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国家安全保障政策/国家戦略研究スレッド

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2018/08/27(月) 21:57:36.80ID:3AiPVM4T
我国の繁栄と安全を守る国家安全保障政策とこれを実現する国家戦略を研究・提案するスレッドです。

○国家安全保障政策とは
国家の独立と繁栄を維持するために、主に軍事的な脅威などから国家を守る政策。国家は多様な価値観を包含しており政策は必ずしも他の政策・党派と整合するものではない。

○国家戦略とは
国家目的を遂行する最高位の観点から、平戦両時に政治・軍事・経済等の国力を効果的に運用する統一的・総合的・全般的な戦略。安全保障政策を上位構造とするが、政策上の不整合は国家戦略により統合が図られる。階層構造下位の戦域戦略、作戦、戦術の準拠となる。

○戦略の位相
国家戦略を構成する全ての位相(軍事・経済・文化・社会・科学技術etc.)を議論の対象としkますが軍事を主たる切り口とし、それ以外の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。

○戦略の階層構造
戦略を構成する全ての階層構造(世界観・政策・国家戦略・戦域戦略・作戦・戦術・技術)を議論の対象としますが、作戦次元以下の議論は50スレを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。

○戦略と戦史
戦略とは一般的な法則が成り立つような分野ではなく、戦史において淘汰される複雑系・非線形・進化的なプロセスです。議論の根拠たり得る戦史上の事象(古代・中世・近世・近代・現代)を議論の対象とします。

○当スレッドのスタンスと地誌について
当スレッドは明らかにネット右翼(ネトウヨ)スレッドです。対象脅威を尊称で奉る趣味はございません。戦史・兵要地史の一貫性のため歴史的な略称(支那・北朝鮮・南朝鮮・米・英・仏・露・独他)を推称します。

○戦略思想家の格付け
●神様リスト
クラウゼヴィッツ、モルトケ、コーベット、リデル・ハート、マイケル・ハワード、コリン・グレイ、ルトワック
●疫病神リスト
ジョミニ、フォッシュ、フラー、マハン、ドゥーエ、ハマン・カーン、キッシンジャー、バーナード・ブロディ、クレフェルト、ミアシャイマー

「勝利は既に(戦略次元で)確定している。卿らの上に大神オーディンの(作戦次元以下の)恩寵あらんことを。」
0901JTAC
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2019/04/21(日) 20:53:03.99ID:0fFsmTsa
どこが問題かと言えば、局所の範囲を広げたり、ネットワークをさらに多層していくと、計算量の増加がn2乗問題になり頭打ちになってしまいます。
数学的に限界点がある方式なのです。
0902JTAC
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2019/04/21(日) 21:01:58.96ID:0fFsmTsa
問題が単純で小規模な内は、かなりエレガントな成果を出して人間を驚かせます。
ただし、複雑化、大規模化していくと計算量の問題で頭打ちになる。
人間の期待を裏切るわけです。

ハード面で何とか実装できるエキスパートシステムとしては昔から有為な結果を出しています。
ところが「一般的な知能」としては完全に限界が見えています。

「日本がAI強い」というのも語弊があり、「産業分野の機加工技術のエキスパートシステムへの応用について強い」が妥当な表現でしょう。
0903JTAC
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2019/04/21(日) 21:12:05.92ID:0fFsmTsa
そこで問題にしたいのは「AI」というものをエキスパートシステムとして進化してる現実を見ずに、あたかも普遍的なものに誤解させるような表現です。

特にNHK(日本放送局)。
「中国のAI研究は日本の数倍進んでいる」「中国のビックデータの環境には到底敵わない」「中国の(ry」

そもそも「AI」と一括して扱えるレベルにない。「中国様の先進AI研究」含めて。
エキスパートシステムとして分野別の優劣はあるかもしれまぜんがね。
こいつら、全く理解してないのではないか?と呆れます。
0904JTAC
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2019/04/21(日) 21:43:38.71ID:0fFsmTsa
「将来的にAIが一般的な知性に到達するか?」と問われれば答えはYesです。
我々「人間」という物理現象があるのでそう思わざるを得ない。

ただし、今の「局所的な入力を総合する多層ニューラルネットワークの先にあるのか?」と問われれば答えはNoです。

「エキスパートシステムとして実装・洗練させる」という段階と、「各エキスパートシステムを統合する(未知のブレイクスルー)」という少なくとも二段階があります。
後者はマンハッタン計画並のブレイクスルーでしょう。
ただし、不可能ではないし挑む価値はある。
0905JTAC
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2019/04/21(日) 21:55:33.29ID:0fFsmTsa
将棋の電脳戦において、プロ棋士がAI将棋に破れさったわけですが、
これも正確にはAIという技術というよりも、「ポナンザメソッド」(敵見方の三つの駒に着目した評価で大幅に計算量を削減)という「戦略」に敗北した、と言うべきでしょう。
(チェスで先行研究があったそうですが)

ポナンザを開発した保木氏のエキスパートシステムを開発していく上での戦略に敗北したわけです。
この「史実」は中々に示唆に富んでいると思います。
0906JTAC
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2019/04/21(日) 22:11:31.17ID:0fFsmTsa
今後、戦略的なゲームチェンジャーと言われるAIを研究開発する上で考察すべきは
一般的な知性にブレイクスルーする上での「複雑系科学」全体の広範囲な研究です。
「現在のAI技術の延長」という狭い部分にフォーカスしてると木を見て森を見ずになる。

「エキスパートシステム」としての各分野のAI技術は当然洗練させるべきです。
ただし、これに加えてエキスパートシステムそのものを生み出す学術的、さらにはこれを「アーキテクチャ」に発展させる社会学的な複雑系科学全体の有り様についても研究し実装していくべきです。
こうした、社会全体の意識や考え方の変革を含めた広い研究・施策の先に科学技術としての「普遍的な知性としてのAI」も見えてくるように思います。
それは、支那のような権威主義的な思想ではなく、自由で自律した精神の方に適合性があります。
まだまだ日本も呆れるほど権威主義的ですが。
0907JTAC
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2019/04/24(水) 22:06:54.52ID:EShcf2TS
サイバー戦について、クローズアップされるのはハッキングの攻防ですが、少し視点を変えてはどうでしょうか?

「情報ネットワークのコントロール」という観点からもう一度サイバー戦を見直すのです。
単にハッキングを競うわけではなく、敵味方のオープン系・クローズ系のコントロールを競い
究極的には通信ネットワークを流れ、処理される情報量によって「サイバネティック優勢」を確保します。
劣勢の場合でも敵の「サイバネティック優勢」を「拒否」することで敵にコンバージェンスの窓を作らせないようにします。
0908名無し三等兵
垢版 |
2019/04/24(水) 22:12:16.95ID:EShcf2TS
某「攻殻機動隊」の自閉モードのように通信ネットワークせずに小部隊が独立行動とる分にはサイバネティック劣性の下でも戦闘可能です。

ただし、単純な行動に限定され統合・諸兵科、あるいは作戦次元の大規模作戦を高速ループで回すことは困難になります。
0909JTAC
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2019/04/24(水) 22:28:46.11ID:EShcf2TS
これに勝ち抜くためには、やはりオープン系・クローズ系のモニタリング(可視化)ですね。
(ハッキングが横行する環境で難しそうですが。)

「先方」は「五毛党」による人海戦術がお好きなようですが、当方はAIエキスパートシステムのキラリと輝る知性でお相手いたします。

同盟国を含めた広範囲な連携で情報ネットワークを可視化していくには、やはりオープンソースのインフラ構築は必須でしょう。
そもそも自分のOSの中にバックドア付きのブラックボックス「マイクロソフトWindows」が入っていては話になりません。
プーチンロシアもオープンソースのLinuxに切り換えたそうですが、これは自分も賛成。
サイバー戦に本気で勝ちたいなら政府系はLinuxに切り替えるべきですね。
それでAI可視化エージェントを標準実装し戦いに備えます。
0910名無し三等兵
垢版 |
2019/04/24(水) 22:30:32.34ID:EShcf2TS
サイバー戦も80年代からの歴史があり、ある程度の戦略・作戦s
0911JTAC
垢版 |
2019/04/24(水) 22:39:46.84ID:EShcf2TS
セオリーは明らかになっています。
情報ネットワークを可視化していくには月並みですが「関係機関の連携」が極めて重要です。
逆に言えばサイバー攻撃の狙い目は組織間を跨いだ端末を狙うのが勝ち目になっていなす。

80年代の「ある事件」ではアメリカと西ドイツの連携した追跡により西ベルリンに潜入しハッキングに及んでい工作員はあっいう間に追い詰められ、リアルに郊概に駐車してあるクルマから黒焦げの遺体で発見されました。
この業界ではわりと有名な事件です。
サイバー戦史も編纂する必要がありますね。
0912JTAC
垢版 |
2019/04/24(水) 22:59:07.02ID:EShcf2TS
支那の攻勢が終末を迎えたなら、容赦なく反転攻勢に出ます。
サイバーなら専守防衛の日本でも支那本土をちょっとだけ上海、北京当たりを焼き払っても許されますよね?
物理的に攻撃しているわけでなし。
少しだけ先方のシステムにリモートログインするだけです。

支那は、どう見ても組織間の情報ネットワークの連携は「最悪」です。
防勢的サイバー戦、まともに遂行できるとは思えません。
軍民の癒着の酷いところから、システムをブルーフォースに塗り替え「サイバネティック優勢」の窓を作ります。

サイバネティック優勢の窓を活用して、我が統合機動防衛利力は存分に「作戦火力」「作戦機動力」を駆使し同地のネットワークが麻痺した人民解放軍を殲滅させていただきます。

