>>688
>>691に補足すると、対爆撃機用の強力な武装を施した場合、格闘戦性能を犠牲にするのはともかく、
『高速化する爆撃機に追いつく速度性能や上昇力』
という、飛行機としての根本的な性能は満たさないといけない。

ただ、それには武装強化による重量増加分など飛行性能低下要素を補うだけの大馬力で燃費とのバランスも
ある程度とれたエンジンが必要だが、そんなものは無かった。

無理して作っても飛行性能低下でただのドン臭い飛行機になったり、軽量大威力の武装を施そうとしたら信頼性が
低下したりで、その問題にようやく技術的解決の目途がたち始めたのが1930年代後半からというわけ。
(それには、戦闘機の進化に対抗できるレベルの爆撃機を作るのが、次第に高コストかつ技術水準高すぎになってきたってのもある)