>>418
> 対空戦ならわかるけど動きの遅い対潜戦でそこまでのリアルタイム性がどう有効に働くかもよく分からんし

横レスだが
無人機を大量に使えれば1機の有人対潜哨戒機でカバーできるエリアの面積を格段に広くできるし
そのエリアでの敵潜水艦の所在や動きも従来よりもずっと細かく把握できるようになる
更に言えば、艦隊司令部などの陸上基地や国防部局などもリアルタイムで敵の潜水艦の活動に関する情報の全てを文字通りリアルタイムで共有できる

問題はそんなにも多数の無人機を運用する潤沢な軍事費がある国はアメリカ(とチャイナ)ぐらいしかないということだ

もう一つの問題(日本にとってはこちらが大問題)は
チャイナがそういうASW用無人機ネットワークシステムを運用するようになったら海自の潜水艦の展開状況は丸裸にされてしまうということ

しかも無人機の自律性はますます高まることはあっても現状より劣化する可能性はないから
P-8のようなネットワークの中核となる有人対潜哨戒機は不要となり
全て無人機だけの中華ASWネットワークが東・南シナ海だけでなく西太平洋や日本海にも
文字通り四六時中(365日×24時間)展開される時代はさほど遠くない

つまり海自の潜水艦は四六時中、チャイナの無人ASW機網で所在を把握され、
いざ開戦となればチャイナの基地からの指令による無人ASW機からの魚雷攻撃で真っ先に全艦撃沈されてしまう
という悪夢のシナリオだよ

かと言って平時に敵の無人ASW機を撃墜することも不可能だ(領空侵犯でもしてくれない限り)し
日本が開戦のタイミングを決めることはできない
何故ならば専守防衛の国是から日本が先に先制攻撃で戦端を開くことは有り得ない(不可能だ)から
開戦のタイミングは必ずチャイナに決められてしまう
従って、我が潜水艦に対して敵の無人ASW機が牙を?くタイミングは敵が自在に決められることになる

アメリカ(我が国ももちろん精一杯の協力をして)がチャイナを完全に経済破綻させ潤沢な軍事予算を剥奪してしまえない限り
チャイナは確実に西太平洋に上のような無人ASWネットワークシステムを組み上げてしまうだろう

現時点では幸いにも現実化していないが、近未来の日本にとってはこちらが大問題だ