そうせよと「ゴースト」が囁ぬのです。
0913JTAC
垢版 |
2019/04/25(木) 21:46:49.58ID:ZkmPK5nO
サイバー戦→「攻殻機動隊」
情報心理戦→「PSYCHO-PASS」

やけにリアルですよね。
フィクションとは言え真剣に考えて構成したものは、かなりリアルな「ウォーゲーム」たり得ると。
関係者は一通り観るべきですよ。
嫁の白眼視には精神力で耐えろ。
0914JTAC
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2019/04/28(日) 11:07:05.51ID:ZAiQZb2J
アメリカ陸軍も80年代の作戦術導入には四苦八苦しました。
何を教えて良いかも分からない。
従来の運用教義の教育体系は

戦略→陸軍国防大学(Army war college)
戦術(諸兵科)→陸軍指揮幕僚大学(CGSCのCAS3他)

となっており「作戦術」を教える母体がありませんでした。

そこで、作戦術の導入にあたり、当時の諸兵科協同センター長兼CGSC校長のウィリアム・リチャードソン中将がCGSC校の中に
"School of Advanced Military Studies(SAMS)"という小さなコースを設けたのが発端です。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0e/School_of_Advanced_Military_Studies_%28crest%29.png/200px-School_of_Advanced_Military_Studies_%28crest%29.png
0915JTAC
垢版 |
2019/04/28(日) 11:18:29.75ID:ZAiQZb2J
開設当時のSAMSは、学生13人の小さな課程で手狭な体育館(通称・"ベル"ホール)を改修し教官・学生を押し込めました。

教官の長には「エア・ランド・バトル」を教義化した81年度版FM100-5を執筆したワズ・デ・チュジェ大佐(Huba Wass de Czege)に
「お前、責任を取れ!」と押し付け・・いや任命し目出度く「作戦術」の教育課程が発足しました。
0916JTAC
垢版 |
2019/04/28(日) 11:28:54.12ID:ZAiQZb2J
wikiによると、初期のSAMSの教育内容は兵学思想、クラウゼヴィッツ、ジョミニ、冷戦中なので毛沢東とトハチェフスキー、さらに近現代戦史。
そして、これらに関する修士課程相当の論文執筆×2。
(一年未満のコースで二本は地獄w)
とどめに課程修了前の厳しい厳しい口頭審問です。

最新の知識とは、「お勉強」で得られるものではありません。紙に書いた瞬間から陳腐化が始まります。
古典戦史の研究も含めて、「現在進行形で研究している研究者自身の頭の中」にしか存在しません。
研究論文あなどるなかれ、です戦争に勝ちたいなら。
0917JTAC
垢版 |
2019/04/28(日) 11:40:39.92ID:ZAiQZb2J
想像してください。

わりと華やかなCGSC校の片隅で、打ち捨てられたような体育館を改修した小汚ない一角に、
どう発音して良いかも分からないハンガリー移民の教官と13人の学生が「クラウゼヴィッツがどうたら」「ケーニヒスグレーツの会戦がどうたら」と黴臭い根暗な会話にふけっていたのです。

とどめに、どうも「ランドの回し者にB-1爆撃機の件でめでたく空軍を退役に追い込まれた」ジョン・ボイドも講師として出入りしていたようです。

この怪しい集団が、後に世界を少しばかり変え「ジェダイの騎士」と称えられたSAMSの初期の姿です。
0918名無し三等兵
垢版 |
2019/04/28(日) 11:53:29.69ID:ZAiQZb2J
SAMSはエリートと言えばエリートですが、卒業生見ても中将止りの方が多くやや日影の存在です。
アメリカ陸軍で出世したかったら何とか言っても戦略研究のメッカ、国防大学をめざし、そこからペンタゴンに入るべきですね。
こっちの卒業生はアイゼンハワー他淙々たるものです。

SAMSの初期のモットーは"Be more than you seen."「うわべに見える以上であれ(みてくれを気にするな。)」

このへん、国防大学卒でマスコミにも露出しまくっていたノーマン・シュワルツコフ中央軍司令官と、
中央軍の作戦セルの片隅で、実質的に「砂漠の嵐作戦(左フック)」を立案しながら、ひっそりと戦史の影に佇む「ジェダイの騎士」との対比が際立ち興味深いところです。
0919JTAC
垢版 |
2019/04/28(日) 12:10:42.78ID:ZAiQZb2J
SAMSの指向の際立った特長は「批判的思考(critical thinking)」と言われています。

○あらゆる物事の問題を特定して適切に分析すること
○問題とは、単に否定的になるのではなく自身の論理構成や内容について内省すること
○考察対象をよく理解すること
○間違った推論を起こす暗黙の前提を明らかにすること
○証拠について評価
○循環論法や人身攻撃など論理的な誤りを避けるための誤謬についての理解

インターネットに転がってるSAMSの論文を読み漁ると、まさにこんな感じですね。

この批判的思考の結実が、同様の戦略環境の分析から、防勢作戦のデザートシールド作戦→空軍主体の正面町攻撃「インスタントサンダー作戦」→
前者を包含しつつも、新たに戦域に開進した第7軍団による側面への機動・包囲作戦「デザートストーム作戦」と柔軟に進化させた一連の作戦立案です。
動員→作戦準備→作戦実施も含めて観察すると、さらにジェダイの騎士の柔軟さが際立つ。
これぞ作戦術の神髄ってとこですかね。
0920JTAC
垢版 |
2019/05/01(水) 10:24:29.80ID:q8xllU0f
SAMSには「作戦術」に焦点を当てたAdvanced Military Studies Program (AMSP)に加え、
「戦略術」に焦点を当てたAdvanced Strategic Leadership Studies Program(ASLSP)というシニアコースもあるようです。
これは、国防大学が「大戦略(grand strategy)」に焦点を当てているのに対し、「戦域戦略(theater strategy)」を研究・教育する必要性から生れた(1984年)という。

大戦略、国家戦略と戦域戦略との差違は、ミリタリー・シビリアン・リレーション(政軍関係)を想像しますが、
アメリカ陸軍では既に陸軍内で異なるlevel of warの視点があるようです。
これはニューウェル読んでても中々気づきませんね。
0921名無し三等兵
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2019/05/03(金) 12:58:40.99ID:Bh0yeXIr
軍事を軍事を包含した「国家戦略」として認識したのはおしらくイギリスが最初と思われますが、実践面ではWW2のアメリカが実質的な開闢と言えるでしょう。
これを振り替える上で、その理論的バックボーンたるアメリカ陸軍国防大学のあり様は興味深い。
0922JTAC
垢版 |
2019/05/03(金) 14:04:40.95ID:Bh0yeXIr
アメリカ陸軍国防大学は、米西戦争の際のあまりの戦争準備の低調さを教訓としてできたようです。
アメリカは、(国民そのものはガンマニアの暴力狂だが)市民生活を脅かすものとして、基本的に軍事を忌避する傾向がある。
が、19世紀に入り欧州各国でボコボコ参謀本部とそのバックボーンの陸軍大学ができると、さすがにそれではあまりに戦争準備のハンディが大きくなった。
そこで、ついに国防大学が生まれたわけですが、初期の活動は低調であったと言えるでしょう。

それがWW2を境にして変わっていくわけですが、その中心には国防大学1929年修了生、アメリカ陸軍総軍司令官のレスリー・マクネア中将というかなり個性的な軍人がいました。
国家戦略、軍事戦略はどうあるべきか。レスリー・マクネアの業績(功罪含めて)を追いかけると、興味深い洞察が得られます。

ちなみにワシントンにある現在の陸軍国防大学の校舎は「フォート・レスリー・J・マクネア(Fort Lesley J. McNair)」と呼ばれています。
なかなかに示唆を感じる。
0923JTAC
垢版 |
2019/05/04(土) 17:11:23.00ID:3+ty7tti
レスリー・マクネアの業績は、1942年段階で78万人だった米陸軍を、1943年に220万人、1945年で800万人に拡張した「戦力造成システム」を構築したことです。
兵科は伝統的な歩兵、野戦砲兵、騎兵、沿岸砲兵に加え、空挺、機甲、タンクデストロイヤー、防空砲兵が新たに加わり、枢軸国と渡り合える装備がオンハンドされ、
さらに、
これを使用する人員が募集され、訓練され、戦力化され、最終的には運用されて枢軸国を粉砕しました。
まさに史上空前の軍事戦略における業績と言えるでしょう。

マクネアは、当初、陸軍参謀長マーシャルが司令官を兼務する陸軍最高司令部の参謀長として、
1942年の組織改編後は実業務を所掌するアメリカ陸軍総軍の司令官として、この業績を成し遂げました。

日本で言えば陸上総隊司令と教育訓練研究本部長を兼務するような立場と言えましょうか?
(ただし、実戦部隊はアイゼンハワー、マッカーサーの遠征軍にそれぞれ渡される。主にアメリカ本土での軍政面の実務に権限を持つ。)
0924JTAC
垢版 |
2019/05/04(土) 17:27:54.58ID:3+ty7tti
この魔術は、当然、種も仕掛けもあります。

当時のアメリカは、フレデリック・テイラーとその弟子達による「標準化戦略革命(科学的管理法、scientific management)」の真っ最中にありました。

主に経済・経営に関わる方法論ですが、例えば工場の生産プロセスの各行程を要素還元し一度バラバラに分析します。
その後、この作業を規格化し、使用する治具を統一し、さらには工程を「女子供でも理解できる」ような簡易なマニュアルとしてドキュメント化します。
場合によっては、このマニュアル、ディズニーばりの漫画にしてしまいます。

