因みに測距儀に関しては日露戦争当時の日本戦艦は1903年の開発されたばかりのバー&ストラウンドFA3型合致式測距儀を各艦4基搭載していた この測距儀は7.3km迄有効でそれ以上は精度が下がった この装置の性能から日露戦争では8000mから交戦が始まっている
一方のロシア戦艦は旅順艦隊が1世代前のFA2型をレトウィンザンとツェザーレビッチのみ1基装備、バルチック艦隊がボロジノ級にのみFA3型を1基づつ装備していた また倍率24倍の望遠照準器も1903年に日本は全戦艦に装備したが、旅順艦隊は装備しておらず、バルチック艦隊は出航直前に低性能なものを装備しただけで訓練もできなかった
これらの日露の性能差は大きく戦艦の数で劣るはずの東郷艦隊が終始有利に戦闘を進められた理由の一つだね