ドイツが賠償金をまともに支払ったのはヴェルサイユ条約締結直後のものを除くと
ほぼドーズ案策定の1925年から大恐慌になった1930年までの5年間だけだった
で、この期間もドイツ自体の国庫からはマルクを出さずに国債を外国に買わせてその金で支払う方式で
国債はアメリカとイギリスがほとんど買ったので事実上ヴェルサイユ条約の賠償金は
アメリカとイギリスの銀行家や資本家が連合国各国政府に支払う形になった

これの債務の支払いをやっと始めたのがドイツ統一後で1990年からになり
債務者がわかっている分は2010年に支払いを終わっていて残りは2020年には無効になるとされている

要するに最近支払ってたのは単に国債の返還で
支払い期間も東西統一まで先延ばしにしてたせいでここまで長くなっただけで
支払った相手も国じゃなくて銀行家とか資本家とかでしかも約100年権利が続いてるグループに対してだけだったわけだ