言ってみればコロンブスの卵かもしれませんが、その効果たるや革命的で、生産効率向上は10倍20倍は当たり前、事実上∞化した、と言ってもいいのかもしれません。
少人数のチームによる生産ラインで全世界の需要にすら答えられるようになりました。

グローバリズムって、つまるところ、このことですね。
0925JTAC
垢版 |
2019/05/04(土) 21:59:21.51ID:vCTcryWk
マクネアは、実は最初は海軍志望でしたがアナポリス選考間の時間をもて甘し、ミネソタ州立ビジネス学校で学び、さらにウェストポイントを受け直し陸軍に入隊しました。

兵科は砲兵で、砲兵部隊勤務と装備開発(野砲・射表)畑を歩き、WW1ではアメリカ遠征軍司令部において技術と戦術能力を認められ35歳で陸軍最年少の将官(准将)に昇任しました。

WW1後の1928年、アメリカ陸軍国防大学に入校。
このときのカリキュラムの焦点は、戦時における陸軍全体の巨大なモータリーゼーションを前提とした経済、工業化、兵站上の諸問題、
師団以上の大部隊の戦略・戦術上の教義に対応できる組織・教育訓練・運用。
まさに、この直後、マクネア自身が遭遇する職務ドンピシャで研究と討議の時間を過ごしました。

これに加えて、マクネアはstaff functions (G-1 for personnel, G-2 for intelligence, G-3 for operations and training, and G-4 for logistics)のセミナーに参画しましたが、
これなどテイラー門下のエマーソンが提唱していた「ライン・アンド・スタッフ組織」そのものです。
参謀組織自体は19世紀前半にフランス、ドイツで生まれましたが、機能・組織を標準化して何百もの師団司令部を一挙に作りあげる標準化プロセスは、このときアメリカで生まれたと言えるでしょう。
0926名無し三等兵
垢版 |
2019/05/04(土) 22:12:16.21ID:vCTcryWk
つまるとこと、アメリカ陸軍国防大学で研究され、陸軍参謀本部・陸軍総軍で執行された「大戦略」とは、
経営学的手法(当時はテイラーの科学的管理法の応用)により軍を国家的視点で「経営」していくことだった、と言い切っても良いのかもしれません。

これは(直接知らないので"おそらく")、今でもアメリカ陸軍国防大学で教えているポリシーでしょう。
素朴な科学的管理法が、他大学(アイビーリーグ他)のMBAと歩調を合わせつつ、さらにえげつなくポジショニング戦略、イノベーション戦略、アジャスト戦略に発展していると予想されますが。
0927JTAC
垢版 |
2019/05/05(日) 19:35:19.81ID:8hVJbaFU
マクネアの陸軍「標準化」メソッドは、どこの軍隊も頭が痛い「兵科」の再編です。
まず、各兵科のトップの権限を潰し、これを総軍司令、つまり自分の元にまとめまうぃた。
(eliminated the branch chief positions ということですね。)

当時のアメリカ軍は各兵科が現代の「軍種」に近い権限(人事、装備、兵科運用教義策定)を持っていました。
マクネアは「兵科」そのものを潰したわけではなく、共通的な部分(募集、個人装備、共通個人戦技)を標準化した上で、
さらに兵科内部の機能・装備を標準化していきました。
これにより新編師団の編成が効率化されるだけでなく、新しい兵科(機甲・空挺・タンクデストロイヤー・防空砲兵)を加える余地も生まれました。

WW2で勇名を馳せた第82空挺師団、第101空挺師団もマクネアの施策の結果生まれた師団単位の空挺部隊です。

マクネアの陸軍総軍は、1943年段階で73個師団、1945年段階で89個師団の編成に成功しました。
しかも、これらは高度に自動車化され、高度に標準化された個人装備を持ち、高度に標準化された砲兵、戦車、戦車駆逐車、防空砲兵に支援され、
さらには特殊作戦が可能な空挺師団、山岳師団、ジャングル戦師団まで含んだ史上最強と言うしかない恐るべき陸軍です。

マクネアが総軍司令に就任してから僅か数年後のことです。
マクネアが開花させた軍事における「標準化戦略」の恐ろしさをまざまざと思い知らされます。
我らが日本、同盟国ドイツは「これ」に破れ去りますが、単純な物量や国力差の問題ではありません。
数年で「これ」が出現するのを想像するのはなかなか困難です。大戦略レベルの成果としか言いようがない。
0928JTAC
垢版 |
2019/05/08(水) 00:45:03.84ID:mvf0Sw0T
マクネアのアメリカ陸軍戦力造成の重要なマイルストーンが1941.9の「ルイジアナ演習(Louisiana Maneuvers)」です。
ルイジアナ州の3,400平方マイルの地域に40万人の兵士を動員。
ブルー軍・レッド軍の仮想2個軍による対抗演習で、フェイズ1では同規模の遭遇戦、
フェイズ2では二倍のブルー軍攻勢、レッド軍防勢の陣地戦で徹底的に教義の問題点を洗い出しました。

元来、アメリカ陸軍は南北戦争においても広正面作戦による"mass"と"maneuver"で南軍を粉砕した戦訓を誇っていましたが、
この前例の無い規模で自動車化された教義においても 戦闘状況下での機動を成し遂げ得ることを示しました。
特に第7騎兵師団、第1機甲師団の長距離機動の成果は顕著で「機甲師団」コンセプトの妥当性を立証しました。
また、本演習はCレーションが大規模使用された演習としても知られています。

ルイジアナ演習の成功によりアメリカ陸軍はWW2を戦いぬける確信ができたと評価されています。
0929JTAC
垢版 |
2019/05/09(木) 00:49:57.31ID:SXaIaKjr
ここからがマクネアの「罪」。
黒歴史ですが、ルイジアナ演習にはフェイズ2において防勢ドクトリンの検証も行われました。
対象脅威のナチスドイツは「ブリッツクリーク」という装甲集団の作戦機動により突破を図る超強力な攻勢ドクトリンをもっています。

マクネアのアメリカ総軍はこれを受け止める防勢ドクトリンを開発しました。
名付けて「タンクデストロイヤーコンセプト」。
0930JTAC
垢版 |
2019/05/09(木) 01:19:20.10ID:SXaIaKjr
旧式化した戦車の車体、ハーフトラック、大量生産したM4の車体を活用し、これに長砲身の75mmGUNを搭載。
砲塔はオープントップ等で軽量化。これにより、戦車を上回る高速で機動し、かつ長砲身の対戦車砲射撃でこれを葬る「戦車駆逐車(タンクデストロイヤー)」を生み出しました。

これを師団直轄の戦車駆逐大隊、さらには軍直轄のGHQにまとめて大集団で運用。
敵機甲部隊が突破を図ってきた場合、戦車以上の優速で装甲集団を側面から襲撃し突破をへし折ってしまいます。

このコンセプトはルイジアナ演習で実地で検証され大成功を納めました。
その結果、80個大隊もの戦車駆逐大隊の編成が始まるとともに、
当初16個の編成を予定していた機甲師団は6個にまで削減、あぶれた戦車大隊は独立大隊として歩兵師団にばらまかれました。

さらに対戦車戦闘は戦車駆逐車に預託したため、M4の砲身長は抑制され対歩兵戦闘に重点が置かれました。
0931JTAC
垢版 |
2019/05/09(木) 15:16:58.81ID:1p5qsdvw
マクネアの「タンクデストロイヤー」コンセプトは、北アフリカのトーチ作戦以降の実戦で有為な結果を残せませんでした。
1943年にもなると側面を開放して突進してくるドイツの「装甲集団」などなく、
ドイツ各装甲師団は隷下の戦車連隊を諸兵科連合の「戦闘団」として運用し、
また作戦単位の「装甲軍」も歩兵師団他を統合した柔軟な陣容でアメリカ軍の前にたちはだかりました。
防護の弱いタンクデストロイヤー各大隊は歩兵・砲兵との戦闘に巻き込まれ、いたずに消耗を重ねていきました。

また、長砲身の75mmを戦車駆逐車に優先的に配当したため、ドイツ軍のパンター、ティーガーに対し火力不足に陥ったM4は苦しい戦闘を強いられました。

これに対するマクネアの対応は、かなり固くなとしか言いようがなく、タンクデストロイヤーの牽引砲化に方針転換した以外は「黙殺した」と言ってもいいでしょう。
長砲身を搭載したシャーマンファイアーフライの生産・配備が本格化したのは、
マクネアがノルマンディーを視察中、コブラ作戦の誤爆に巻き込まれ爆死した後で、かなり露骨な形跡が伺えます。
0932名無し三等兵
垢版 |
2019/05/09(木) 15:40:27.52ID:1p5qsdvw
「防護を割愛した高速対戦車火器コンセプト」は、戦史上「戦車不要論」とともに時々登場します。
この30年後にも「対戦車ミサイル」とともに「アクティブェンス」ドクトリンを形成しますが、
概ねマクネアの「タンクデストロイヤー」コンセプトと同じ運命を辿ります。無惨な失敗です。

エドワード・ルトワックがこの事象を自著で取上げ秀逸な評価を下しています。
技術的には一見、戦闘面でもコスト面でも戦車に対し絶対の優位を誇りそうな対戦車ミサイルも、
「戦争の階層」を垂直方向に戦術、作戦、戦域戦略と上っていくと、また各階層での水平方向での敵によるパラドックスや摩擦にさらされると、相対的な優位性が損なわれていくということです。
戦術レベルでは天敵・砲兵の弾幕射撃、作戦レベルではコンバイドアームズにおける有利な条件作為(地域・敵・時間)の困難、
戦域戦略レベルでは敵作戦機動部隊の縦深作戦に対し広域配置を強いられることによるコスト優位性の喪失等です。

