>>979
>「坂東1人で戦局を変えられる」という言葉が意味するものをなぜ考えない?

昨夜は遅かったから途中で寝落ちしましたが、坂東一人で戦局を変えられる手段なら他にもありますね。

例えば飛竜以外にも海龍の集団を洋上で操ったり、帝国領域内に棲む多数の飛竜を使って「爆撃を行わない戦略爆撃」じみた大外道な
手段で帝国本土を蹂躙するとかも。

無論それらは大協約に違反する行為であろうから、書かれず仕舞いだった本編第二部でそんな事を坂東が実施したかは別問題ですが。

それと相手がWWTで登場した最初期の戦闘機の様な低速脆弱な機体ならともかく、WWUのゼロ戦のレベルの戦闘機を相手にするとなると、
飛龍との間に隔絶した性能差が生じますが。

まず飛龍は天龍族の様な超能力を有しない只の飛行型爬虫類である以上、最高速度は100km/hも出そうに無いのに対して、WWUの標準的な
戦闘機なら軽く時速400-500kmは叩き出せます。
ここまで速度差が大きいと、飛龍は敵戦闘機に追いつき捕捉するどころか数の優位を生かしての包囲すら困難でしょう。
固定目標相手の対地攻撃ならまだしも、高速で三次元立体機動を行う戦闘機が相手では、天龍の脳が途轍もなく高度な同時並列処理能力と
空間認識能力を有していないと多数の飛竜を自在に操り戦闘機相手の格闘戦を行うのは至難です。

そして飛龍のペイロードの少なさも大きなネックです。 
本編では精々人間二人しか載せて飛べないし、爆弾を運ぶにしても飛龍三匹がかりでヨタヨタと言う有様でした。
これでは重火器の搭載は困難であるし、重装騎兵の様に飛龍に甲冑を装着するにも重量制限で現実的ではありません。

かと言って素の飛竜は機関砲どころか小口径機銃や小銃弾でも容易に倒せたり飛行能力を奪える脆弱な存在でしか無いし、いかな天龍でも
ゲームみたいに自在に進化させてより高性能な飛龍を作り出すなんて事も出来ません。