高効率の石炭ガス化タービン火力発電は日本の独壇場で欧米では色々な面で
参入障壁が高いんで特に欧州勢は日本の高効率石炭ガス化タービン火力発電
を旧来の石炭燃焼蒸気タービン発電と同じ扱いにしてなんとか普及を阻止したい
目論見が見え隠れする、日本の石炭ガス化タービン火力発電は石炭から水性ガス
C+H2O→CO+H2を発生させるので石炭を直接燃やすよりかCO2の発生量が少ない
日本の場合新規の石炭火力建設の場合発電効率42%以上だとだと許可される。

前世紀にドイツで微粉炭を使った石炭ガスタービンを研究してたんだけど従来の微粉炭では
燃焼タービン翼が灰で傷ついて短時間しか運転できなかったのでもっと細かい微粉炭で出来ないか
色々手を尽くしたけど。燃焼タービン翼を傷つけないより細かい微粉炭を作る装置に金が掛かる上
そのようなより細かい微粉炭をどのように燃焼室まで運ぶかで頓挫したらしい。
微粉炭がより細かくなるとより空気と混じりやすくなり僅かな火花でも大爆発するのであきらめた
みたい。