30年前のマクネアの「タンクデストロイヤー」コンセプトが失敗に終わった理由も同じ論理で説明がつきます。
0933JTAC
垢版 |
2019/05/09(木) 16:59:01.13ID:1p5qsdvw
マクネアの施策にはもう1つ黒歴史があります。
"Individual replacement system"です。
これは従軍し前線で戦ったGIベテラン連から「第2次世界大戦でアメリカ陸軍が採った最低最悪の施策」と言われています。

欧州侵攻で各部隊に発生する人員損耗をどのように補うか?
合理主義者のマクネアがとった施策は、各部隊が損耗に対し「装備や補給品」と同様に補充要求を出す、
アメリカ本土の「パーソナルセンター」は新たに徴兵された新兵を素晴らしく標準化された13週間の効率的な訓練で1人前にする、
部隊の人員補充要求対しパーソナルセンターは訓練しプールされた新兵を速やかに供給し部隊の勢力を維持する、
前線の負傷兵はパーソナルセンター管理下で回復を図り補充兵としてプールされる、
以上の施策でアメリカ陸軍の各部隊は前線にありながら、その勢力を維持しナチスドイツ崩壊まで戦い抜きました。

表面上は。
0934名無し三等兵
垢版 |
2019/05/09(木) 17:17:12.20ID:1p5qsdvw
戦場という最悪の条件下で、結局のところ人は何のために戦うのか?

眼前の精鋭SS親衛隊のMG42の金切音に直面し、衣食住、生命の安全を優先させるならば、ちょっと自分の足を撃ってしまえば言いわけです。
上手く言い分けが通ればパープルハート勲章をもらって前線からはおさらばです。
後方の暖かい病院のベットで綺麗な看護婦のお姉ちゃんといちゃつきながら彼の戦争は終了です。あとは復員して我が家に帰れます。
実際、それをやった兵士もいました。

が、大半の兵士はそうしませんでした。愚直に部隊の一員として戦い負傷し死んでいきました。
彼らは安全よりも戦友達の「認知」を求めたのです。
極端な例では、深刻な負傷を負った兵士が治療も早々に病院を脱走して原隊に戻ってきた例もあったようです。
0935JTAC
垢版 |
2019/05/09(木) 17:29:57.22ID:1p5qsdvw
マクネアの"Individual replacement system"は、この兵士の心理的機微に鈍感でした。
補充兵は結局のところ心理面で部隊の戦闘力にはならず、日に日に減少していく原所属の兵士が部隊の戦闘力を担い、過負荷によりさらに戦力をすり減らしていく悪循環です。

第101空挺師団第506連隊第2大隊E中隊を描いた「バンド・オブ・ブラザーズ」は、ノルマンディーからマーケットガーデンを経てバルジの戦いを迎える過程で、
前線の歩兵中隊が補充兵だらけになり崩壊していく様を克明に描きだしています。
「バンド・オブ・ブラザーズ(戦友達の絆)」というタイトル自体がアメリカ陸軍の施策に対する皮肉な告発になっています。
0936Lans ◆cFcS.yrpJw
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2019/05/09(木) 17:57:50.36ID:cQ5xCQaF
事実誤認に要注意
>タンクデストロイヤーの牽引砲化に方針転換した以外は「黙殺した」と言ってもいいでしょう。

M36ジャクソンを忘れてはいけない。
M4の76o型に対しても90o砲総部により存在意義を保持。

ただしM36ジャクソンも90o砲装備のM26パーシングの登場で消えますが、それは戦後の話。
(M26の登場はWW2末期)

>長砲身を搭載したシャーマンファイアーフライの生産・配備が本格化したのは

ファイアフライは英軍独自の改造車輛。
米軍はM4に新砲塔長砲身76.2oに換装し75o型と平行生産(一部修理時に現地で76oに換装したりもした)
M4A1(76)やM4A2(76)はコブラ作戦のあたりから投入され、M4A3(76)、M4A3E8等はバルジあたりから実戦投入。

つまり
>マクネアがノルマンディーを視察中、コブラ作戦の誤爆に巻き込まれ爆死した後で

その時点で76o砲型は生産配備が本格化しており相当数が参加中。

また、貴官の説明には、戦車駆逐車が活躍できなかった最大原因が語られていません。
それは1944年において、既に独軍戦車のまとまった攻撃は殆どなく、独軍戦車は防勢に陥っています。

つまりM4戦車や戦車駆逐車が独軍戦車と遭遇する機会が圧倒的に減少していたことが抜けています。
その為、戦車駆逐車は突撃砲(アサルトガン)的な運用に投入されました。

そもそも敵戦車が出てこないのですから、駆逐なんてできないんですよ・・・
0937Lans ◆cFcS.yrpJw
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2019/05/09(木) 18:07:29.75ID:cQ5xCQaF
米戦車駆逐車の砲弾消費ですが

徹甲弾10%、榴弾90%だったそうですよ。
つまり徹甲弾を撃つ目標自体がいないんです。

これはドクトリン以前の問題。

米軍が経験したまともな戦車戦は、ノルマンディの数カ月とバルジ戦の数カ月のみ
(それもノルマンディでSS装甲師団が集中したカーン付近は英軍の戦場であり、米軍がまともに独装甲師団とぶつかったのはカーンで戦力をすり減らした後のリュテッヒ作戦あたり)
0938Lans ◆cFcS.yrpJw
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2019/05/09(木) 18:24:51.56ID:cQ5xCQaF
このあたりを誤認すると・・・

>1943年にもなると側面を開放して突進してくるドイツの「装甲集団」などなく、
>ドイツ各装甲師団は隷下の戦車連隊を諸兵科連合の「戦闘団」として運用し、
>また作戦単位の「装甲軍」も歩兵師団他を統合した柔軟な陣容でアメリカ軍の前にたちはだかりました。
>防護の弱いタンクデストロイヤー各大隊は歩兵・砲兵との戦闘に巻き込まれ、いたずに消耗を重ねていきました。

になってしまいます。

正しくは
>1943年にもなると側面を開放して突進してくるドイツの「装甲集団」などなく
  ↑欧州米軍戦域では大規模な機甲部隊の攻撃を独軍が殆ど実施できていない(バルジだけ)、行えてるのは戦闘団単位の局所逆襲のみ

>ドイツ各装甲師団は隷下の戦車連隊を諸兵科連合の「戦闘団」として運用し、
>また作戦単位の「装甲軍」も歩兵師団他を統合した柔軟な陣容でアメリカ軍の前にたちはだかりました。
  ↑1943年のもっと前から実施している。別に独軍の運用が変わったわけではない。

>防護の弱いタンクデストロイヤー各大隊は歩兵・砲兵との戦闘に巻き込まれ、いたずに消耗を重ねていきました。
  ↑敵戦車に遭遇しないので、せっかくある戦力を無駄にせず、直協戦闘に投入した。


つまり本コンセプトは敵想定の第一歩から間違えていたのです。

>側面を開放して突進してくるドイツの「装甲集団」

そもそもから独軍の運用を理解していない状態で考えたコンセプトなど成功する訳が無いのです。
敵側のドクトリン研究。これ超重要。
0939Lans ◆cFcS.yrpJw
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2019/05/09(木) 18:30:35.91ID:cQ5xCQaF
ちなみに
側面を開放して突進してくるイギリスの「装甲集団」
に対して、独装甲集団が攻撃を仕掛けた例は存在しますが・・・

(マーケットガーデン中の独装甲旅団の反撃。ただし歩兵と砲兵の不足で一時的な後方遮断が限界だった)
(でも一旦はぶち切って、英第30軍団の進撃は大幅に遅れたのも事実)
(この時に英第30軍の側面を警戒掩護したのは82と101の米空挺師団だったりします)
0940JTAC
垢版 |
2019/05/10(金) 16:35:30.50ID:tMdaqNwf
>>936
>タンクデストロイヤー大隊

まずタンクデストロイヤー派も一枚岩ではありません。
マクネアは当初のコンセプト(軽量・大口径)に忠実で、エルアラメインの戦訓(牽引砲活躍)も助長し「タンクデストロイヤー大隊は牽引砲でいく」と再決心してしまいます。
それで、本土に残っていた大隊がどんどん牽引砲になってしまいタンクデストロイヤー(M10)派も呆然とさせます。
ジャクソンの量産が始まるのもマクネアが死んでからです。

さらに、M36ジャクソン。あれは、もはや「戦車」でしょう。
0941JTAC
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2019/05/10(金) 16:48:30.60ID:tMdaqNwf
>>936
>>M4のバリエーション

76.2mm搭載型も砲身長・初速が不十分でパンターに太刀打ちできませんでした。
ファイアーフライの55口径でどうにかです。
敵のパンターサイドは同じ75mmでも脅威の70口径、初速1000m/s越えです。

それで米軍も(マクネアが死んだ後)イギリスサイドに「アメリカ版ファイアーフライ」の2000両脇以上の発注をかけます。
実際にオンハンドできたのは200両弱ですが。アメリカ戦車兵の苦闘は続く。
0942JTAC
垢版 |
2019/05/10(金) 18:05:31.79ID:tMdaqNwf
>>937
>米軍が経験したまともな戦車戦

さはさりながら、前線からは火がついたようにドイツ軍戦車の脅威を訴えてきます。
フォートノックスの戦車学校に至っては(マクネア亡き)AGFを恐喝してまで強引にパーシングの量産を始めてしまいます。

