>>937
映画の方は見てないが

国際連合ルワンダ支援団のロメオ・ダレール少将は以前から人員増強を強く要求しており、
ジェノサイドがルワンダ各地で開始された4月半ばの時点にも事態収拾のための人員要求を
行ったが、これらは全て拒否された。
さらに、虐殺が進行している最中に、ダレールは国連本部から"国際連合ルワンダ支援団は
ルワンダにいる外国人の避難のみに焦点を当てた活動を行うよう"指示を受けた。
この命令変更により、2000人のツチが避難していたキガリの公立技術学校を警護していた
ベルギーの平和維持部隊は、過激派フツに取り囲まれている状況であったにもかかわらず、
同施設の警護任務を放棄して撤収した。
その後、学校を取り囲んでいた武装勢力が学校内へ突入し、
数百人の児童を含むおよそ2000人が虐殺された。
さらに、この事件から4日後には、安全保障理事会は国際連合ルワンダ支援団を
280人にまで減らすという国連安保理決議第912号を決定した

ちなみにこれ、ボスニア紛争の影響なんよね
で、ルワンダから引き揚げた兵力で何ができたかというと先述のとおり

ダレール少将は国連から与えられた停戦監視のみを目的とするマンデートを無視して
住民保護を行い、4月9日には国連平和維持活動局本部から「マンデートに従うよう」
指示を受けたが、その後もマンデートを無視して駐屯地に逃れてきた避難民を保護した
しかし、平和維持軍人員の完全な不足とマンデートから積極的な介入行動を行えなかった

ダレール元司令官はベルギーの平和維持軍兵士10人が殺害された件について
ベルギー議会で証言を要求されたが、コフィー・アナン国連事務総長により
証言は禁じられた