日本人が潜水艦を手にしてからおよそ110年が経つ
大戦期は世界最大の潜水艦を建造し、運用してきた
戦後15年程度を経て供与品の潜水艦から運用を始め、その後国産に移ったが
小型艦の建造からスタートし、現在に至るのですが
鋼材や溶接技術の進歩による性能向上は勿論ですがそれだけではなく
正にノウハウの塊です。例えば深度が深まるとギーギー音が出るのですが
今は全く出ません。長年の経験から出た技術です。耐圧殻9mで真円との誤差10mm程度に
仕上げる技術は企業秘を通り過ぎて防秘です。潜水艦製造現場技術者の免許期間は
三ヶ月間で、この期間を超えて製造作業に従事しない人は、省指定の免許を再取得しなければ
従事出来ません。図面があれば出来る技術ではありませんし経験工学とも言われています。
簡単ではないのです。