これは、戦車戦の発生は、数こそ少ないがオペレーショナルな次元で重要な位置付けで発生しているからだと考えられる。
バルジの戦いのドイツ軍最進出点はセルですが、ここで最終的にドイツ第2装甲師団の進出を阻止したのはアメリカ第2機甲師団です。
この戦闘は空軍の支援もあり米側の勝利に終わりましたが、考えさせたれるところはあったのでしょう。
0943名無し三等兵
垢版 |
2019/05/10(金) 18:25:14.98ID:tMdaqNwf
マクネアの「タンクデストロイヤー物語」には一定の合理性はあります。
確かに「大戦略」上アメリカの経済・科学技術のストロングポイントを生かせる部分戦略です。
1940年当時に各国が恐怖に陥ったドイツのブリッツクリークに対し、これに果敢に立ち向かい、しかも実効性があるコンセプトを産み出したのは天晴れなものです。
少なくとも、「ルイジアナ演習」の部隊実験までは合理性があった。

逆にフォートノックスの重戦車指向も問題です。
ドイツ軍は、生産性の悪いティーガー、パンターに踏みこみ結局は戦争に破れた。その轍を踏むことはない。
0944JTAC
垢版 |
2019/05/10(金) 18:32:21.71ID:tMdaqNwf
マクネアは、国家戦略上の広い視野を持ち、しかも新しい科学技術の潮流を取り入れた優れた軍人です。
"WHITY"というあだ名で「私心が無い」とも評されていました。
では、何が問題だったのか?

それは、制度的に「戦域戦略」という階層構造が確立されていなかったことによる。
0945JTAC
垢版 |
2019/05/10(金) 19:02:12.60ID:tMdaqNwf
究極的に重要なのは「国家戦略」ですが、この階層、あまりにも巨大で政策とのコンセンサス作りにも長大な時間がかかる。

そこでほぼ純軍事の資源配分に特化した「戦域戦略」というバッファーゾーンを設けます。
この階層で敵によるパラドックスのような軍事固有の事象に対し機敏にOODAループを回し対応します。
下位の「作戦」次元以下の事象を速やかにキャッチアップします。

国家戦略は、この戦域戦略をも統合したピクチャーを描画します。
当然、最終的な優先度は国家戦略であり戦域戦略の結論を握り潰すこともありえます。
ただし、
それでも軍事固有の現象は無くなったわけではなく、それを軍事以外の位相で担保できるかが「国家戦略立案者の甲斐性」。

この全体像の中でアメリカ陸軍の教育体系は、
「国家戦略(軍事位相)」-国防大学
「戦域戦略」-ASLSP(SAMS)
「作戦術」-AMSP(SAMS)
という階層構造が陸軍内でも確立されている。
というオチを考えてみました。
0946Lans ◆cFcS.yrpJw
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2019/05/10(金) 19:57:06.18ID:VzcZQ5BP
>940
>さらに、M36ジャクソン。あれは、もはや「戦車」でしょう。

その意見は許容できない。
能力はともかく、あくまでも戦車駆逐大隊(それも軍直轄群)におかれた事に重大な意味があります。
つまり、この段階では戦車駆逐ドクトリンを捨てきれていないということ。

>941
>76.2mm搭載型も砲身長・初速が不十分でパンターに太刀打ちできませんでした。
>ファイアーフライの55口径でどうにかです。

砲威力の比較は無意味です。
なぜなら、ファイアフライもM4(76)も車体はM4にすぎません。
パンターの75oで撃たれれば、どちらもオーバーキル

この場合重要なのは、交戦距離でパンターに対抗できるかどうか?のみ
欧州西部戦線での標準交戦距離は800mだそうです。この800mでパンターを撃破できるのであれば、M4(76)もファイアフライも大した違いはありません。
それに76oの新兵器であるAPDSは結構強力。
(あくまでも期待戦力として話。多分、戦車兵が一番乗りたがるのは、M4ジャンボ(76o砲型)にきまってますがな)

>942
>前線からは火がついたようにドイツ軍戦車の脅威を訴えてきます。

そりゃあ、局所的には圧倒されるので声があがるのは当然。しかし実際問題、それは戦局に影響を与えるほどではないのです。

独TKよりもPAKやPFの方がよほど怖い
(米兵に言わせると、75oPAKも88oにされてしまいますが、前線ではしょうがない)
0947名無し三等兵
垢版 |
2019/05/12(日) 10:49:01.19ID:9yomleqm
>>946
>M4(76)もファイアフライも大した違いはありません

米軍の3インチ砲(76.2mm、50口径)と英軍の17ポンド砲(76.2mm、58口径)は対パンターの戦訓としての明暗が別れています。
ドイツ側も英17ポンド砲を脅威と認識してファイアーフライを優先的に撃破するよう通達まで出しています。
それに対して英軍はファイアーフライと他のシャーマンを識別されないよう砲身偽装により短砲身に見せかけることまでやっている。
米軍も恥を忍んでファイアーフライの大量発注をやっています。(間に合わなかったが)

一方、米3インチ砲はバルジの前半で大量に撃破(牽引砲だが)され印象を悪くしています。

この時代、まだ戦車砲の初速が遅く跳飛角の影響を受ける。特に対パンターは。
貫通装甲厚の数値だけでは評価しきれない。

>M36ジャクソン
性能は申し分ないですが、もうオープントップまで棄ててしまって「颯爽・疾風・安価」の「タンクデストロイヤー」コンセプトとしては終わっている。
水冷8気筒つんで48km/h。微妙。
勇壮・豪快な"Seek! Strike! Destory!"では無くなったと。

米軍自身も「これって・・・戦車じゃん・・・」と思ったはずです。
1945年中に全てのタンクデストロイヤー大隊が解体・消滅しました。
0948JTAC
垢版 |
2019/05/12(日) 11:16:17.58ID:9yomleqm
米国のヒストリアンも総論として戦車(駆逐戦車)資源を機甲部隊に一本化し"operational maneuver force"を作るべきだったと。
(「機甲軍」規模か「機甲軍団」規模かは議論がありそうですが)
特に70年代-80年代のは行間から無念さが滲み出ています。
同じ1944年にノルマンディー上陸作戦よりも遅れて実施されたソ連のバグラチオン作戦は"maneuver operational force"が進出した最深部は800kmに到達しました。
同じ距離をノルマンディーから東に伸ばすとライン川渡ってルール地方を蹂躙しています。
もし実現したらナチスドイツの戦略レベルの組織的抵抗は1944年秋で終了です。
現実はオランダ人と戯れて終了でしたが。

実現していれば、その後の陣取合戦の結果、ドイツ全域と欧州最緊要地形のチェコくらいは西側の領域に入っていたと。
東西冷戦も欧州の辺境の出来ごとに過ぎなかった。こういう、やや文学的なアメリカ人の思いを感じます。
0949名無し三等兵
垢版 |
2019/05/12(日) 11:34:38.63ID:9yomleqm
M36ジャクソン
南軍の「ストーン・ウォール・ジャクソン」ですよね。
日本で言えば「真田幸村」ってとこでしょうか?

一方、フォートノックスのは北軍のM4シャーマン(徳川家康)。
「死んでもM4に乗るか!」てのはいたと思う。
まだまだCivil warの記憶が生々しく北軍のシャーマンがアトランタを焼き払った「風と共に去りぬ」の映画版はジャストこの頃に製作された。

マクネアの戦略とは別に、どろどろとした「理外の理」が働いていた可能性も。
0950名無し三等兵
垢版 |
2019/05/12(日) 13:07:25.23ID:CEEPShiv
末期のドイツ戦車兵は練度が下がり過ぎてたからすぐに壊しちゃうし
パンターは信頼性の面で欠陥品だから75mm砲型で十分だったよ
0951JTAC
垢版 |
2019/05/12(日) 15:20:53.47ID:9yomleqm
>>950
「パンターの問題」は戦後の我々の視点からは明白ですが当時のアメリカ軍の視点では知りようがない。
だから、必死に対策を考えたわけです。
0952Lans ◆cFcS.yrpJw
垢版 |
2019/05/13(月) 10:11:18.80ID:e4im9EVg
>947
>性能は申し分ないですが、もうオープントップまで棄ててしまって

M36はオープントップです。
砲塔の半分だけ天井は、後に現地改造で被せたりしましたが、後に正式に改造。
ただし正式改造や新規車体への最初からの装備はほぼ戦後。
(この改造版でに半分はがら空き(一部では鉄板で蓋つけた現地改造もあるらしいですが、正式ではない)

>米軍自身も「これって・・・戦車じゃん・・・」と思ったはずです。
>1945年中に全てのタンクデストロイヤー大隊が解体・消滅しました。

そりゃあ、戦争終わって部隊削減の中、しかもM26の重戦車大隊が軌道に乗ったらいらんわな。
(あとでM26は中戦車分類になりましたが)

逆に言えば、M36であっても
戦車じゃないから(戦車としての運用ができないから)なくなったと捉えるべきではないでしょうか。
0953Lans ◆cFcS.yrpJw
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2019/05/13(月) 10:44:19.06ID:e4im9EVg
>974
>ドイツ側も英17ポンド砲を脅威と認識してファイアーフライを優先的に撃破するよう通達まで出しています
>それに対して英軍はファイアーフライと他のシャーマンを識別されないよう砲身偽装により短砲身に見せかけることまでやっている。

75と76の違いに比べ、あきらかに目立ちますからね。
しかも独装甲部隊は当初はカーン近辺に集中しており、米軍戦線側には少ない、
これらの状況によってノルマンディ戦の緒戦において独軍はM4(76)の存在と能力評価を十分に行えていなかった可能性があります。

