国家安全保障政策/国家戦略研究スレッド
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我国の繁栄と安全を守る国家安全保障政策とこれを実現する国家戦略を研究・提案するスレッドです。 ○国家安全保障政策とは 国家の独立と繁栄を維持するために、主に軍事的な脅威などから国家を守る政策。国家は多様な価値観を包含しており政策は必ずしも他の政策・党派と整合するものではない。 ○国家戦略とは 国家目的を遂行する最高位の観点から、平戦両時に政治・軍事・経済等の国力を効果的に運用する統一的・総合的・全般的な戦略。安全保障政策を上位構造とするが、政策上の不整合は国家戦略により統合が図られる。階層構造下位の戦域戦略、作戦、戦術の準拠となる。 ○戦略の位相 国家戦略を構成する全ての位相(軍事・経済・文化・社会・科学技術etc.)を議論の対象としkますが軍事を主たる切り口とし、それ以外の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。 ○戦略の階層構造 戦略を構成する全ての階層構造(世界観・政策・国家戦略・戦域戦略・作戦・戦術・技術)を議論の対象としますが、作戦次元以下の議論は50スレを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。 ○戦略と戦史 戦略とは一般的な法則が成り立つような分野ではなく、戦史において淘汰される複雑系・非線形・進化的なプロセスです。議論の根拠たり得る戦史上の事象(古代・中世・近世・近代・現代)を議論の対象とします。 ○当スレッドのスタンスと地誌について 当スレッドは明らかにネット右翼(ネトウヨ)スレッドです。対象脅威を尊称で奉る趣味はございません。戦史・兵要地史の一貫性のため歴史的な略称(支那・北朝鮮・南朝鮮・米・英・仏・露・独他)を推称します。 ○戦略思想家の格付け ●神様リスト クラウゼヴィッツ、モルトケ、コーベット、リデル・ハート、マイケル・ハワード、コリン・グレイ、ルトワック ●疫病神リスト ジョミニ、フォッシュ、フラー、マハン、ドゥーエ、ハマン・カーン、キッシンジャー、バーナード・ブロディ、クレフェルト、ミアシャイマー 「勝利は既に(戦略次元で)確定している。卿らの上に大神オーディンの(作戦次元以下の)恩寵あらんことを。」 >>683 それは勉強になりました。 ルカシェンコ独裁の農業国家という認識しかなかった。 World of Warshipは南朝鮮が旭日旗問題で騒いでいたような。 経済的にプーチンに併合されるのも秒読みだったようだが、2013年に支那というプレイヤーが現れ経済支援で一息ついた。 例の一帯一路とも連動しているようで。 この一件で、表面上はともかく支那とロシアは致命的にこじれているいうです。 プーチンの対日政策の変化にも影響していると思われますが日本ではほとんど報道されない。 支那が第一列島線を形成する島々を占領しようとしているのは、そこを防御ラインとして 東シナ海の西側、中国寄りの大陸棚と琉球諸島の間に横たわる沖縄トラフと呼ばれる長さ約1,000km、幅約200km、最大深度2200mを中国核ミサイル潜水艦の聖域とするためです。 東シナ海の西側、大陸棚は平均200m位の深度しかありません。座礁を防ぐためには進出中は100m位しか潜れませんね(一般的に潜水艦の常用最大深度は400mと言われてます。ソ連のアクラ級の圧壊深度は900m)。 また休養、補給、出撃拠点とすることです。 さらに琉球諸島東側の太平洋に出れば、より深い海がまっていますね(更に被探知性を下げるため第二列島線進出を狙っている)。 そして、支那潜水艦を狩りにくるアメリカ攻撃原潜を、海底に沈めた哨戒網や哨戒機のソノブイで見つけて狩り、また哨戒機、または対潜ヘリを積んだ艦艇を、対空、対艦ミサイルで撃沈、追い払うことです。 http://militarywardiplomacy.blogspot.com/2017/06/blog-post_8.html これをクリントン、オバマで引き継いで来たわけだが、トランプで劇的に変わった。 以下のペンス副大統領の演説を見ての通り https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57929 http://militarywardiplomacy.blogspot.com/2016/12/blog-post.html そして、ロシアにとっても 潜水艦の聖域を持たない支那なんて簡単に戦術核、または戦略核で捻り潰せる という予定が、沖縄トラフを支那が潜水艦の聖域にすることができれば、二正面核戦争の脅威が現出。 NATO(核戦力は実質的にはアメリカの物だけど)入れたら三正面核戦争を覚悟せんといかん。 のが、今のロシア。 で、今回ロシア外相が強気に来たわけ。 劣勢だから虚勢をはって脅しに来てる。 しかし、沖縄トラフを支那に取らせたくないから尖閣諸島や瀬取り監視に協力すると言ってきたし、実質西側諸国であるインドに武器支援してきたのも、対支那をかんがえての事。 https://www.mag2.com/p/news/207225 /3 👀 Rock54: Caution(BBR-MD5:7bff9ed63942b4cd01610d20b2c06e65) >>687 現状、支那海軍潜水艦はSSBNの晋級、SSN商級で最大潜航深度350mとみられ 安全潜航深度なら東支那海、南支那海がちょうど良い海ではないでしょうか。 静粛性も向上してはいるがビクター3を越えるレベルではないと。 所詮は推定値だろうがアクラ級の最大潜航深度は600mが一般的かと。 米国でもロス級が400m、シーウルフ級で600mと頑張ってみたものの、バージニア級で400mに戻りました。 