>>134
GCAPが日本の参加によってGlobalになったFCAS APそのものということはようやく理解できたようだが、まだ時系列の理解が甘いな。
23年のものは23年3月現在の情報に基づく22年度の評価と明記されていることからもわかるように、赤評価を受けたからGCAPに走ったのではなく、
GCAPが始まったことで黄から赤になったので因果関係が逆。また、赤の理由も国防相が答弁している。

The right hon. Gentleman asked about RAG—red, amber, green—ratings. If I remember rightly—I will correct the record if I am wrong—one of the reasons
for the red rating was about laying a treaty for the project. That is one of the reasons why we are laying the treaty for the project, and we will
carry on systematically working through any other factors that could be slowing up the programme or causing the rating to be lower.
「RAGの赤・黄・緑評価に関するご質問ですが、間違っていれば議事録を訂正するとして、私の記憶が正しければ赤判定の理由の一つは(GCAP)条約の準備です。
それこそが我々が条約を練っている理由の一つで、我々は計画を遅延させたり評価を下げ得る他のどのような要因も体系的に対処するよう努めていきます。」

つまり巨大で複雑な国際共同開発のGCAPの立ち上げでリスクが高まったという>>94の説明の通り。
根拠となっている22年3月までの情勢を見れば、GCAP条約の草案作りが進む一方、(伊が不満を表明していた)ワークシェア問題から本部の場所ほか
あらゆる面で調整が必要な局面で、戦闘機そのもののコンセプト・アセスメントも同時に進行しているというカオス状態でリスク評価が高いのは当然。
だからこそ条約によって国際共同開発体制をしっかりと確立してリスクを低めるという答弁だが、少なくとも24年末まではまだ色々な協議が続くので、
それらが功を奏するのには数年かかるというIPAによる評価となる。