>>146
>ソ連の首都空挺攻撃は、そもそもアフガニスタンで実践されています。
>また、米軍だってパナマ侵攻やグレナダ侵攻で空挺での空港制圧

ウクライナ戦争で改めて分かったのは、西側とロシアの「空挺作戦」「強襲上陸作戦」に対するリスク計算の根本的な相違。

アメリカの首都制圧を含む空挺作戦は、成功率についてはほぼ100%、その上で死傷者をどこまで許容するか?を閾値とする。
それで、Dデー直前でアイクは悩んだ。30%の空挺部隊の損失を許容すべきか?

一方、ロシアは成功/失敗そのものを「賭けのポートフォリオ」に組込んできます。
それは、冷戦末期の作戦機動群(OMG)の議論でも推測されていたが、今回のウクライナ戦争でも改めて確認した。
(キーウ(空挺)、スネーク島((海兵)、オデーサ(海兵?))
普通に「捨て石」として使い捨てにします。<プーチン・ショイグ・ゲラシモフ

我々が、日本海・オホーツク海で対峙してる相手はこんな「戦略文化」を持っています。
何かの戦略/作戦と連携して、稚内に海兵が上陸してきたり、札幌や場合によっては東京に空挺が降下してきても驚くには値しない。
必要とあらば、一時的な日本の混乱と引き換えに捨て石にします。

よって、例えウクライナ戦争で弱体化した後でも、ロシアの空挺や強襲上陸による奇襲侵攻には必要十分な対策を講じ、それをstrategic comunicationとして発信し、
少なくともゲラシモフに「全く無駄」と認知させることが、抑止のためどうしても、どうしても必要です。

それが、バイデン政権と「なあなあ(ハンター・バイデン)」で怠ったのが「ウクライナの現在」である。
これは、重い課題です。
もはや、 グランツマニアのネトウヨだけでワアワア騒いでいる問題では「ない」。