマ軍の百人隊長に近い)など存在したのでしょうか?

重装歩兵が隊列を組んで密集し、隊列の維持を最優先して戦うあの戦法では、
ローマ軍の百人隊のように小部隊ごとに独自に判断しての行動が許されるとは思えませんので、
総司令官と兵卒の間の部隊長など必要無いように思えるのです。