中型戦闘機兼・高等練習機F-0は
空自の仕様に沿ってはいるが、あくまで三菱の戦闘機になる
技本が設計して発注したX-2や装備庁が設計して発注するF-3とはそこが大きく異なる

当然、価格決定権は三菱にあるので、設計もX-2やF-3とは異なって当然。コストを考えて設計されるだろう。

単座のF-0Aの納入価格がエンジン込みで80億円、複座の練習機F-0Bが60億円と決めて(平均70億円)
原価が70%ぐらいとすると、F-0Aが56億円、F-0Bが42億円
残りの30%は開発費と営業費+三菱の利益に折半する

AとBで100機売って、1機当たりの開発費が10億円ぐらいとして
100機で1000億円で設計や試験をしないといけない
開発費が増えれば価格に反映されるので、結局は開発費の半分ぐらいを国が負担するとかそんな工夫が必要

原価50億円のうちエンジンが10億円ぐらいだろうか(F110-IHI-129が13億円ぐらい。F5双発でもそれより安いだろう)
残り40億円で、機体と電装とレーダー・アビオニクスを作らないといけない。結構大変

逆に言うとコスト度外視のF-3がどれだけの価格になるか…