>>121
>宗谷海峡は長い

海峡幅は約43kmで稚内側から天気が良い日は樺太が見える。
これが戦術的に何を意味するかと言えば、大型輸送船を介在させなくとも沿岸→沿岸方式で稚内に攻め込めます。

この辺の地理的感覚は小林源文の「バトル・オーバー・ザ・北海道」ででも。
上陸範囲が広すぎるので日本側は対着上陸戦闘は本命ではありません。
内陸部まで遅滞して旭川盆地の入口にあたる音威子府を渡さないように固守します。
ここをロシア側にとられると、彼らの作戦次元での組織的戦闘が可能になり、ロシア「作戦術」がフルスロットルで驀進を開始します。

このシナリオを意識した演習を、稚内の対岸で着実に反復しています。
ソ連崩壊後の経済的に苦しい時期も極東に海兵師団を維持していました。