ターボファンエンジンでは無いが、燃料の相変化(極低温液体、気液二相流体、高温気体)まで網羅した、
徹底した数値シミュレーションを行ったLE-9エンジンですら、実機試験段階で未知の共振現象や局所過熱が
発生して、現象の把握と対策に2年以上かかった訳で、新機軸の技術は既存データのDXだけで全ての現象を
把握できる訳じゃないならな。

無論、実機製作の前に実測困難な環境や部位の状態を予測し、可能な限りリスク回避を行えるという点で、
デジタル設計は必要不可欠な手法である事は否定しないけど。