なぜこんな経緯になるのか?

1つは既存機自体が既に候補不足だ
F-22は既存機とはいえ既に生産が中止された機体で改造するには新規開発並になる
後は既に旧式化している機体しか候補しか存在しない
ステルス戦闘機は事実上F-35しかなく既存機候補が最初から不足している

国際共同開発の弱点も最近はわかってきた
もともとは開発費の割り勘と量産効果目的で国際共同開発が推奨されてきたが
実際は要求が違う計画を無理矢理統合すると要求性能が肥大化して開発費が嵩み
更に遅延が発生しやすく機体も複雑化してかえってコスト高になるケースが目立ってきた
マルチロール化の限界が最近になってわかってきた

F-3選考ではこうした世界の戦闘機開発の最新状況が見事に影響している
適当な改造する機体が存在しない、国際共同開発は思ったほど効果がない
自称軍事専門家の世界観が実はかなり古い話だったというのが露呈している
共同開発も既存機改造も実は大してコスト安ではなかった