>>717
> むしろ日本の航空機産業が成長したからこそ起きる変化なのだから喜ぶべきこと
> いつまでも日本が戦闘機のライセンス生産に甘んじ練習機開発だけの時代とは大きく変化する
>
> BTXが採用されるかどうかは知らないが戦闘機自主開発という悲願が達成された後では
> その他の開発案件の扱いが変わってくるのは当然だということ

というよりも、T-X開発・生産の時期がF-3開発・生産の時期と大きくズレるのならばT-X開発・生産も国内主導でやれるだろうしやるべきだが
現実にはF-3開発・生産と大きくオーバーラップする時期になるから、設計開発の要員にしても生産設備にしても両方は難しい
それならば金額的にも技術的にもより重要なF-3に国内航空産業のリソースを集中して、重要度の低いT-Xについては海外に頼るべきという
極めて当然の結論になるだけの話だ

要するに両方同時にやれるようなリソースが日本の航空産業にはないというだけの話
もしもあるのならば、両方やれば良い

それらとは全く別次元のファクターとして、アメリカとの貿易不均衡による米政府からのプレッシャーとそれに対する外交的な妥協策をどうするかという問題もあり
その観点からしてもより重要なF-3の国内主導開発・生産(や民生品であり対米輸出の額の大きな自動車・精密機械の輸出)を守るためには
T-Xを人身御供として差し出してアメリカに花を持たせるのは已むを得ないという判断も有り得る、当然ながらアメリカがその妥協策を認めてくれるとしての話だが

いずれにしてもT-XとしてBTXを採用するという決定は、対米貿易交渉や米軍駐留費負担交渉におけるカードとして、できるだけ高価な形でアメリカに引き取らせることが日本としては重要
間違っても、「日本ではF-3とT-Xとを同時にやるリソースがないからアメリカからBTXを買うしかない」というような考えをアメリカ側に見透かされてはならない