★1941年の新造戦艦、重巡の状況(統計には未成艦も含む)
1941年5月にビスマルクが沈没しており、戦艦の能力に疑問符。
「制空権無きものは必ず敗れている」(航空参謀) 映画「トラ・トラ・トラ!」より

■大日本帝国の計画
☆大和型2隻就役目前。
☆110/111号大和型戦艦
 横須賀工廠、呉工廠で起工されたが、早々と建造中止、1944年末〜1945年完成予定では戦力にならず。
 横須賀工廠で建造中だった大和型戦艦を空母に改造・・・「信濃」。
☆重巡 2隻(改鈴谷型1942年に起工されたが、ミッドウェー海戦大敗で中止)

■アメリカの計画
☆ノースカロライナ級2隻 (真珠湾攻撃時には、大西洋艦隊に実戦配備されていた)
☆サウスダコタ級4隻 (1942年に就役、ソロモン海戦から活躍、大和、武蔵、長門は出撃せず)
☆アイオワ級6隻 (1943年2隻就役、1944年2隻就役、建造中止2隻)
☆モンタナ級5隻 (1943年に計画中止、空母の建造が優先された)
☆アラスカ級6隻 (1944年に2隻就役)
☆重巡36隻(ボルチモア級14隻、オレゴンシティ級10隻、デモイン級12隻)

<日米建艦計画まとめ/軽巡以上/空母を除く>
(●第二次世界大戦中完成隻数、後期計画艦は、日本敗戦により建造中止が多い)
        日本        アメリカ
戦艦    4隻(●2隻)   17隻(●10隻)
大巡                6隻(●2隻)
重巡    2隻(完成0)   36隻(●11隻)
軽巡    6隻(●5隻)   73隻(●34隻、軽空母に改造●9隻)
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超大和型 4隻(マル5、マル6計画/廃案)超大和型戦艦は、1947年から就役予定だった
超甲巡   6隻(マル5、マル6計画/廃案、3万トン級巡洋艦)

アメリカの建造計画は、軍部以外でも普通に知られており、海軍の無謀さを露呈してた。
大多数の帝国臣民は、「長門」、「陸奥」が最強の戦艦だと信じていた。