>>944
>>945で言及されてるが
主翼の構造上の問題

インテークを機首に開口させてエンジンに空気を導くのがいいことは解っていたが
戦闘機というものは速くそして機敏でなくてはならない
ということは空気抵抗がすくないスリムな姿であるべきだ
で、インテークを機首につけると空気をエンジンに導くトンネルが必要になる
コクピットや武装、燃料、脚などのためのスペースももちろん必要なので
ストレートに空気を導くとズングリムックリの胴体の機体になる
なのでこれを避けたくてサイドインテークを採用する機体があった

また、戦闘機に必要な強靭な主翼構造を実現するために
胴体の中を左右の主翼(尾翼)が貫通して一体構造をとるキャリースルーという
手法がある
例えばMiG-15などはインテークを覗くとトンネルの中にこのキャリースルーを構成する
主翼のパーツ(内部翼というべきかベーンと呼ぶべきか)が見えるそうだ
トンネル内にこういう空気の流れを阻害するものがあれば当然空気量が減るので
インテークを太く大きくする必要があるのでスリムな戦闘機からは遠ざかる
キャリースルーを使いたくなければ強度を確保するために別の工夫をするか
低翼配置にするか…中翼配置の空力的優位性を捨てることになる
なのでこれまたこれを避けたくてサイドインテークを採用する機体があった