>117
>即応機動連隊
>戦闘偵察大隊

構想としては旧軍の騎兵連隊(機械化)や旧独軍の装甲捜索大隊を想定してるのかもしれませんが。実は彼らはそこそこ自動車化歩兵も保有しており先遣部隊としての要地確保などの任務も可能なのです。
なので、その意味では即応機動連隊が当てはまりますが・・・

装甲捜索大隊って、機甲師団にしか編成されてないのですよね。一般は自転車やバイクの偵察大隊やフュージリア大隊。
旧軍の騎兵連隊は後続のナンバーズ連隊の規模が大きいので、後詰として機能できますが・・・

このあたりの違いは、旧軍はあくまでも師団単位が基本であるのに対し、旧独軍では歩兵は軍団単位の運用が基本(師団がユニットにすぎない)という部分もあるかと。
また、戦闘偵察大隊は、解隊した戦車大隊の任務の受け皿、および第7偵察隊の廉価版を各師団/旅団に持たせたかったという構想の折衷案と思われます。

まあ一言でいえば、現在の陸自には大規模兵団による会戦を行う認識および構想に欠けているので、軍政上の都合が優先されていると思われます。
大規模兵団による戦闘はここ数年、米陸軍が慌てて見直している最中(ウクライナ戦争でさらに加速)

陸自は必ず米軍に数年遅れてブームが来るので、そろそろ再検討が始まるころかと。
(増強普通科旅団が、1コ増強戦車連隊に撃破されるという演習結果も出たりしてますし、大規模部隊の戦術の再理解と再教育は喫緊の課題かと・・・)

そうなれば10年後位にはまともな編成が議論されるかもしれませんね
(この時間感覚に半ば絶望)