>>618
アメリカ海空軍ともにF-5はMiG-21の想定機(ちなみにMiG-17の想定機がTA-4だった)だったけど、近年は「もう東側の主力もMiG-21じゃなくなってきたかな・・・」というので、空軍ではアグレッサー機もより性能の高いF-16とかF-15とかに交替していった。
同じように海軍/海兵隊もF-16(空軍から借りて運用)とかF/A-18A/Bを使い始める。
冷戦終わったら余剰機も出たしね。

でも、「自分よりも小回りの効く目標と格闘空戦する」という基礎は大切だ、ということで、空軍もF-5はギリギリまで使い続けたし、海軍海兵隊は今もそうしてる。

なお、空軍は実は秘密裏にソビエト製戦闘機の「本物」を入手していたので、基礎訓練ではなく「実地訓練」なら仮想敵機を使う必要はない、っていうのがあって、そのため「MiG-**想定」 の機体が必要な海軍海兵隊よりは有利で、その辺がF-5の運用期間が短い理由でもある。


「本物」は海軍も時々使わせてもらったりはしていたらしいけど。
多種多様な機体と訓練させないとマンネリ化・パターン化するよな、というのは海軍海兵隊も認識していて、海兵隊はイスラエルからクフィール戦闘機借りてきて「F-21」の名前で使っていたりした。

なお空軍海軍海兵隊ともに仮想敵訓練機として使っていたF-5はそれなり以上に手が入れられていて、T-38の部品を使ったり、不採用に終わったF-20“タイガーシャーク”の先行生産部品使ったりしてるので、F-5の素のままじゃないし、騙し騙しメンテして使ってたわけでもない。