現実路線はこれくらいなのでしょう。 深く潜りたいのは、どちらかと言えば変音層の利用のため。 昔はアルファ級が脅威と考えられ、水中速力42ノット。 チタン合金の船殻で最大深度600? 900? tはては1200?なんて推定値もあった。 CIAが過大評価していたみたいですが。 そうりゅう級のスターリング機関搭載、水中速度20ノットというのは何気に衝撃的です。 通常動力の静粛性で20ノットとかね。 アメリカに睨まれてもあれなので、はでに広報すたりせず、ひっりと海自内で訓練してるべきです。 これをオーストラリアに売ろうとした安倍政権の安全保障観にはがっかりした。 こればっかりは機密中の機密ですよ。 東芝ココム違反事件でソ連のビクター3、オスカー、タイフーン級の静粛性が向上してしまった件。 表面的には、はるか昔に終わったことになってますが、深く静かに国家戦略の中に刻まれているんですよ。 安全保障業界の執念深さを認識すべきです。「戦史」として全ての事実は記録され、しかも常に評価がリフレッシュされます。 東芝がアメリカ原発市場で狙撃された件(これ自体は闇討ちですが)、さらには日本政府も救済しない件。 昔の安全保障案件でのペナルティが深く静かに時を待っていた、そう見ても良いんじゃないでしょうか? 経済位相でも、目先のことばかりでなく安全保障との関連性は常に熟慮した方が良いですよ。 会社が無くならないためにはね。 >>688 >>689 東支那海の大陸棚は平均的に200m程度というのが問題。 海底からわずか20m、深度180で原潜のパワーで高速機動 座礁だ〜わおー で、戦う前に沈んだら意味なし なので、最大深度がー つー議論自体は潜水艦の聖域云々にはあまり関係無いよね。 >>693 追記 安全作戦深度 あるいは 作戦安全深度 という概念を持ち込むと ミサイル潜水艦の聖域を構築するためには、出来れば400m以上の水深が必要だ。 つーことですね。 なので、必ず支那は琉球列島のどれかを取りにくる。 それは、アメリカのみならず、ロシアにとっても脅威 で、中距離核戦力(INF)廃棄条約の破棄ですね。 トランプとプーチン。二人とも役者 >>688 南支那海は支那の領土に囲まれていないから、戦略核ミサイル潜水艦の聖域にはならないよね。 着々と基地を作ってやろうとしてるけど。 せいぜいフィリピンが排除されるだけ。 浅深度は海底付近まで潜航すると海底隆起と区別がつきにくいから潜水艦にとって有利な面もある。 ただし、「機動」するとバレやすいのと対潜哨戒機に狩られるリスクもある。 だから、支那は南沙に基地作って囲いのもうとしてるわけだ。 小説「レッドオクトーバーを追え」の最後の戦闘では、アルファ級から魚雷撃たれた戦略ミサイル原潜が、アルファ側に艦首を向けつつ海底反響帯に逃げ込もうと急速潜航する。 小説ではあるけど、元保険屋のトム・クランシーに加えて元海軍作戦分析官のラリー・ボンドが噛んでいて、ほぼ本物の海軍兵棋演習に近い「ハープーン」で検証したとされてる。 かなり説得力がある。 >>696 周辺国の反発無視して、これからも強引に やるが、やはり地形はどんなに努力してもね。 もう一つ面白い(やっかいな)現象に「サウンドチャンネル」というのがあります。 特定の温度層内に音のエネルギーが反響し特定の条件(水温・周波数)で係数倍に遠方まで音が届く現象。 特に500以上の深い海での深海層の現象を「深海サウンドチャンネル」といい数百km遠方で潜水艦の推進音を探知できる場合がある。 これを知悉しているのはアメリカ海軍、イギリス海軍、旧ソ連海軍と海上自衛隊くらいでしょうかね。 ロシア海軍はソ連崩壊時に断絶があった。 支那海軍は到底、サウンドチャンネルを利用した作戦・戦術は駆使できないでしょう。 数十年単位で外洋作戦の経験を積まないと無理。 だから、まだ彼らは「深い海」での潜水艦運用では一方的に狩られる可能性があります。 当面は、東支那海、南支那海、黄海が限界。 海象データの蓄積を考え得ると、南朝鮮海軍は、ASWに関しては「赤子の手を捻るくらい」のレベルと推測されます。 気の毒ではありますが、これも武人の宿命。一朝事ある時は是非もありません。 潜水艦「安重根」以下全て一方的に沈めるしかないですね。 「ヨチヨチ歩きのアザラシの赤ん坊」を撲殺するようで後味は悪そうですが これ以上、射撃管制レーダーを当ててきたり、あまつさえ実弾を撃ってきたらそうなります。 性懲りもなく、今日現在も公海上で海自の哨戒機に「無線警告」しているようですね。 新聞報道によると。 >>699 油断は禁物ですよ。 もそもそロシアは、支那は東、南支那海、黄海進出に対してなんら行動を見せなかった。 おっしゃる通りの現状を知らなかった可能性はあるが。 自国の確証核反撃能力を展開するには心ともない。 言ってみれば、側背を開け放して後方陣地を築くようなもの >>702 ロシアの潜水艦勢力の現状は SSBN×13、SSGN×9、SSN×18、SS×22です。 古い艦が多く、全盛期を知るものには「寂しい(?)」限りです。 未だにデルタやビクターを使ってるもんな。 ただし、ボーレイ級、ヤーセン級を各5隻建造中なのとアクラ級を11隻保持しているのは不穏ではある。 水上艦は主用艦艇はクズネッツォフ級×1、キーロフ級×1に衰えた。 脅威なのは樺太、択捉島経由の島伝いの侵攻ですね。 ここは地上配備ミサイル等増強しています。 ボフォースとも連動しています。 >>702 読み返して見たら、誤字あるし日本語おかしいので。 >>699 油断は禁物ですよ。 もそもそロシアは、支那が東支那海、南支那海、黄海進出に対して、なんら行動を見せなかった。 支那が(ロシアも?)、おっしゃる通りの現状を知らなかった可能性はあるが。 