>>693
> >>691 何をアホな事を。 そんな事したら推力をロスするじゃん。
> エンジンは機体に平行以外あり得ない。

Su-27フランカーのエンジンは機体を上から見て「八」の字になっており
2基のエンジンは機体の前後軸から左右に傾いてレイアウトされている
その理由は、F-14トムキャットのエンジンが機体前後軸に完全に平行なレイアウトにした結果、
片発時に大きなヨーモーメントが発生してフラットスピンを生じて墜落する(映画TOP GUNでの有名なシーン)事故が多発したからだ

エンジンを「八」の字配置にすることで、2基エンジン各々の推力線がF-14式の平行レイアウトに比べて機体重心点の近くを通ることで
片発時に発生するヨーモーメントを小さくし、フラットスピンに陥る危険性を下げることが可能になる

Su-27はF-14と比べて左右のエンジン間の間隔が狭いから片発時に生ずるヨーモーメントはF-14に比べて小さいはずだが
それでも片発時のフラットスピンの危険性を少しでも小さくしたかったのだろう

Su-27がそこまで片発時のリスクに対して慎重なエンジンレイアウトを考えた理由として推察し得るものとしては、
1.ソ連の戦闘機エンジンはアメリカのよりも短命であるが故に片発事故になる確率が高いことと
2.F-14のTF30よりもSu-27のエンジンのほうが大推力だから全く同一のエンジン間隔&レイアウトだと片発時のヨーモーメントはF-14を上回ること
が挙げられる

結論を言えば、Su-27は推力ロスを承知でエンジンは機体前後軸から左右に傾けてレイアウトされているのは事実だから
君の「エンジンは機体に平行以外はあり得ない」というのは間違い

そもそも、推力ロスが絶対に許されないのならば、F-22Aの2次元ベクタードノズルこそ有り得ない
あれは後方からのIRステルス性には優れているが10〜15%程度の推力をロスしているという分析がある
だから、F-3用エンジンの開発ベースとなるXF9-1でのベクタードノズルはF-22の2次元方式でなくSu-35の3次元ベクタード方式で研究開発が進められている

またYF-23のエンジンノズルの配置(機体上部に設置して冷却デッキによってジェット排気を冷やしIRステルス性を向上させている)も
冷却デッキが高速のジェット排気と干渉して大きな推力ロスを生じるので有り得ない