中国の戦闘機、露で酷評

ロシアの第5世代戦闘機「スホイ57」は中国の最新型戦闘機よりも優れていると、ロシア軍のパイロット2人が同国メディアに述べた。
2人の見解では、中国の第5世代戦闘機「殲20(J20)」には、スホイ57や、いずれも米国の第5世代戦闘機である「F22ラプター」と「F35ライトニングU」に類似した、あるいはそれらを完全に模倣した要素が数多く使われているという。

ロシアの第5世代戦闘機「スホイ57」は中国の最新型戦闘機よりも優れていると、ロシア軍のパイロット2人が同国メディアに述べた。
2人の見解では、中国の第5世代戦闘機「殲20(J20)」には、スホイ57や、いずれも米国の第5世代戦闘機である「F22ラプター」と「F35ライトニングU」に類似した、あるいはそれらを完全に模倣した要素が数多く使われているという。

スプートニク日本

2人のうち、ロシアの国際航空ショー「MAKS(国際航空宇宙サロン)」の名誉会長を務めるテストパイロットで、「ロシア連邦英雄」の称号を持つマゴメト・トルボエフ氏は、
「(中国の)全航空宇宙技術の基礎となっているのは、ソ連・ロシアの技術、つまり我々の思想であり、我々の基礎・応用科学だ。
そのため、そこには独自のものは何もない。
もしかしたら、何らかの要素的な基礎はあるかもしれないが」と述べている。

もう1人、ロシア軍のパイロットであるウラジーミル・ポポフ氏は、
「現時点では、彼ら(中国)の第5世代戦闘機は『第4++世代』戦闘機のカテゴリーに分類するのがより正しい公算が大きいが、これが中国の航空産業にとって既に相当な成功であることは認めなければならない」としている。
ポポフ氏は、中国の航空機メーカーが抱える主要な問題として自社製エンジンの欠如を挙げ、中国の第5世代戦闘機について本格的に語ることができるようになるのは、中国による独自の航空用エンジンの開発が完了した後になってからだとしている。

中国は2011年、いずれもロシア製エンジンである「AL−31F」150基と「AL−31FN」123基を取得。
前者は、それぞれ第4世代戦闘機であるロシアの「スホイ27」と中国の「殲11(J11)」で、後者は「殲10(J10)」で使用されている。
https://jp.sputniknews.com/world/201811125573685/