自国の確証核反撃能力を展開するには心ともない。 言ってみれば、側背を開け放して後方陣地を築くようなもの なので、ロシアもそれを危険視しなかった。 が、沖縄トラフを支那が核ミサイル潜水艦の聖域にすると危険だ! として、異例の安全保障の話をし、また北朝鮮の瀬取り監視を申し込んで来た。 のが、安部プーチン共同記者会見。 >>704 そもそも深深度に潜航できるSSBNを支那がまだ持っていない。 最新型の晋級(12,000t,4隻就役)でビクター3、デルタ3と同等の最大潜航深度300〜350mと推定されています。 安全深度だとどうにか変音層をまたげる程度でしょう。 一昔前から見ると長足な進歩だが、まだまだ潜水艦戦は支那のウィークポイント。 >>705 いや、違うよ。 聖域を築けてないから、今は潜水艦に金をつぎ込んでいない。 というだけ。 沖縄トラフを手に入れれば年間10隻単位で投入してくる。 実際の可潜深度は推測するしかないのだから。 三次元機動の疑念を持たせるだけでも有効。 >>706 支那の戦略ミサイル原潜(晋級)はロシアのルービン海洋研究所の協力で就役しました。 技術系統上、さらなる性能向上を狙うにはロシアの技術のキャッチアップが鍵になります。 ところが本家ロシアの大型ミサイル原潜が重大な問題を孕んでいます。 最新のボーレイ級(最大潜航深度450m)の船体の高張力鋼をウクライナに依存していましたが、 当然、止められたので起工はしましたが進水、就役まで難航しています。 これまで就役に漕ぎ着けたのは3隻だけで生き残りのタイフーン級×1を合わせてもSSBNは激減しています。 玉突でロシアに技術依存せざるを得ない支那もSSBN建造は袋小路に入ってしまった、と見ることができます。 90年代からの古いウオッチャーには常識ですが対支那の「通常兵器戦争」でもアメリカ海軍はチートな「禁じ手」を保有しています。 老朽化したオハイオ級戦略ミサイル原潜を一旦戦略核の投射任務から外し、SSBNからSSGNにクラスチェンジ。 弾道ミサイル発射筒を改良し一艦当たり154発のトマホークを搭載しています。 4隻で合計616発。本気になったアメリカ海軍これで支那沿海地域をクレーターにかえます。 最後の手段として「これ」があるのは頭に置いておくのが有益です。 >>705 >>707 なんか論点ずらししてる? 分かってるとばかり思ってたから詳しく書かなかったけど。 南支那海 フィリピン海溝に出るまで200m以下の大陸棚で無理 西にベトナム 東にフィリピン 南にブルネイ 国際航路で内海になんない 黄海 44mから152mで無理 韓国手なずけたら内海化 南に日本 東支那海は最初に書いた通り平均200m程度の広大なたからが拡がってるから無理。 >>693 に書いた通り。 最大潜航深度なんて持ち出しても意味無い 隠れ場所に行くまでに撃沈される可能性高いのに、核ミサイル潜水艦の聖域にするには論外。 聖域だよ。 聖域。 聖域。 君は支那の軍師ね。 >>709 情報というものはまずは「兆候」を重視するものです。 南シナ海を戦略原潜のための 「聖域」にしたい中国 (岡崎研究所) http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2713?page=2 聖域いうか全部バレバレの航路で銅鑼の音ドンドンの支那原潜w 待ち伏せされ10日以上追い回され 命からがら帰港するw それとよく故障しますw 米原潜閉め出す「海中の万里の長城」完成か 中国、対潜水艦能力低さの補完狙う 中国軍事情勢(sankei) 09年4月に海南省に実験拠点を開設。 10年1月には南シナ海の海域にシステムの設置が完了したという。 これにより、南シナ海で音源(潜水艦)の方位や距離、深さ、型式が分析できるようになり、中国の対潜戦能力が大幅に向上したとしている。 また、各国の潜水艦の動向を把握することで、南シナ海で行動する094型(晋級)原潜の隠密性が高まるという。 海自の潜水艦が16→22になった理由が良く分かります。 従来の「海峡封鎖」から一歩進んだ戦略を構想しています。 >>710 その岡崎研究所が糞 つーのは念頭に無いのね >>711 つまり、支那のミサイル潜水艦の聖域に なってない の証明ですね。 んなこと言ったって現実として支那が「南シナ海をSSBNの聖域」とする戦略をとっているんだから仕方がない。 バシー海峡にSOUSUS相当の探知システムを構築しようとしてることも報道されています。 米誌ナショナル・インタレスト、CNN、米ジェームズタウン財団etc. メジャーどころの見解であすね。 日本にとって悪い話ばかりではありません。 支那が南シナ海の聖域化を進めるということは、対米における「核の先制不使用」から「相互確証破壊」に近いポジションに遷移しはじめているということで、アメリカの背中にも火が着きます。 「オフショア・バランシング」を決め込んでノホホンと高みの見物を決め込んでられなくなる。 日本にとって望ましい状況です。 「チャイメリカ」から「支那封じこめ」へのアメリカの外交姿勢の転換は、 自らの覇権維持、国家の存立に関わる次元になりつつあります。 基本的に支那は欧米のストラテジストの予測を上回るおそろしく「愚かな」戦略をとっています。(チャイナ(支那)4.0) アメリカとしては、最近まではある程度の支那のポジションを認めて日本と共食い(バランシング)させることを狙っていました。 息子ブッシュのロバート・ゼーリック以下親支那のラインナップをズラズラ並べて日本を切り捨てにかかっていた。 それをわざわざ支那側が対米で挑発的な政策をとり自ら瓦解させようとしている。 なかなか合理的な説明が難しいですが、それが共産主義の宿痾というものか。 >>718 ミサイル潜水艦の活動拠点化ではあっても、聖域にはなれない。 