それに対し、ファイアフライは目立つ、目立つ
(マズルブレーキがあるいから識別がたやすい)

悪目立ちして、さらにこいつをつぶせば、後は75oしかないのであば優先撃破はあたりまえでしょう。
(しかも防御力は変わらないのですから)

なお、この頃は英軍にはM4(76)が配備されていません。

>米軍も恥を忍んでファイアーフライの大量発注をやっています。(間に合わなかったが)

間に合わなかったというより、間に合わなくても結果的に問題は無かったというのが現実と捉えるべきではないか?
0954名無し三等兵
垢版 |
2019/05/13(月) 11:21:14.62ID:XPTvfjU7
https://www.amazon.co.jp/dp/4499230160
パンターvsシャーマン バルジの戦い1944

勿論パンターのステータスは高いが、後期型シャーマンの完成度は非常に高く、「先に発見した方が勝つ」の原則に忠実であればシャーマンでもパンターを一方的に撃破できる。
他に、T-34/85や後のスーパーシャーマンが示したように、車体が多少古くても火力さえあれば格上相手と戦える。
0955名無し三等兵
垢版 |
2019/05/13(月) 11:31:59.00ID:XPTvfjU7
>タンクデストロイヤー大隊
あれはドイツ戦車が想像以上に少ないの悲しい事案だった。
タンクデストロイヤーのコンセプトは環境次第であの演習結果通りに有効だ。
そのコンセプトの完成型のM18ヘルキャットはいくつのオンライン戦車ゲームで敵に困らない故にコンセプト通りで猛威を振るう
あとある意味、呼ばれて飛び出て「高機動対戦車部隊」が現代においての完成形は攻撃ヘリ部隊。
戦車砲をもつ軽装甲高機動車両のコンセプトは他に軽戦車と装輪戦車が生き残っている、偵察戦闘車両としては特に有効だ。

まあ、歩兵を支援して陣地戦するの仕事に戦車より向いてないのは事実だ。
0956名無し三等兵
垢版 |
2019/05/14(火) 01:24:19.48ID:KizeGIo5
>>953
>M4(76)の存在と能力評価

ノルマンディーの直後、アメリカ軍はろ獲したパンターに76.2mmを含む主要火器で射撃テストをやりました。
結果は衝撃的で50ヤード(450m)で正面装甲を貫通できず。
特に76.2mmは正面はまず無理で、側面か背面のみ有効という惨憺たる結果に。

そのとき例外的にパンターに有効だったのが90mm対空砲と105mmりゅう弾砲。
そこで1944.6に慌ただしくM10のタレットに90mm乗せたクルマを制式化した。
それがM36。
当時のアメリカにはこれしか手持ちがなかった。
0957JTAC
垢版 |
2019/05/14(火) 01:50:11.31ID:KizeGIo5
>>952
>M36はオープントップ

元々がアドホックな車両なんで現地で乗員が天蓋、増加装甲、砂袋。なんでも取り付けた。
結果、今度は「運用」が「戦車」と同一になってしまった。

1945年、フォートノックス戦車学校の校長、マクネアの宿敵、ジェイコブ・デバースが何とマクネア亡きAGFの司令官に着任。
タンクデストロイヤー関係者に戦慄が走る。

JD「皆の者。これ(M36)は馬(戦車)よのう?」
部下「?!恐れながら!鹿(戦車駆逐車)にございなする!」
JD「はぁ?聞こえんのう。重ねて聞くが・・これは馬よのう?」
部下「ひぃぃ!」
JD「アラスカは快適らしいのぅ・・・最後にもう一度聞くがこれは馬よのう?」
部下「馬にございます。」「閣下、馬でございます。」「見間違いました。馬にございます。」

タンクデストロイヤー消滅の瞬間であった。
(一部脚色)
0958名無し三等兵
垢版 |
2019/05/14(火) 15:46:40.20ID:MMu73/Fa
>>956
それ多分間違ったデータ
M1 76mm砲がM93 HVAP弾を使用すれば1000mでの貫通力は175mm、パンターの正面のあらゆる部位を貫通できる
M79やM62弾の貫通力は概ね1000mで100mmなので、砲塔を除けばパンターの正面を貫通できる。

https://en.wikipedia.org/wiki/76_mm_gun_M1
0959名無し三等兵
垢版 |
2019/05/14(火) 15:54:55.61ID:MMu73/Fa
>>958
ついでに言うとパンターの真の恐ろしさは装甲ではなく、あの70口径75mm砲である。

他に、実際高火力軽装甲高機動の対戦車車両は死んでいなく、ATGM車両に生まれ変わっただけだ。
MBTより攻勢や歩兵支援に向いてないが、やはり環境次第で戦車を一方的に撃破できる。
根本的に対戦車戦闘において、敵戦車を撃破できるの火力さえあれば勝負できる。
0960名無し三等兵
垢版 |
2019/05/14(火) 16:10:00.15ID:MMu73/Fa
>>956
ああ、思い出した、それは多分75mm砲の話だな。
しかし1944年秋以降で76mm砲仕様のシャーマンが普及し始めた、
バルジの戦いの時点でその76mm砲シャーマンは戦術次第でパンターとほぼ互角の戦闘をできる。

シャーマンの悪評は75mm仕様の初期型による部分は多い、しかし戦争が終わった時の76mm砲後期型シャーマンの完成度は高く、機械的な信頼性もいい。
まあ、登場時期が遅い故にあまり評価されていないのは事実だ。
0961JTAC
垢版 |
2019/05/14(火) 19:30:37.46ID:PkAG51ge
>>958
>>960
弾種までは書いて無いが。

Seek, Strike, and Destroy:
U.S. Army Tank Destroyer Doctrine
in World War II

https://www.armyupress.army.mil/Portals/7/combat-studies-institute/csi-books/gabel2.pdf

(p.53)
Firing tests conducted in Normandy, utilizing actual Panther hulks, were to demonstrate that only the 90-mm antiaircraft gun and the 105-mm howitzer,
firing shaped charges, could penetrate the Panther's frontal armor with any regularity.
To destroy a Panther, a tank destroyer with a three-inch or 76-mm gun would have to aim for the side
or rear of the turret,
the opening through which the hull-mounted machine gun projected, or for the underside of the gun shield (which would occasionally deflect the round downwards into the top deck of the tank),

ということです。<3インチ(76.2mm砲)
0962名無し三等兵
垢版 |
2019/05/14(火) 21:05:40.52ID:sqAnzubK
資料を読み返せるとそれは1944年秋、T4/M93 HVAP弾が普及し始めた前の話だ。

1944年夏のノルマンディー戦役でパンターが予想以上に多く(ドイツ戦車のほぼ半分)、
75mm砲はそれを対抗できなく、M10の76mm砲AP弾も遠距離でパンターの砲塔正面を撃ちぬけない
その対策として、1944年夏末から秋、アメリカ軍が76mm砲仕様のシャーマンと90mm砲搭載M36、あとT4/M93 HVAP弾の増産配備を至急に始めた。
イギリス軍はノルマンディー戦役前から17ポンド砲装備車両を配備し始めたので、1944夏で比較的に有利だ。

まあ、ノルマンディー戦役の衝撃が大きい故に、対策後のバフを受けた76mm砲仕様後期型シャーマンは正当な評価を貰っていない。
0963JTAC
垢版 |
2019/05/17(金) 00:39:03.41ID:kdG8vp0W
>>962
日本語版wikiを信じるうならば、M93でも
○砲塔正面 射距離730m-910mの距離でパンターの防盾を貫通
○車体正面 貫通不可能
となっています。

避弾経始が強い部分はM93も貫通できなかった。
0964JTAC
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2019/05/17(金) 00:48:08.21ID:kdG8vp0W
ヒストリーチャンの大戦のベテラン戦車乗りのインタビューでは、ジジイ達はM4を誉めまくります。

ただ、最後に「M4とティーガー、もう一度乗るならどっち?」と聞かれて全員がニヤリと苦笑いし小声で「ティーガー」
0965JTAC
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2019/05/19(日) 20:39:59.80ID:ITCLqurs
面白いと思うのは、同じ戦役間でも作戦機動、作戦火力の様相が画一的では無いんですね。
「○○が正しい」というよりも互いの動員の進展と戦闘での相互干渉のフィードバックにより変化していくと。
1940年と1944年では「違って当然」と考えるべきかと。

特に火力(砲兵・航空)に関わる資源投資は高価です。
開戦時には必要十分なだけ無いのは当然で、それを時間を稼ぎながら積み増していく。
1944年の「第8空軍」だの「モントトゴメリーのOperational fire」だけを見て唯一解だとは思わない方が良い。
現代戦では、さらに高額な誘導武器や核兵器という要素もある。
0966JTAC
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2019/05/19(日) 20:56:04.09ID:ITCLqurs
マクネア無き後、国家戦略上の軍事力造成の効率性で、アメリカ陸軍、さらに陸軍から独立してルメイが暴走し出す空軍はほんとダメダメで暗黒の50-60年代に突入していく。
(アメリカ全体では黄金時代ですが。)

まだマーシャルやアイクも存命だったのに。
と、考えるとマクネアはまだまだ研究する価値はあると思う。
米軍戦史で"Brain of the Army"(軍の頭脳)と称賛されるのは、一人はプロイセン・ドイツのモルトケ。もう一人がマクネア。
褒めすぎでも無いと。
0967JTAC
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2019/05/20(月) 00:36:16.09ID:PmcqgzBn
operational fireの目的は"fire superiority"をかっさらう。
日本語では「作戦次元の火力優勢」という言葉はあまり聞きませんが、先方は使っているようだ。
"air superiority(航空優勢)"の砲兵版でサブ・ドメインとしての「火力優勢」という概念があるようですね。

