>>778
>数百km/hもの速度で行う空戦ではたとえ低高度でもキャノピーは閉めているのが普通だと思っていました

イタリア人は密閉型風防で設計したG.50のキャノピーを外すよう要求し、実際、第2バッチの生産分から外した。
プレキシガラスが摩耗で曇りやすいとか品質が低くて割れやすいとか排ガスがコックピットに溜まりやすいとか理由はあるようだが、根本的にイタ公が密閉型風防が嫌いだった、と。
密閉型風防をモノにする努力よりもイタ公好みの開放型コックピットにするために何種類も試作したそうだ。
そのくせバトル・オブ・ブリテンに派遣されたら寒いのなんのと文句を言ってたが、フィンランド人は輸入したG.50を開放式のまま冬戦争で使っている。

>>773
>いやBf109みたいな飛行中簡単に開けられない蝶番式の機種も多いだろ

メッサーシュミットが設計した以外で横開きの戦闘機って何があったっけ?

>欧州だとスライド式キャノピー機でも閉じっぱなしで空戦してたようだし

閉じっぱなしで空戦するかではなく、飛行中にキャノピーを開く用事があるかないかだろ? 開閉の可否を決めるのは。
スライド式キャノピーであることが無条件で飛行中に風防を開けられることを保証するものではない。
開閉すれば空力特性も失速速度も変わるし、縦横でGもかかるのだから固定方法だって地上の乗り降りだけ心配すればいいのとは話が違う。
できるかどうかは運用要求に従って設計されているかどうかにかかっている。実際、単発プロペラスライド風防でも、現代のスポーツ機では飛行中の開閉が禁止されてるものがある。
二次大戦当時であれば夏場は温室みたいな暑さになるのに空調もないから、開けられるように作ってくれとパイロットが言ってたわけだが。