地形 周辺国 水深 台湾、ベトナム、ブルネイ、フィリピンを支那が支配なら、フィリピン海溝を聖域にできるが。 はて? 「海溝」て戦略ミサイル原潜に何千メートル潜らせるつもりですか。 深海探査船と間違えてねえか? オハイオ級でもせいぜい400mですぜ? そもそも「聖域」とは? 米ソ冷戦時、互いの戦略ミサイル原潜は北極海に潜伏していました。 ところが水中発射ポラリス等々射程が延びていくと北極海に拘る理由はなくなった。 むしろ、敵のSSNのASW戦能力が大きくなると、こいつらに狩られる危険性が増してきました。 アメリカは良いんです。ほぼ世界中の海を海洋支配しているので。どこにでもオハイオ級を潜伏させればいい。 ソ連は苦しくなってきました。 最大の基地ムルマンスクが面しているバレンツ海も、サンクトペテルブルグが面しているバルト海も外海に直接面しているので。 タイフーン級が出港する直後から超静粛なロサンゼルス級が待ち構えていて音もなく追尾してきます。 有事になれば、開戦直後にソ連のSSBNを撃沈する算段です。 そこでソ連海軍は、ほぼ全水上艦艇をASW戦に投入することでバレンツ海からロサンゼルス級を排除することを考えました。 主力艦であるキエフ級軽空母でさえ、正式には「対潜巡洋艦」 ところが、それでも厳しいのです。 通常戦からエスカレーションされる柔軟対応戦略下では、欧州戦線で優位に立つためソ連海軍はNATOの大西洋・太平洋のシーレーンをぶったぎる必要があります。 NATOが強化され、リフォージャーを看過してると陸上戦力でも圧倒されるからです。 このソ連海軍の必然的な前方作戦をアメリカ海軍は待ち構えています。 アイスランドからスコットランドの間にSOUSUSバリア、P3Cバリア、F-15CAPで塞ぎ、越えようとするソ連艦艇に消耗を強要します。 そうやってソ連海軍が消耗すると、今度は反転攻勢に転じます。 余力が出てきたロサンゼルス級がバレンツ海にも進入してきて片っ端からソ連原潜を狩りたてます。 最終段階は、理論的にソ連海軍航空隊の集中攻撃を跳ね返せるとされるCVTG×6の巨大CVSGが押し寄せてきてムルマンスクごとソ連海軍基地をクレータに変えます。 仕上げにエアカバーがなくなった北極海海のソ連SSBNを掃討してとどめをさします。 太平洋戦争時に日本帝国海軍が味わった絶望的なネイバルパワーの発揮です。 その中で例外的な地域があります。 オホーツク海です。 四方をソ連占領下の島嶼(例外が・・深刻な例外があるが・・)に囲まれたオホーツク海はいかなアメリカ海軍と言えども容易に進入できません。 水上艦艇を叩き潰しても、地上からのASW戦力の投下が可能でロサンゼルス級の潜入経路も限られます。 最後まで生残り核抑止力を維持することが期待できます。 前ふり長いですが、「聖域」の条件とは、優勢なアメリカ海軍の進出を阻む陸上拠点で囲まれ海域のことです。 フィリピン海溝とは、一般的にはフィリピン諸島の東方、フィリピン海(太平洋)に面する海域で外洋からの進入を阻む陸地はありません。 支那大陸、台湾、フィリピン諸島で囲まれる海域は一般的には「南シナ海」とカテゴライズされます。 南シナ海 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/14/Karta_CN_SouthChinaSea.PNG/220px-Karta_CN_SouthChinaSea.PNG >>725 聖域と最大潜航深度は、全く関係ない って何度も書いてるだろ どっちにしろ核ミサイル撃つときは、海面近くまで上昇するのに 何言ってんだか >>725 二次元脳なんだね。 なぜ、敵の姿が見えてるのに、第二次大戦で艦船は一方的に航空機にボコられたのかな? 3次元に機動するっ〜のはそういうこと。 現代の潜水艦同士の戦いでも、本当に魚雷あてられるのかねなー? とか、言われてるのに。 戦闘機になんで未だに機関砲積んでんの? ミサイル進化してんのに >>725 基本がわかってないよね https://pro.cocomo.jp/?p=82 例えば光が水中に進む時、水面で光が屈折するぐらい知ってるよね? これと同じで水中を伝わる音波も、違う温度域を通るとき、波が屈折したりする。 変音層、潜水艦でググると出るかな? さらに、密度の違いでも音の伝わり方は違う。 音は、液体よりも固体の方が遠くまで早く伝わるけど、深海と浅瀬では当然、水の密度は違う。水圧ね。 つまり、補正をかけないと、わからないんだよ。 コンピューターがやってくれると言っても完全ではない。莫大なデーターと超進化したAIでも完璧はない。 つまり、無茶苦茶近い距離に居るなら、人間のかんと魚雷のセンサーで絶対当てられるかも知れないが、 遠いと実は明後日の方向に撃ってしまって魚雷のセンサーで探知出来ないかもしれない、あるいは魚雷のセンサーが探知してくれても変進、深度変更で、当たる前に燃料切れで力尽き。 なんて世界になるかも、と言われてる。 この辺は空中戦をイメージすれば良いが、水中では空中戦とは違って、敵の姿は見えないのだよ。 すぐそばなら、カメラ付けときゃわかるけど。 水中では光は遠くまで進まないからねー >>733 追記すると 軍オタの君なら当然知ってるだろうが、あえて書くと 戦艦大和や10式、90式戦車は自身の主砲に耐える砲塔前面装甲だよね。 それと同じと言うと変だが 側面アレイソナーや曳航ソナー積まないと、方角も深さも探知出来ないレベルに、海上自衛隊と米海軍の潜水艦は到達してる。 と推測できるよね。 居るのはわかるけど方角も深度も分からない、魚雷当てられない←艦首ソナーだけでは 原理は違うけど、複数の目、あるいは耳でスティルス戦闘機発見するバイステイックレーダーと同じ。 距離を離して複数のレーダーで発見する。