C2は一機240億もするのに、強度に難があってどこの国も買ってくれないという朝日新聞の言説は本当なのでしょうか?

およそ飛行機は不整地を走ると壊れると思いますが、C2はアメリカなど他国の輸送機に比べて得に強度が低いということですか?



防衛省が今年度2機の調達を予定している航空自衛隊の国産C2輸送機の1機あたりの価格が、
2011年度の調達開始時と比べ70億円(約40%)も高くなっていることがわかった。部品高騰などの影響とされるが、価格算定のあり方への疑義や、別機種への切り替えを求める意見も出始めた。

 複数の政府関係者が明らかにした。内部資料などによると、調達を始めた11年度は 1機あたり166億円。12年度は165億円で微減となったが、その後は上がり続け、18年度は236億円と見積もられた。

 価格高騰の理由について、メーカーの川崎重工業の報道担当者は「契約に係ることなので回答を控える」とし、防衛省の担当者は
「メーカーが米国から購入しているC2のエンジン価格が高騰しているうえ、為替レートが円安傾向のため」と説明する。

 防衛省は量産化で価格を下げる狙いも視野に、14年に閣議決定された「
防衛装備移転三原則」の枠組みに基づき、C2の輸出も目指してきた。だが、
C2はくぼみがある「不整地」での離着陸に向かないことなどから、政府関係者は「海外に売り込むことは難しい」と話す。

「コスト管理の失敗は明らか」
 1機あたり70億円もの「値上がり」が判明した航空自衛隊のC2輸送機。年末の防衛計画の大綱策定を前に、政府内にはコスト管理の徹底を求める声が高まっている。

 この方式の特徴は、原価を算出するのに必要な「加工費率」などのレートが、企業側が提出する「実績」や資料に基づいて決められる点だ。
防衛省は「企業の申告をうのみにしているわけではなく、しっかり点検している」と説明する。だが、ある政府関係者は「量産段階に入れば、
工場の作業員の技術も作業効率も上がり価格は下がるはず。為替レートなど変動要因もあるが、この高騰ぶりは納税者に説明しきれない」と話す。

https://digital.asahi.com/sp/articles/ASL6N2VH5L6NULZU003.html