あと「帝国」が名実ともに「皇国」を打ち負かし攻め滅ぼしてしまうと、皇国内の天龍族もいずれ族滅されそうですしね。

少なくとも帝国の国教である拝石教は只の獣に過ぎない飛龍はともかく、人間と同等ないしそれ以上の知性と寿命と
特殊技能を有する天龍の様な存在を許容するとも思えません。

まだ本編の頃の時代であれば、天龍が束になって抵抗すれば帝国軍と言えども只では済まないであろうから、性急に
攻め滅ぼすような真似はしないかも知れませんが、それより時代が下って数十年後に至ればパワーバランスが逆転
してしまうのは時間の問題です。

我々の時代で言う所のWWTのレベルまで帝国の科学と軍事力が発達すれば、天龍とそれに従う多くの龍族と言えども
火力と物量で圧倒されて敗北は必至であるし、ましてWWUやそれ以上のレベルまで技術が進歩するとますます
龍族の側に勝ち目はなくなります。

作中でも帝国がこのまま勝ってしまった場合、自らの一族の将来を危惧する様な議論とやり取りを坂東一家らも
行っていたし、そんな事態を抑止する為にも天龍族が局外中立の立場を捨てる事は十分あり得るでしょう。