いずも型改修は政府が説明してる通り陸上基地の補完であって艦隊防空が主目的ではないと見てる

防衛大臣記者会見
日時 平成30年12月18日(11:37〜12:22)
場所 防衛記者会会見室
備考 岩屋防衛大臣閣議後会見
http://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2018/12/18a.html

Q:「いずも」型の改修についてですが、大臣の方に確認ですが、必要な場合に応じてということですが、
  「いずも」型を改修してSTOVL機を運用するという行為が、他のことでは代替えできないということなので、
  その必要性をおっしゃっていたと思うのですが、このあたりをお伺いします。

A:今、周辺国の航空戦力の近代化に伴いまして、従来とは異なって、
  太平洋側を始め、我が国周辺の海空域の爆撃機や空母の活動が非常に拡大・活発化していることは御承知のところでございます。
  南西地域、北方のみならず、太平洋側においても防空態勢の強化が必要であるというふうに考えておりますが、
  御案内のとおり、太平洋側には硫黄島以外に航空機が離発着可能な基地、空港はないわけでございまして、
  そういう意味で「いずも」型の護衛艦にSTOVL機の必要がある場合、搭載できるということになれば、
  太平洋側の防空態勢も強化することができると考えておりますし、
  例えば、戦闘機に緊急事態が発生した場合、飛行場が近くになければ、緊急着陸ができません。
  パイロットの安全を確保するためにも、洋上の「いずも」型護衛艦に離発着できれば
  近くに飛行場が存在するのと同じ効果が得られるのではないかというふうに考えた次第でございます。
  もちろん、南西地域にも空港はあるわけでございますけれども、万が一、南西地域の空港が攻撃によって破壊されたりするような場合には、
  やはり、このような能力を備えておくということが必要なのではないか、という考え方もございまして、
  今回の「いずも」型の改修、STOVL機の導入といった考え方に至った訳でございます。