「戦術次元の火力の優越」を越えた概念として「作戦次元の火力優勢」があって"operational maneuver"でのコンバージェンスの必要条件であると。
(十分性を担保するには、航空優勢、海上優勢、サイバー優勢、宇宙優勢、情報優勢、電磁優勢を奪取)
どこかの国は自ら放棄してしまいましたが。
0968名無し三等兵
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2019/05/20(月) 00:46:35.31ID:PmcqgzBn
一方、"operational maneuver"の方は、tactical zone(close area)で攻防するのは歩兵中心の作戦部隊
敵のoperational rear(operational maneuver area)に攻め込むのは機甲中心の作戦機動部隊(operational maneuver force)。
これもどっかの国は累卵之危ですが。

現代戦で少し拡張されたのは、さらにその外側に"operational fire area"のスタンドオフ(A2/AD)があって、ここを抜けるには少し工夫がいる。
さらに、その外側に"strategic fire area"がある。
これらは、新しく出現したわけではなく、作戦術として認知するいうになっただけ。
作戦術そのものはあまり変化が無い。
0969Lans ◆cFcS.yrpJw
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2019/05/20(月) 16:39:24.05ID:ot7/zNHu
>敵のoperational rear(operational maneuver area)に攻め込むのは機甲中心の作戦機動部隊(operational maneuver force)。

ん?
OMG呼びましたか?
うらー

(軍OMGは作戦エリアを、方面軍OMGは戦略エリアも視野に入れてます)
0970Lans ◆cFcS.yrpJw
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2019/05/20(月) 16:49:47.48ID:ot7/zNHu
>strategic fire area

冷戦期はその辺りが戦術核の範囲であり、実は作戦術においても検討範囲に入っていました。
きれいな使いやすい火力になって復活しただけとも言えます。
0971名無し三等兵
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2019/05/20(月) 21:35:16.39ID:Yz6sNulK
>>969
特定の国の特定の教義のことでは無く、アメリカの作戦術史の中で
operatinalな"Deep area(operational rear,operational maneuver area 他)"に攻め込む作戦部隊のことを"operational maneuver force(OMF)"と記述しています。
(見たまま)

ソ連軍史が顕著で、70年代以降のOMGは有力な一例と思われるが。
0972JTAC
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2019/05/20(月) 21:46:41.62ID:Yz6sNulK
>>970
>>strategic fire area

暗に「ここで"ヤラカシ"たらサイバーだろうが、大統領選の干渉だろうが"核攻撃"相当と見なすよ」という恫喝ともとれる。
第一列島線の日本なんて普通に作戦次元の交戦地帯だし。
アメリカの地政学的な本音が透けて見える。
0973JTAC
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2019/05/20(月) 22:03:40.22ID:Yz6sNulK
「作戦次元」と「機動」の関係は、ルトワック兵学のかなりキモで興味深い。
「作戦次元」の幅としては、当然、火力主体の「消耗戦」も含まれますが、
それでも「機動戦」への拡張が無ければ「戦闘」の累積でしかなく「作戦次元」の意味が無い、と。

"decisive operations"と"shaping operations"の関係、相補性の太極図と合わせてまだまだ研究の余地がありそうです。
(兵は"詭道"なり)
0974JTAC
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2019/05/21(火) 00:07:10.37ID:YxO/7itE
エドワード・ルトワックは、クラウゼヴィッツ、モルトケから本質的にはほとんど逸脱していないと思われますが、
それ(クラウゼヴィッツの戦略・戦術)を分析・拡張(国家戦略・戦域戦略・作戦・戦術・技術)して、
さらにクラウゼヴィッツが知りようもない第2次世界大戦以降の現代戦史を結びつけて美しくまとめている。
本当に凄い人だ。
0975JTAC
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2019/05/25(土) 12:58:01.01ID:lAwCclxD
情勢認識修正ですね。
アメリカの対支那政策は想定以上に厳しい。

昨年のペンス演説は「中間選挙向けのアドバルーン」と見てました。
トランプ政権全体としては今でもそうで口先では強硬ですが、大きくはったりかまして落しどころ探るチンピラ不動産屋いつもの手口でしょう。
ファーウェイの排除もね。(ついでに日本車・ドイツ車排除も仄めかしているし。)

ところが中間選挙後の議会が思ったより強硬です。
議会内に外交政策組織「現在の危険に関する委員会(Committee on the Present Danger)」が支那をターゲットに20年ぶりにできたのは確かなエビデンス。

逆にトランプ政権がこの尻馬に乗らざるを得ない。
超党派でmassを形成してるので、一方間違って「大統領弾劾」に向かってきたら瞬時に首をとられる。
0976JTAC
垢版 |
2019/05/25(土) 13:10:39.04ID:lAwCclxD
70年代末-80年代の「対ソ連巻返し」のときも超党派で反ソ連派が形成された。
このとき民主党から共和党に寝返った連中を「ネオ・コンサバティヴ(新保守)」もしくは「レーガン・デモクラッツ」(レーガンを支持する民主党員)と言います。
ユダヤ系の知識人が多く、今でも「ネオコン」は暗にユダヤ系を指すことが多い。
議員だけではなく、一般の民主党支持者も含んだ大衆運動でした。
外交政策はタカ派ですが、内政政策は従前通りリベラルだったりします。

これに近い状況が、今のアメリカで起きているようですが、この大きな政治的ムーブメントに不感症だったのは無念。
でも、日本でアクセスできる情報源だけだと、この動きは分からないよね。
0977JTAC
垢版 |
2019/05/25(土) 13:35:01.83ID:lAwCclxD
ほぼ日本単独での対支那決戦思想、「捷号作戦mk.2」(統合機動防衛による列島線防衛)、「決号作戦mk.2」(支那・ロシア・南北朝鮮複合事態に対する本土防衛)をややグローバルウォーに修正する必要があると。

ぎりぎりの「生存」という観点では慶賀すべき状況のような気もしますが、アメリカのグローバルウォー(台湾事態・フィリピン事態・朝鮮??事態)に引っ張り出されるという面では政治的に難しいかもしれません。
こういう時に限ってリチャード・アミテージやジョゼフ・ナイが復権してきて無理難題をふっかけてくるから難儀です。
本人達は高潔な知日派の知識人なので日本人は断りにくいし。
共和党に近いCSISのエドワード・ルトワックにもそういう面はあります。こうしてしっかと「心酔」し「影響」されてる奴もいるしw

ただね。所詮は「リアリズムの国」アメリカは、支那共産党を始末したら反す刀で「今度も」日本を斬り捨てにかかりますよ。90年代に同じく。
日本にとっての目指すべき"strategic end state"が何なのか良く考える必要があります。
0978JTAC
垢版 |
2019/05/27(月) 02:30:36.59ID:asg5n8b4
日本のアメリカ政治への報道はどうしても派手な大統領権力が中心になります。
が、一枚二枚捲った深層を分析するには議会、特に上院をよく見るべきかもしれない。

アメリカでも、戦後は「保守」というと知識人の間では極めて非合理で「いかがわしい」語感を持っていました。
今の日本で言うところの「右翼」「ネトウヨ」ですね。
それを、ウィリアム・F・バックリー・Jrの政治雑誌「ナショナル・レビュー」誌が少しづつ知的な議論に変えて言った。
0979JTAC
垢版 |
2019/05/27(月) 02:50:22.25ID:asg5n8b4
ナショナル・レビュー誌は、nature law派(バーキアン)、nature rights派(ロッキアン)、リバタリアンを知的な議論を通して
一つの保守運動にまとめあげ(敵は・・・・本能寺(リベラル、hyuman rights派、ルソー派、アカ、共産主義者)にあり!)ていきました。

その運動はバリー・ゴールドウォーター(アメリカ統合軍の法的提案者、ゴールドウォーター・ニコルズ法)を大統領候補に押し上げる運動に結実し、
ジョンソンとの大統領選挙の一騎討で木端微塵に破れましたw

が、共和党上院をまとめあげる理論的支柱としてじわじわと浸透していき、これが80年代の保守の大同団結に繋がります。
ゴールドウォーターの後継者ともいうべきロナルド・レーガンも当初は民主党寄りの思想でしたが、
ナショナルレビュー誌等の影響で保守に引き込まれた、と言われています。

こういう知識人の活動との連動で見ると、任期が永く多選が許容される上院の動きにをロングスパンで注視する必要があります。
0980JTAC
垢版 |
2019/05/27(月) 02:57:57.01ID:asg5n8b4
ナショナルレビュー誌の創刊者、ウィリアム・F・バックリー・Jrは2008年に亡くなったそうです。
これが保守が理論的支柱を失い再び分裂し迷走した一つの象徴、要因でもあります。

その分裂保守がいつになく結集し一部民主党まで取り込んで対支那戦略を繰り出している。
これが80年代の新保守主義運動とどういう関係にあるのか。日本にとっても重要な情報だと思う。

が、さっぱり情報が入りませんw。
また全てが終わってから20
年後くらいですかね。我々が今の状況を理解できるのは。
0981JTAC
垢版 |
2019/05/28(火) 18:39:15.61ID:2KfFysOD
どうも巷の各所で「作戦術」を研究し応用しようという機運があるようですね。
マルチドメイン「オペレーション」と協調していかなければならない、のもあるのか?
誠に喜ばしい。