←スティルス ソナーの距離を離して方角と深さを標定する←側面アレイソナーや曳航ソナ なので、聖域にはある程度の深さが必要なのは理解出来たかな? で、話を戻すと、聖域にしたということは、水上艦や対潜航空機、ヘリの侵入を防げると言うことだから、あとは敵の潜水艦侵入を防げば良いだけ。 潜水艦用機雷とかで。 で、それをくぐり抜けるやつを、我が電動機切って潮流や慣性に任せて舵を切りつつ、 侵入する潜水艦刈ったり、あるいは報復核攻撃まで、ジーっと潜伏するにはある程度の深度は欲しいわな。 ある時は100mある時は400m、ある時は300m、ある時は350mと深度も変えて。 特に戦略核潜水艦は。 >>732 >>733 変音層を跨ぐと探知距離が半分になりますが、それを飲み込めば普通に聞こえます。 魚雷についてはMk.46はほとんど「必殺」と言われています。 >>734 文字通り「時間」の問題って奴です。 最も一般的なハルソナーでも探知を継続することで時間の経過とともに全ての射撃解析値(距離、方向、深度、速力)を得られます。 単純な数学的な「三角法」の計算問題です。 さらに敵の位置や先に魚雷発射できることに確信があるならアクティブモードに切り替えて一度だけ射撃直前にピンガーを放つ選択肢もあります。 トム・クランシーの「レッドオクトーバを追え」「レッドストーム・ライジング」を読むべきだ。 細かく描写しているので。 また「ハープーン」で遊んだ世代ならこのへんの攻防の綾は血肉に染み付くほど知っています。 「ウォーゲーム同好会」の定番でしょう。 トム・クランシーのアドバイザー、ラリー・ボンドの軍事的知識は本物中の本物で、湾岸戦争の開戦日時と地上戦開始日時をほぼ的中させました。 日本の「軍事評論家」と称する人達は全然だめでした。 >>736 つまり、発見してもすぐには撃てない世界。 解析が必要。 と、言ってるわけだ。 >>739 そら第一次世界大戦のUボートの時代からパッシブソナーはそんなものでしょ。 周波数と振幅と方向しか分かりません。 やがて時間の経過とともに敵味方の艦が動いてそれらが変化します。 原始的なやり方ではそれを海図にプロットして敵の座標、深度、速力を徐々に絞りこんで行きます。 今は自動化されてんだろうけどね。紙と鉛筆でもできないことは無い。 小説「レッドオクトーバを追え」の見どころは、アメリカへの亡命を図るタイフーン級改の「レッドオクトーバ」と それを阻止せんとするアルファ級「V.K.コノヴァロフ」との最後の戦闘場面です。 アルファの魚雷が被弾し大半の機能を喪失するレッドオクトーバですが、凄腕のソナー員のジョーンズの聴音を元に艦長のラミウスが紙と鉛筆でアルファの企図を推定しながら操艦するシーンはゾクッとするほどリアリティがあります。 映画(ショーン・コネリーは渋いが)はクソで小説がお勧めだ。 衝撃的なのは、80年代我々日本が左翼思想全盛期(防衛庁はそれなりに苦労してたが)の茶番劇場の真っ只中でお花畑やってるときに 大西洋、バレンツ海、北極海では米ソの海軍力が高度な戦略を駆使して冷戦有利に進めようと日夜角逐を繰り返していた事実です。 それを日本は正確に認識していなかった。 これがやがて90年代の深刻な外交的敗北を生むのです。 近年、支那との対立が激化する中でようやく「レッドオクトーバ」の意味が実感できるいうになってきました。 抑止力の意味がね。 「レッドオクトーバー」では、ラミウスの亡命を阻止するためにソ連がほぼムルマンスクの全艦艇をアメリカ東海岸の沖合いに出撃させる戦慄の状況が発生します。 目立たない場面ですが、アメリカ大西洋艦隊司令部でこれに対処する空母ケネディ攻撃群、空母インヴィンシブル対潜哨戒群、戦艦ニュージャージー水上打撃群の運用を討議する場面がある。 これが実に良い。 「作戦術」の本質が良く分かります。 まずもって「原則」的では全くありません。 戦略環境を兵棋で可視化しながら、より良い運用は無いか理性的に討議を加え 次々と3つの戦術グループの配置を「進化」させていきます。 元々、アメリカ海軍の作戦畑にいたラリー・ボンドの面目躍如です。 >>740 まぁ、素人さんには面白い話だろうから、特に突っ込まないよ。 レッドオクトーバー映画つまらんかったよ だが小説もつまらんのだろう 古本100円で買えるかな >>745 >>746 今さら次郎の全米ベストセラーですよ? つか日本でも売れまくりました。 >>744 保全に抵触するネタは推奨しません。 ソースは公刊文書だけにしましょう。 米軍のFM、ADPは完全公開だから推奨です。 「ハープーン」やトム・クランシーシリーズは公刊の中ではかなり限界に近いネタです。 米軍の当時の現役やOBをソースにしています。 クランシーの「熱砂の進軍」「暁の出撃」「戦闘航空団解剖」「海兵隊」etc.になると完全にドキュメンタリーで現役の軍人が直接インタビューに答えるようになっています。 「暁の出撃」では、航空戦略理論畑でマスコミにはなかなか直接的にはでてこない「ファイブ・リング・モデル」のジョン・ワーデンが登場します。 インタビューやら湾岸戦争時の航空戦略やらかなり貴重です。 日本では暗黙知として戦略爆撃による勝利をめざしたAWPD-1は周知されている。 ところが、同じ世界大戦中に改変・策定され、統合作戦テイストを入れたAWPD-42について知られていない。 アメリカ陸軍航空隊(アメリカ空軍)でも戦略爆撃による戦勝の線は引けませんでした。 ワーデンが理論的にリードした「インスタント(瞬雷)作戦」もこの二つの戦略の間で逡巡しています。 マルチ・ドメイン・バトル(MDB)改めマルチ・ドメイン・オペレーション(MDO)のおかげで未だかつてなく作戦術(Operational art)が脚光を浴びているように思う。 