軍ヲタは「国内開発VS外国機」みたいな単純な対立構造で考えたがるが、FSXみたいな外圧でプロジェクトがどうこうなるのは稀
実際には国内開発案件同士のリソースの奪い合いの方が凄まじい場合が多い

チームテンペストなんかも同じプロジェクト内で予算の奪い合いしたのがテンペスト頓挫の要因の一つ
力があるBAEがやりたい実証事業が研究予算の多くをとり、エンジン開発予算は割りを食った
おそらくイギリス側は実証事業な費用を日本側がかなり多く負担する姿勢を崩さないのだろう
次期戦闘機用エンジンの開発を進める日本にとっては、日本が費用負担してまでやる価値がない
だからスタートできずにエンジン開発が決定的に遅れた

日本が練習機開発をしようとしないのは、次期戦闘機関連やC-2&P-1派生型開発のリソースを割きたくないから
開発費負担は一時的だから何とかなったとしても、人的リソースは急には増えない
T-7&T-4の老朽化が進み、教育体系も変更する必要があるから先延ばしが難しい
次期戦闘機関連やC-2&P-1派生型開発に投ずる人的リソースを割いてまでやる価値が無いと見做されている
だから防衛装備庁も将来練習機に関する研究の類いをやろうとしない
次期戦闘機関連やC-2&P-1派生型開発を万全にする為には余計なことにリソースを割かせないというのが防衛省・防衛装備庁の姿勢
賛否はあるだろうが、何にリソースを割り当てるかは国防当局が強力に統制している