Sルガーは精度とコスパのバランスが取れている+堅牢である事が企業フィロソフィ。
性能は落さない範囲でコストダウンを図れる設計でインベストキャスティング(鋳造)製法を採用している。
Sルガーが二流とされてたのは、まだコルトが良品を生産していた時期の頃の話で、
80年代に品質を落としてきたコルトが90年代に斜陽に入るとSルガーは全米で首位に躍り出た。

一方の雄、S&Wは性能を維持する為には妥協は許さない社是だ。
S&Wは新方式のリボを開発しないのは当然で、120年前に出たKフレの研鑽を続け、所謂チチバンのDAバランスが当のS&Wですら越える事ができないレベルに至ったからだ。
J、L、N、X、Z、のチチバンはKのDAフィーリングに比べるとどうしても設計上(寸法の問題で)間延びしてしまうのだという。
あと、S&Wがライフルを造って来なかったのは、金属薬莢を共同開発した頃の時代のウィンチェスターとの古い盟約から。
(拳銃はS&WでライフルはWinという競合しないという業界の棲み分け)

そんな完成したDAリボを擁するS&Wは思いつきで銃身を下にしたり、奇を衒った様な弾薬を採用したり、タイムプルーフ無しに重い腰は上げない。
(まあオートと軍需はS&Wは昔から弱いけれどね…Sルガーも民需第一だし)