あえて苦言を呈せば一過性にはしてほしくない。 流行りものではなく古典的な兵学思想(science of war)の上に成り立っている進化的プロセスであることをしっかり認識してほしい。 「急がば回れ」です。 マルチ・ドメイン・オペレーションへの誤解としては「サイバー・宇宙・電子・情報で戦おう」というものでは全くないのです。 そうではなくて、「今までアメリカはその次元で圧倒的な優位を享受してきた」が「これからは優位を維持できず競争的(コンペティティブ)な環境になる」ということを前提としています。 では、どう戦うか? そこでマルチドメイン。複数領域の統合です。 これによってストラテジックなレベル、あるいはオペレーショナルなレベルの「火力(サイバー・電子・宇宙・情報)」により「機動(マニューバ)」ができる窓を作る。そのシナジー効果により敵の企図を破砕する。 形態や次元は変われどやはり火力と機動を組み合わせた作戦次元のマニューバにて勝つ。 火力による消耗戦を嗜好してるわけでは無いことは理解して欲しい。 安倍政権の安全保障政策(統合多次元防衛力)は、残念ながら技術・戦術レベルでのサイバー・宇宙・電子戦への重点施策でしか見れていない。 全く理解すらできていないと思われます。 「作戦次元」が兵学思想として欠落している悲しさですね。 最近、世上で、アメリカ人の「日本人はケイパビリティだ」というセリフを益々聞きます。 これは「俺たちのマルチドメインオペレーションに戦術次元で参画できるほど能力が高い」という誉め言葉であるとともに、 「俺たちのマルチドメインオペレーションで戦略・作戦次元で使役される無駄に能力が高い馬鹿な奴ら」という嘲笑でもあります。 もう少し戦争の階層構造の観点から客観的に見てはどうかと。 特に戦略次元、作戦次元の視点を今度こそ、今度こそ導入しましょう。 日本政府は「作戦基本部隊」という発想を放棄しました。 これは1ランク上の部隊を防御で阻止、同クラスを遭遇戦で撃破、1ランク下の陣地防御陣地攻撃で撃滅できる編制です。 これを棄てた以上もはや戦術次元で跳ね返せる事態は越えています。 作戦次元のマニューバで勝つしかない。 同時に対着上陸作戦という概念も捨てました。 海がどうだろうと、空がどうだろうと、最も日本の地形的なアドバンテージだったのですが捨てました。 国土・国民を巻き込んだ猛烈な内陸部戦闘になります。 安倍晋三氏の目には「国民」が映ってないんでしょうな。 陸軍が個人的に嫌いなのは理解しますが、国土の上には国民も乗っているんですがね。 無闇にリスクにさらすのは何故? 基本的な編制の構造として、島嶼部含めて全国機動する「機動師(旅)団」、各地域を防護する「地域配備師(旅)団」の二種類に再編されました。 ただし、これらには必要十分な火力と機動打撃力がありません。(北方を除く) そこで、方面直轄部隊に若干の野戦特科が残っています。 これらを振り分けるしかない。 よって、実際に侵略事態が生起した場合は、これまでの対着上陸作戦から防ぎ切れれない場合に部隊転用で押し返す戦い方から、 初動の敵軍の国土への上陸は諦め、全国運用にて必要な部隊をかき集めてきてから押し返す戦い方に変わりました。 これは事実で防衛白書を御覧下さい。内閣総理大臣・安倍晋三と防衛大臣・小野寺五典が選択したまごうことなき安全保障上の選択です。 一時的に敵の占領下におかれる国民が殺戮されようが家屋を焼失しようがイージスアショアやF-35が大事と。 トランプ政権に尻尾振るのに忙しいと。 行間を読めばそうなります。 彼らは「制空権」「制海権」(この概念からして実現性が無いが)があれば「陸」は必要ない、こう考えているのでしょう。 これはおかしな考え方です。 今のMDOで想定している事態をよく思い起こして下さい。 アメリカ空軍・海軍でさえ支那のA2/AD圏で活動できない、 特にサイバー、宇宙、電子戦、情報戦の優位を失い競争的になっている状況では。 全ての基盤となっているGPSさえ潰されるかもしれない。 これが前提です。 インフラを潰され、米軍の来援も遅延し海自・空自も機能不全。 陸は全体的に火力・機動打撃力が不足している。 これでどうやって国民の安全保障に万全を期すのか? 日本政府が自分で出してる文書に既に重大な矛盾があります。 支那のスパイを一人特定するなら安倍晋三その人でしょう。 国防を骨抜きにしている。 >753 >ストラテジックなレベル、あるいはオペレーショナルなレベルの「火力(サイバー・電子・宇宙・情報)」により「機動(マニューバ)」ができる窓を作る。 その逆で、マニューバにより火力を叩きこむ隙間(Window)を作為するという着想も忘れないで欲しいかも。 火力による消耗戦的手法も不可能ではなく、むしろ非接触戦闘を謳うMDO/MDB、ハイブリッド戦においては考慮すべき重要な手法の一つになりえます。 ただ複雑なドメイン関係を持つ現代戦場環境にあっては、火力も文字通りの火力以外に目に見えないサイバーな火力であったり、宣伝という人心に対する火力もあり得ます。 さらにこの火力を投射するために、マニューバにより有利を作為しなければいけない場合もあります。 火力というより影響力や強制力の投射とでもいった方が良いかもしれません。 この場合の火力は従来の消耗戦というより累積戦略的な意味あいが強いものではありますが、消耗戦、機動戦という二元論的理解からの脱出も これら昨今の用兵思想の認識には必要ではなかろうか。 >>761 「二元論」というよりも、消耗戦に加えて機動戦という選択肢が拡大され、これらがパラドキシカルにくるくる回る。 老荘思想の太極図にような絵をイメージしています。 このマルチドメインでの「パワポ」ポンチ絵を上手く書いたらアメリカ人もよろこぶでしょう。 "oprative"は「作戦的」という意味ですが、元々は戦闘に至る「機動」を司るという意味も濃厚に持っています。 