まずもってマニア・オタクとして自分が知りたい。
「作戦術とは何なのか?」
0982JTAC
垢版 |
2019/05/28(火) 18:44:24.73ID:2KfFysOD
オタクとして一つ言えるのは、science of warにおけるnature of warとしての「作戦次元の戦争」と
art of warとしての「作戦術」を段階をふんで考えていく必要があると。
0983JTAC
垢版 |
2019/05/28(火) 18:56:30.13ID:2KfFysOD
「作戦次元の戦争」は「戦略次元」と「戦術次元」の間に「作戦次元」という固有の「性質」を持つ"level of war"があるという学説です。
ただし、これも絶対的なものでは無いな。
戦史を分析していく上で、この学説を導入すると説明しやすいということです。

特に「重心(center of gavity)」を概念導入できる最下層の階層。
戦略次元でも「重心」は考えるようですが、軍事力をもって具体的にどうこうしようとするなら「作戦次元の重心」が最も目に見える(見えませんが)ものです。
0984Lans ◆cFcS.yrpJw
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2019/05/28(火) 19:29:20.20ID:o+yIHREE
>983
>特に「重心(center of gavity)」を概念導入できる最下層の階層。

戦術次元であっても重心は存在すると思います。

戦術次元における重心は、作戦次元に存在
作戦次元における重心は、戦略次元に存在
戦略次元における重心は、政治に存在

各階層の1段階上に重心を求めるべきではないかと

作戦次元における重心を、戦術次元に求めれば、作戦が成功しても戦局は変わらない可能性が上昇
(戦術的要衝を確保したが、そこなら何も進まない)
(WW1のカイザーシュラハトなど)

作戦次元における重心を、作戦次元に求めれば、作戦が成功しても目的が達成できない可能性が上昇
(作戦が成功しても、戦局に寄与しない)
(大陸打通作戦など)
0986JTAC
垢版 |
2019/05/28(火) 22:24:24.92ID:6xOEVx5m
>>984
隷下部隊レベルでも上級司令部の考える作戦次元の「重心」を共有する術、それが「訓令指揮」(
Mission command,auftragstaktik)ということになろうかと。
戦術の定義「目的に対する戦闘力使用の術」からすると
戦術次元の部隊には勤めて疑義のない具体的な目標を与えられるのが望ましい。
それを越えると言うことは、彼らに戦術次元に加え作戦次元も理解しろと。

>WW1のカイザーシュラハト

片岡徹也氏(歴史群像「第一次世界大戦(上)」だったか)の分析では、カイザーシュラハトでは残念ながらルーデンドルフの次元で連合軍の重心を掻ききる術を見出していなかった。

その敗戦の反省の延長線上にゼークトの方法論「作戦的運動戦」(≒作戦術)があり、
手段として機甲師団や独立空軍があり、30年越しに今度こそ「重心」に届いてしまったと。
0987JTAC
垢版 |
2019/05/28(火) 22:37:32.39ID:6xOEVx5m
一方で作戦「術」となると、「作戦次元の戦争」を戦う一つのartであり、これが「論理的な正解」「学問的な唯一解」というものは無い。
これを議論していくには、作戦術にどんなbenefitを見出だすかで結論が違う。

そもそもパクり元のアメリカ三軍で根本的に思想が違う。
「戦略」から「戦術」の数直線があるとすると、おそらく一番「戦略」寄りのポジションが「米空軍が考える作戦術」、
「戦術」寄りのポジションが「米海軍が考える作戦術」、中間が「米陸軍が考える作戦術」。
0988JTAC
垢版 |
2019/05/28(火) 22:42:11.01ID:6xOEVx5m
「米空軍の作戦術」は、あいつら「ターゲティング」のことだと思っているでしょうw
もっと言えば「作戦術」に意義を見出だしていないのかもしれない。
直接「戦略爆撃」で「戦略次元の重心」を爆撃すれば戦争に勝てると。
空軍の主流派は今でもそう考えているフシがある。
0989JTAC
垢版 |
2019/05/28(火) 22:52:38.83ID:6xOEVx5m
「米海軍の作戦術」は「戦役計画(キャンペーンプラン)」のことだと考えているフシがある。
米海大にミラン・ベゴという頑迷固陋なマハン派の長老がいて、大戦術の延長線上的な戦略要点・連絡線重視の18世紀的なオペレーショナルアートを教えているようです。
で、他の軍種のオペレーショナルアートを目敏く見てて筆誅を加えるというw

先般、ミラン・ベゴ、来日していたようですね。
0990JTAC
垢版 |
2019/05/28(火) 23:02:54.69ID:6xOEVx5m
それで我らが正義の「米陸軍の作戦術」は「臨機応変の体系」であり「状況の理解」(situation understanding)の速度・精度に作戦術の意義を見出だしている。

「したがって「計画・命令」の「第1条」には前提となる「状況」を書く。
これが著しく現在の「状況」と外れた場合は即時その効果を失うのである。」

「作戦術」に何をbenefitとして見出だすか。
0991JTAC
垢版 |
2019/05/29(水) 23:34:28.89ID:W2MT469G
「重心」の議論だけでご飯三杯はいける。

辞書的には「軍事力の行動の自由、物的戦力あるいは交戦意志の源泉となる諸特性、能力あるいは重要地点」となります。
0992JTAC
垢版 |
2019/05/29(水) 23:43:43.61ID:W2MT469G
前提として交戦主体が物的・精神的・社会的諸要素が相互に関連したシステムであるという認識がある。
これらの諸要素は重要度に軽重があり、打撃を受けて機能しなくなるとシステム全体に甚大な影響を及ぼす要素。
これが「重心」であるとされています。

単一の「戦闘」を越えた「作戦次元の戦争」では単一の目標では作戦目標を規定できず複数の要素からなる「重心」に踏み込まざるを得ない。
0993JTAC
垢版 |
2019/05/29(水) 23:54:26.31ID:W2MT469G
ただし敵の「重心」を無条件で叩きにいくのは一般的に愚作です。
当然、敵も厳重に防護している。
「重心」の中でも構造的な弱点を形成し我の打撃が可能な「致命的脆弱点(critical vulnerability)」が対象となる。

CVは必ずしも具体的なものではなく、例えばベトナム戦争における「米本土の国内世論」のような抽象的な事象の場合もある。
0994JTAC
垢版 |
2019/05/30(木) 00:01:26.83ID:9FxEtXfB
諸説あって「CVはどんな組織でも必ずしもある」という説もありますが、ジョン・ワーデンの説では
「国民がすべて侵略者に立ち上がったような場合は各人が戦略的な存在となり見出だしがたい」としています。

その
0995JTAC
垢版 |
2019/05/30(木) 00:10:51.83ID:9FxEtXfB
ワーデンの説が普及してる割には、アメリカ空軍は同じ失敗を何度も何度も何度もやらかすような気がする。

日本での「重心」や「CV」の普及度は趣味的なものを除きほぼゼロということになりましょうか?
欧米派でジェーン年鑑の編集にも携わっていた故エバケン氏でもおそろしくテクノロジーよりの発想で「重心」どころではなかっような気がします。
晩年、たしか防衛省の有識者でもあったいうなので、これが日本の目に見える限界か。
0996JTAC
垢版 |
2019/05/30(木) 17:45:38.89ID:mNTio6G/
「重心」崩壊の不思議な瞬間は確かに存在する。
戦後統治も含めると批判が多いイラク戦争ですか、バクダット攻略によるイラク正規軍の崩壊を我々は確かに目撃しました。

共和国防衛隊の複数の師団規模以上で、カルバラギャップ等米軍に攻め込まれつつも強固に抵抗していたイラク軍が「ある時点」で嘘のように崩壊し、
サハフ情報相がテレビカメラに向かって演説している後を米軍戦車が走りぬけるという何とも機動戦独特のコミカルな現象を目撃した。
0997JTAC
垢版 |
2019/05/30(木) 18:01:50.85ID:mNTio6G/
当時のイラク軍の「重心」が何だったか議論があるところですが、メディナ戦車師団の潰滅、バクダット外環主要道路の寸断、
市中心部へのサンダーラン、作戦後背地モスルへの空挺攻撃(173AbnB)等、次々と抵抗心理に打撃を与えるエグい作戦だと感心させられました。

逆に専守防衛側として守りに回っている状況では要注意ですね。
海空含む物理的な防衛力が健在でも「重心」が崩壊する場合がある。
霞ヶ関や永田町の壁の前に立たされて、まとめて射殺される前に気づいて欲しいものです。
0998JTAC
垢版 |
2019/05/30(木) 18:52:04.68ID:mNTio6G/
攻勢作戦、防戦作戦に加え安定化作戦、行政支援を同時並行的に行う「フルスペクトラムオペレーション」を取りまとめたエリック・シンセキ陸軍参謀長は、
イラク作戦の所要兵力を作戦間-戦後の安定化-行政再構築を含めて現実の派遣兵力の「2倍」と見積もっていました。

が、海軍出身でゼブロウスキーの「ネットワークセントリックウォーフェア」を信奉するラムズフェルト国防長官に「守旧派」だの「クリントン将軍」だのこき下ろされ、イラク戦後早々にクビになりました。

が、戦後のスンニ派の蠢動を見るにつけ、戦後安定化の「戦い」においては非政府対象ではあるがケアすべき「重心」があったと考えられる。
それをカバーするには派遣されたアメリカ陸軍はあまりに少なすぎた。
0999JTAC
垢版 |
2019/05/30(木) 18:55:42.42ID:mNTio6G/
マルチドメインオペレーションになり、「重心」の議論はますます複雑になりますが、作戦次元の戦争を行う上で重要性が増すことはあっても減ずることはありません。
クラウゼヴィッツますます健在です。
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