>>159>>162
 ことはもう少しだけ複雑だったことになります。
 有名な話ですが実物大模型に対する19in砲の射撃試験でも
甲鈑が約100mm押し込まれています。
 これは想定外だったようで一応改善策も施されていますが、
それが充分であったか試験された様子はなく効果の程は不明です。


 対水雷防御としては、上で書いたように大和の対350kg防御
と言うのはずっと下部の防御の弱い部分(甲鈑=防御板が薄い)の数字で、
舷側水線に近くなるほど防御の強くなる部分は(防御板の厚い)
は350kgをかなり上回る防御があると見做されています。
(※松本喜太郎氏の「護衛艦技術研究会」での講演)
 対350kgは言わば最低保証ですね。
 これは対水中弾防御の副産物で、対水中弾防御甲鈑に
水雷防御板としての機能を期待できるようになったためです。