米国の「マルチドメイン"バトル"(MDB)」から「マルチドメイン"オペレーション"(MDO)」の言葉の変遷も 地理的な感覚に加え「機動」への意識を濃厚に反映しています。 各ドメインで降り注ぐ敵の火力を意識しつつも、これを打破して「機動」するメドッドと言っていいでしょう。 機動できなかったら、そもそも日米安保で米軍が来援せず日本にとって事態は深刻です。 こういう前提の中で「統合"機動"防衛力」から、わざわざ"機動"を外して「統合多次元防衛力」という言葉に変更した。 MDBからMDOの変遷と比較して異次元な方向に「機動」していったのが分かると思います。 有り体に言って不見識ですね。 「ドメイン」を「次元」としたのも実に不見識。 普通は「次元」=level of warで戦略-作戦-戦術の階層構造のことですね。 「ドメイン」は「領域」を当てることが本来多いようですが、「次元」という言葉は今後混乱を生起するでしょう。 困ったものです。 >764 >普通は「次元」=level of warで戦略-作戦-戦術の階層構造のことですね。 ドメイン(domain)は、特定の個人や集団の管理の下に置かれている時空間の範囲を表す概念であり、権威の制約を表現する手法の1つである。管理領域とも言う。 なお管理の範囲は可変だし重複も自由なので、次元といった連続概念や固定的観念で把握するのイクないと思う。 (1-2-3-4-5と準に影響範囲が並ぶ訳ではなく、いきなり1-3が並ぶとか、1.2.3.4.5がそれぞれ同時に隣接する場合もあるのがドメイン) ちなみにこの説明を当てはめる場合、時空間には仮想空間(サイバー空間)も含むと理解すべき そしてさらにドメインは階層構造の一部分を表しますが、それは必ずしも階層と=という訳でもなく階層を跨る場合もありますので 階層と混同するのもイクない。 >>765 「教義」ととらえれば編制・装備を含む広い概念だから戦略次元まで包含するものと思われるが、 わざわざマルチ・ドメイン・「オペレーション」というくらいなので「作戦術f」を強bュ意識しているbニ思われ。 アクティブディフェンス-エアランド「バトル」-フルスペクトラム「オペレーション」-ユニファイドランド「オペレーション」-ときて エアシー「バトル」-マルチドメイン「バトル」-マルチドメイン「オペレーション」。 接尾語も重要。 「バトル」と表現しようが「オペレーション」と表現しようが「マルチなドメイン」と表現しようが、「戦争の階層構造」は厳然と存在しほとんど本質に近い。(時に変りますが) ところが、その導入を曖昧にしながら「マルチドメイン」「多次元」と言い出したところに強い危惧を感じる。 日本において。 この行き着く先がどうなるか言うと「特定」の「戦術的な戦闘場面」を切り出してきて編制装備を決めてしまい、 そこから作戦次元をすっ飛ばしていきなり戦略次元(予算・法律(閣議決定))の話をしだし(さらに途中、変なのが乱入し)、 他のものは「いらない」とする何回も何回も何回も見てきた短絡的な議論です。 戦争を全体として捉えることが、まずは優先的な課題。 日本では。 >766 マルチドメインバトルでも十分に作戦術を重視していますよ。 現在、米軍のニュースなどでみられる議論や情報をみるに マルチドメインオペレーションは作戦術としてより、戦略術≒安全保障に足を突っ込みつつある感じです。 MDB:政治>>||>軍事戦略>作戦>戦術 ⇒熱戦に入ってからのドクトリンなのでバトル(戦闘重視) が MDO:政治>>>軍事戦略>作戦>戦術 ⇒熱戦以前の冷戦時の抑止体制を組むのでオペレーション(作戦計画重視) になった感じ ※そうしなければ、そもそもの対処事態であるハイブリッド戦争に後れを取ることになる。 >>769 今分かっているのは、MDOには平時の(と言っても競争的な)フェイズから始まって、やむを得ず大規模戦闘に至るいくつかのフェイズがある、ということです。 最初の局面では、非殺傷な情報・心理的なのも含めてstrategicな「火力」の応酬になる。 この段階で拒否が成立し敵国が諦めてくれればそれでよし。 駄目な場合は、operationalな火力の応酬になり、windowの設定からoperationalな機動が始り、最終的にはclosedなどぎつい戦闘が生起する。 ソフトな方法での不戦屈敵をめざすものではあるが、近接戦のフェイズを躊躇うものではなく、 必要とあらば躊躇なく地上軍(陸軍・海兵)が突入し、敵国の非対称なアセットを麻痺させて、逆に空軍や海軍が敵国にアクセスできる窓を作る場合もある。 Multi-Domain Battle Space Scenario https://m.youtube.com/watch?v=car1O_qfkW0 まだ「バトル」の時代のシナリオですが(翻訳する気力もないが)"maneuver advantage"を連呼してるのは分かる。 「オペレーション」になって拡張されたのは、さらに各ドメインの並列性が強調されるようびなったこと。 さらには「同盟国」がよりクローズアップされるようになったこと。 「敵」がどうしようもなく「支那」になったことですかね。 完全に「第二次冷戦」、2ndコールドウォーは始った。 惰眠を貪る時代は過ぎ去りました。 あらたな国際秩序を目指して歴史は動いていきます。 マルチドメインオペレーションは、それほど奇をてらった発想ではなく、パーツ、パーツで見れば古典的な戦史に現れてる事象です。 そこの戦史上のデータ蓄積や価値の認識も羨ましいところです。 対空火力による航空機の活動抑止は、第四次中東戦争でのエジプト軍SAMが代表例です。 前半ではイスラエル空軍はほぼ活動を封じられました。 