>>603
物にもよるが、ドイツのオッパウでは硝酸アンモニウムを細かく砕くのに、ダイナマイトによる爆破を用いていた。それでも誘爆はしなかった。
1921年の9月21日までは。
安定性を信じて、その日もダイナマイトを使ったところ、4500tの硝酸アンモニウム系肥料が誘爆して、街一つを吹き飛ばす程の大爆発が起きている。

確実な爆破ではなく、偶発的な誘爆はかなり偶然に左右される部分があり、なので爆破物の取り扱い作業者は、その偶然を作らぬように注意を払う。
例えば敏感な信管を扱う時は無線を切り、アースして静電気を除去してから触れる。火気厳禁なんて生易しい基準では偶然を排除し切れない。

また「C4は火にくべても爆破せず、固形燃料として使える」と言われているし事実だが、その状態では科学的にかなり不安定になるのは知られていない。
実は燃えてるC4の火を消そうと踏み消したりすると、その衝撃で爆破したりする事がある。砲弾なども、被弾では爆破しなくても、車両が炎上してるとその限りでは無い。