原潜否定派の根拠と保有派の反論を並べると
@価格が高い
 あくまで通常潜と比較したらの話し(約3倍、2000億円程度)、しかし水上艦、例えば
 いずも型DDHやイージス艦と比較すれば大差無い
 空母型DDHやイージス艦をあれだけ揃えられて、たかが数隻の原潜を保有出来ない
 通りはない
A乗員が確保出来ない
 これも通常潜より多いと言うだけの話、仮に倍(65名→130名)になったところで
 あきづき型の2/3、30FFMの2隻分にも満たない、その30FFMを20隻以上も揃えようと
 言うのに、たかが数隻の原潜の乗員も確保出来ないとはおかしい
B技術的なハードルが高い、原潜のノウハウが無い
 持ってみなければいつまでもノウハウなどは得られない。
 そもそも通常潜と原潜の違いは動力「だけ」である、我が国は原子力についての
 ノウハイや技術者はいる、現在、新たに原潜保有を計画している国々に比べたら
 我が国に無いのは「船舶用」原子炉のノウハウや技術であって原子力・潜水艦技術
 では圧倒的なノウハウがあるる。
 いきなり国産が難しければ1番艦のみ海外から技術導入して(縛りの緩い仏などから)
 2番艦から国産原子炉を目指せば良い
C使用済み燃料や原子炉の廃棄をどうするのか
 原発大国が今さら何を寝ぼけるのか、陸上に多数ある原発と同じプロセスで処分すれば
 いいだけの事である。
D政治、世論、メディアの拒絶反応
 原潜保有は「原子力の平和利用に反する」「将来の核装備にも繋がる」「非核三原則の
 否定」と来る論争は必至

上記ではDが一番ネックで頭痛が痛い問題で、おそらくDは突破出来ないであろうから
この1点をもってして我が国の原潜保有は不可能であると結論付けられる−完−