後半にこれを打破したのはシャロン師団等等のスエズ逆渡河作戦で、対岸のエジプト軍SAMを機甲師団で蹂躙し空軍の活動に突破口を作りました。 マルドメのシナリオ、ウィンドウのイメージはこれに似ている。 クライスト装甲集団のセダン突破も興味深いサンプルです。 第1装甲師団と大ドイツ歩兵連隊が確保したセダンの橋梁に対し、フランス空軍は総力を上げて破壊を試みますが グデーリアンは全軍団の対空火網300門を集中し対抗します。 セダンに吸い寄せられ、対空火力とルトバッフェのインターセプトにやられフランス空軍は航空優勢を喪失していきます。 1940年のマルドメと言ったところでしょうか。 A2/ADの原形と言われる太平洋戦争時の帝国陸海軍の絶対防衛圏ですが、 単純に消耗戦で敗れさったわけでは無いことは認識した方がいい。 トラック島が壊滅するまで、そもそも「主力部隊による決戦」に持ち込めていないのです。 前哨基地であるクェゼリンを米海軍・海兵隊のTF(=独立行動できるTGの集合)に襲撃・攻略され中枢のトラック・マリアナまで情報位相での「窓」ができてしまった。 これによって米第5艦隊進攻に対し適時適所に両的な戦力を集中することできなくなり各個に撃破された。 アメリカ陸軍における「窓」をこじ開けておく先遣部隊をマルチドメインタスクフォース(Multi-Domain TF)といらしいですが、太平洋戦史に照らしてもなかなか示唆に富みます。 「RIMPAC2018のマルチドメイン(Multi-Domain)化」について http://www.mod.go.jp/msdf/navcol/SSG/topics-column/col-116.html >771 >「敵」がどうしようもなく「支那」になったことですかね。 それを言ってるのは海軍と海兵だけ 陸軍と空軍は欧州を志向 対中国だけが米軍全体の方向性として捉えてしまうとそこに偏見が生まれ、ドクトリン自体も見誤るので要注意 >773 >後半にこれを打破したのはシャロン師団等等のスエズ逆渡河作戦で、対岸のエジプト軍SAMを機甲師団で蹂躙し空軍の活動に突破口を作りました。 それは違う、イスラエル空軍は対SAMを最優先し地上支援を一時放棄し差し違える覚悟でSAMを潰しました。 そのお陰で航空優勢を回復 エジプト軍のSAMは確かに地上部隊による航空優勢の確保というWindow例ですが 後半は見当違いなので注意 >>776 >第4次中東戦争 一般的な解釈では10月14日以降の再度の攻勢によりエジプト軍が「ミサイルの傘」を出てしまい空陸からの反撃で大損害を受け さらに、15日以降のガゼル作戦でスエズを逆渡河した第162師団等がエジプト軍SAM陣地を掃蕩したとあります。 F‐16―エース・パイロット 戦いの実録 https://blog.goo.ne.jp/monkey-atax/e/d06fbde795d7d4b84ea145b19ba1e911 現代航空戦を生々しく描写しています。 著者は、ワイルドウィーゼル任務でのHARMの効力にはやや懐疑的で通常爆弾での量的な火力投射の必要性に言及しています。 当たり前といえば当たり前ですが、空軍によるSEAD任務だけで敵SAMの撃破を図るのはかなり不効率と。 宇宙ドメインも湾岸戦争のときから戦争は始まっています。 旧ソ連は、レゲンダシステムによりコーカサス地方の衛星照準・通信ステーションからペルシャ湾で作戦中の艦へ衛星通信を介して情報を送り イラク軍のアメリカ空母機動部隊攻撃を誘導しようとしました。 が、NATOの電子妨害で失敗。 ソ連はイラクサイドで準参戦状態だったと。 それで一方的に敗北したのはショックでした。翌年、崩壊。 ただし、現代ではアメリカもそこまで一方的に宇宙で勝つ自信は無くなった。 有人飛行もシャトル以降やっていませんしね。 >777 >公開されてる情報では、米陸軍のMDOの核心たるMDTFは米太平洋軍を中心に実験、配備を目指しているようですが。 米インド太平洋軍の主力は陸軍ではなく、海軍と海兵隊です。 MDTFも、海軍と海兵隊を中心に編成され演習中。 >778 >15日以降のガゼル作戦でスエズを逆渡河した第162師団等が 逆渡河したのはスエズ南部の一部地域のみ その目的も逆侵攻です。 SAM掃討のその過程におけて重要ではあるいが1フェイズにすぎず、それ事態が目的ではなく、それは手段にすぎません。 ガゼル作戦 主目的:逆侵攻による早期終戦 侵攻作戦を確実化する為の当初の重点撃破目標が渡河点周囲のSAM陣地 手段を目的っぽく書くのいくない >>781 >MDTF Multidomain Operations Task Force cuts teeth in Pacific https://www.defensenews.com/land/2018/08/28/multidomain-operations-task-force-cuts-teeth-in-pacific/ "MDTF"はアメリカ陸軍が編制中です。これはガチ。 これを事前配置しておくことでA2/ADのシャッターの窓を少し開いておきます。 ただし、欧州への配備が先行される、という資料もある。 まだ部隊実験を段階的にやってるようで続報待ち。 >>781 >ガゼル作戦 まだマルドメ概念がある時代ではなく、戦史上のドメインを越えた「効果」に着目しています。 シャロン師団、アダン師団のスエズ逆渡河作戦でエジプト軍の西岸SAM陣地の機能が破砕されたのは確かで イスラエル軍の対地攻撃が50-70ソーティ程度まで拡大できるようなった、とあります。 つべのマルドメ動画にも機甲旅団や海兵旅団が奇襲侵攻してSAMやSSMを叩き潰して空軍のための「窓」(三次元)を作るフェイズがあります。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる